火の水
白玉醸造合名会社 肝属郡大根占町城元618番地6
Tel 0994−22−0030
ゲットした日:不明、おそらく平成4年頃
平成11年6月中旬、部屋の模様替えで、棚を整理していたら、まだ封を切っていない洋酒(昔カクテルに凝っていたので、ジンやラム等がいっぱい眠っている(^_^; )と共に、この「火の水」が出土してきた。
いつ購入したのか、はたまた貰ったのか、全く記憶にないのである。
白玉醸造と言えば、「魔王」で有名なのだが、そのために買ったとは思えないし、第一その当時「魔王」の存在を知っていたか疑問でもある。おそらく、「鉱泉入り焼酎」の名前に惹かれて購入したものと思われる。
早速、友人のKさんを呼んで、試飲会を開いてみた。
生で飲んでみると、重厚で円やかな味わいなのである。アルコールの持つ刺々しさが全くない。しかも、味わいは芋焼酎そのものであり、「魔王」のように芋焼酎らしさを切り離した焼酎とは全く異なる味わいである。
Kさんがラベルの裏側を見て、この焼酎が平成4年1月17日製造のものであることを教えてくれた。なんと7年間も瓶で貯蔵していたのである。Kさんは「この焼酎の味は、長期貯蔵によるものだから、本当の味を見るには、新しい焼酎と飲み比べてみなければ何とも言えない!」なんて分析していたが、まだこの焼酎を作っているのだろうか?
お湯割りにしても上品な味わいが広がり、旨い。
一般に芋焼酎に関しては、瓶で長期に放置すると、芋のフレーバーが変化するので、新酒の方が旨いと信じられてきたが、アルコール度数が25%に調整された芋焼酎でも、瓶詰めのまま放置しても、結構熟成して円やかな味わいになるようである。
新酒を湯割りにして、芋のフレーバーを存分に楽しむ。はたまた、長期熟成焼酎の円やかな味わいとコクを生で楽しむ。芋焼酎にはまだまだ色んな可能性があり、飲ンベーとしては嬉しくなってくる。