さつま五代


          山元酒造(株)      川内市五代町2725
                   Tel  0996−25−2424
          ゲットした日 : 平成13年10月3日 

  
さつま五代
  「さつま五代」山元酒造の主力銘柄で、川内を始め県下一円で愛飲されている.
TV-CM等にもよく出てくるので県内では有名銘柄の一つと言えよう。
  銘柄名の「五代」であるが、小生はてっきり幕末薩摩藩輩出の大阪商工会議所初代会頭「五代友厚」候を忍んで命名された物と誤解していた。 と言うのも小生の叔父が旧大阪高商(現大阪市立大学商学部)を受験したとき、口頭試問で五代友厚について聞かれたらしいが、「私は幕末の英雄は西郷隆盛が一番と思っています。」なんてボッケ(大胆)な返答しか出来ず顰蹙を買ったらしい。 そのせいで不合格になったかどうかは定かではないが、それ以来試験という物が超苦手な小生としては「五代」という名称に畏敬の念を憶えたのは事実である。
  山元酒造のホームページによると、・・・新田神社の守護神である五大尊明王の「五大」が転化し、この地はやがて「五代」の名称で親しまれるようになりました。この「五代」の名に因んで命名された焼酎「五代」。ロマンあふれる銘酒誕生の歴史です。・・・、となっている。 まあ、かなりの誤解があったが、銘柄名には焼酎好きの琴線をくすぐるロマンがあったわけである。(^_^;)

  生で飲んでみると、軽やかな芋の薫りが立ち、口の中でまろやかな甘味がパ〜ッと広がる。 後味も爽やかで生でもゴイゴイ行きそうである。
  ロックにすると飲みやすくはなるが、生で感じたまろやかな甘さがやや減退するような気がする。
五代と水溜漬け物  お湯割りにすると、華やかな薫りと共に軽快でふくよかな甘さが引き立つ。 後味にもサッパリとした旨味が広がっている。 肉などの結構脂っこい料理にもよく合いそうな味わいである。
  あらかじめ5:5程度に割り水したものを黒ヂョカで燗すると、お湯割りより柔らかさが出てくるような感じで旨い。

  この焼酎は個性という面では若干物足りないと感じる向きもあるかも知れないが、毎日気軽にダイヤメをする焼酎としては、甘口で精神及び肉体の疲れを癒し、なおかつどの様な料理にも合い、食卓を愉快にしてくれそうである。  薩摩の風土に合致した、飽きの来ない秀逸な味わいと言えよう。 あらゆる飲み方を想定して送り出された焼酎と推察するが、個人的にはやはりお湯割り系統がお薦めである。

   
     挿入写真のショケ(肴)水溜食品ピロ包装お新香1個1個一口サイズに包装されているので、手軽。アウトドアーにも最適。

                             平成13年10月14日記載