八幡


八幡
      高良酒造    川辺町宮4340   Tel 0993−56−0181
      ゲットした日:平成12年7月20日

  今年6月頃、私のホームページをご覧になった神奈川県の方からメールを頂き、ご自分の愛飲している「八幡」をレポートして欲しいと要請があった。
  宿題を頂けたら、酒屋さんでどれにするか迷わなくて良いと、早速近所の酒屋を見に行ったのであるが、無い! 南薩では有名な「八幡」がないのである。近くのスーパーにも置いていない。これは、川辺まで行かなければダメだな、とちょっと落胆していた。
  海の日に家でブラブラしているのに飽きてしまい、午後温泉とサウナにはいるために加世田市内山田のスーパー「サザンウイン」に出かけた。カミさんが買い物している間に私は風呂に入り、冷房の効いたスーパー内で風炉上がりのビール飲みながらカミさんを待つのが常である。
  #信じられないぐらい長い買い物でしょう。私は到底付き合いきれないのですよ。(^_^;)
風炉上がりにスーパー内の酒屋を物色していたら、なんと念願の「八幡」があった。缶ビールと共に速攻でゲットした。
  川辺町には酒造所が「八幡」高良酒造「さつま寿」尾込商店の二つあり、古くから町民に広く愛飲されている。そして川辺での酒席では必ずどちらかが出るが、両方ともかなりグレードの高い出来映えであり、私にはどちらがどちらとは判別できない。おそらく水が抜群に良いせいではないだろうか。
  しかもこの「八幡」は量販品には珍しく瓶仕込みである。昔ながらの伝統をかたくなに守る姿勢とシンプルなラベルに好感が持てる。
  生で飲んでみるとまろやで味わい深いがややピリピリ感が舌に残るような感じがする。これをさらに割り水をして一晩置くと、水に良く馴染み滑らかな味わいで、氷を浮かべると夏向きに楽しめる。
  お湯割りにすると、ふくよかな味わいで芋焼酎独特の甘味が引き立つ。「やはりなんと言っても芋焼酎はお湯割りが一番!」と伝統的な飲み方に満足させられる逸品である。
  高良酒造は他にプレミアム系の「田倉」を世に出しているが、そちらの記事も参照して欲しい。

 

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