◆ BOAT (ボート)
結局ボートは船底がFRPで本体はインフレータブルチューブというちょっと変わったボートを購入する事にしました。ボトムがFRPなので走行性はとてもパワフル、更にインフレータブルの静止安定性を兼ね備えているので安心して乗っていられます。このボート(HBシリーズ)の上位艇は救助艇・作業艇として官公庁等で実際使われているようです。
通常ミニボートの用途はフィッシングが9割以上を占め、FRPでイケス付きというのが最も多いパターンではないでしょうか。しかし、購入した時点では「釣りもやってみようかな」という程度だったので安全性を最優先しました。

◆ OUTBOARD (船外機)
私の選んだボートの最大搭載馬力は15PSで、メーカーはホンダを選びたかったのですがが、ホンダの船外機シリーズの中で15馬力と5馬力のみデザインが角張ってて古い印象を受けた為今回は見送る事にしました。
エンジンのタイプが4ストロークという事とデザイン・色にこだわりヤマハに決定。
(ヤマハのモーターサイクルエンジンに乗った事が無かったというのも要因の一つかも)
ヤマハの船外機は他メーカーの同馬力エンジンと比較した時、重量はちょっと重いが排気量が大きくトルクがあり、きっといいだろうと思い購入する事にしました。  ― 船外機写真 ―

ボート釣り便利帳(秀之氏)のホームページにいけば、船外機重量比較表があります。

※ 購入後、2・3ヶ月経ってボート誌のバックナンバーを色々と取り寄せていたら、2000年に出た「マイボートは車に積んで」にミニボートのインプレッションが多数載っていました。それによると「湘南高圧タンク工業」のパーフェクター13(FRP艇13f)という船の評価が高く、写真で見ても確かに格好いいし、候補に入れるべきだったかも知れません。

※ カートップできないので候補には上げていませんが、個人的に保管スペース・運搬等の問題がクリア出来ればマリンモーターのNEO374シーボーイがコストパフォーマンスに優れ、かなりいいと思いました。


購入リスト(ボート)
品  名 メーカー 型 名 個数 購入日 購 入 先 写真
ボート Achilles HB-340 1 2001/ 6/29 セイブマリン pic
船外機 YAMAHA F15AMH 1 2001/ 6/30 セイブマリン pic
コンソール一式 ※ TERHI MicroFun用 1 2001/ 6/中 ヨッティングワールド pic
ハンドルボックス アカシヨット A-13 1 2004/ 3/ 4 ケィ・ティー・マリンサービス pic
ゼネレ−タ関係一式 YAMAHA 1 2005/ 4/11 パンドラ
電装関係一式 YAMAHA 1 2005/ 4/11 パンドラ
スターティングモータ YAMAHA 66M-81800-01他 1 2005/ 4/11 パンドラ pic
リモコンアタッチメント YAMAHA 66M-28107-90 1 2001/ 7/14 マリンオンラインショップ
リンクアームキット TELEFLEX SA 27361 1 2001/ 6/中 海遊社 pic
スペーサー YAMAHA A00-61312-01 1 2001/ 7/26 マリンオンラインショップ pic
ステアリングガイドアタツチメントキツト YAMAHA 63V-61350-00 1 2005/ 4/11 パンドラ pic
リモコンボックス YAMAHA 701-48101-11 1 2001/ 6/30 マリンオンラインショップ pic
リモコンケーブル YAMAHA 701-48310-60 2 2001/ 6/30 マリンオンラインショップ
スロットルアーム YAMAHA 701-48261-20 1 2001/ 8/ 2 パンドラ
プロペラ YAMAHA 683-45941-00-EL 1 2001/12/28 パンドラ pic
ガソリンタンク Dinghy-Mate 3-Gallon 1 2004/ 3/15 BotersWorld pic
アタッチメント YAMAHA用 1 2004/ 3/25 海遊社 pic
スタータースイッチ 1 2005/ 4/21 Yahoo AUCTIONS pic
タコメータ TELEFLEX Sportsman 1 2005/ 4/27 マリンUSA pic

上記の組み合わせで通販にて購入。ボート到着前に運送会社から電話があり「荷物2階まで上げるんですか?」と問われた際「はい、お願いします」と軽く返答。着いてびっくり、重い・動かない。やっとのことで2階まで上げ、引きずってベランダまで移動。何とか部屋に入れましたが大きさでいうと軽自動車を家に入れたような感じ(幅は普通車並)。とは言うもののボートが家に入るのがすごい。カートップ(ミニ)ボートで良かった。通常作業(艤装)をしないときは立てかけておきます。賃貸マンションですが、吹き抜けになってるから部屋の中に立てかけられるんです。船検を受けたらもう部屋に入れる事はないでしょう。
◆ ヤマハの船外機をインターネットで見ていた時は、塗装がつや消しにしか見えませんでしたが(他メーカーは感じがつかめた)、実物は鮮やかなメタリック塗装で大変満足。大正解!
※ コンソール一式 内訳:コンソールボックス、ウィンドシールド、ステアリングホイール、メカニカルステアリング(ケーブル・ヘルム・ベゼル・サポートチューブ・ボールポスト)
上記のリモコンボックスの型番は船外機(YAMAHA F15AMH)に対して間違った選択ですのでご注意ください。部品は一式または対で、そして同じ店で買うのが一番です。
◆ 2004/3〜 コンソールボックスを汎用品へ変更しました。
◆ 2005/4〜 セルスターターを取り付けました。
同時にステアリングガイド(アーム)を純正にしました。(ピッタリです。最初からこれにすれば良かったです。ヤマハの15馬力以下はリモコンモデルがないので、純正はないものだと勝手に思い込んでいました。)


購入リスト(ボート用品)
品  名 メーカー 型 名 個数 購入日 購 入 先 写真
法定備品 Achilles SS-4(4人用) 1 2001/ 6/30 セイブマリン pic
ライフジャケツト H.H 40-50 50-60 2 2001/ 6/中 海遊社 pic
ディンギードーリー Pelican CAT.NO.300 1 2001/ 6/30 マリンオンラインショップ pic
ミニシート 1 2001/ 6/30 マリンオンラインショップ pic
エアーポンプ KOSHIN MO-200 1 2001/ 6/30 マリンオンラインショップ pic
パラシェード REGAR PA-2000 1 2001/ 6/30 マリンオンラインショップ pic
船外機スタンド URA扱い 30馬力まで 1 2001/ 7/ 6 マリンオンラインショップ pic
フラッシュキット 70馬力まで 1 2001/ 7/中 海遊社 pic
スチールバー TERZO EB6 1 2001/ 7/中 AUTOBACS (キャリア)
ステンレス製フット TERZO EF11BL 2 2001/ 7/中 AUTOBACS (キャリア) pic
ボートローラーセット TERZO TP51 2 2001/ 7/中 AUTOBACS (キャリア) pic
ウェダー 阪神素地 W88K 1 2001/11/ 3 ニシムタ(冬・スロープ用) pic
ハンディ GPS GARMIN eTrex CAMO 1 2001/12/13 アイ・ディー・エー pic
アンカー マッシュルーム型 1 2002/ 2/26 鹿児島フィッシング pic
サワーサンダル mont-bell Sサイズ(直履き) 1 2003/ 7/31 mont-bell(夏・スロープ用) pic
アルミ製ボートフック 2段式 1 2003/ 8/12 Sea Marine pic
EVA防水クッション SHIMANO ZB-051X M 2 2003/ 9/13 ナチュラム pic
シーアンカー PLASTIMO Sea Anchor U 1 2004/ 3/25 海遊社 pic
魚探 FURUNO LS-4100 1 2004/ 7/30 Boaters World pic
ハンディビルジポンプ SEACHOICE 1 2004/ 9/23 Yahoo AUCTIONS pic
ライフジャケット(手動膨張式) YAMAHA DARK GREEN 2 2004/ 7/14 Yahoo AUCTIONS pic
レインジャケット Daiwa GR9106 1 2004/11/10 Yahoo AUCTIONS (代用防寒着) pic
ライフジャケット(手動膨張式) OCEAN LIFE BEWAVE(BLACK) 1 2004/11/18 turibune pic
デジタルタコメーター 追浜工業 PET-2100DX 1 2004/04/11 パンドラ(メンテ用) pic

◆ ドーリーはアメリカ製でプラスチック。計って取り付けたのですが、ボートの重みで右側の車輪が傾いてます。3回目の出船で車輪の軸が外れ曲がった為、ステンレスの軸に変えました。その後、傾きは変わりませんが、スロープ(コンクリートで多少段差あり)を使用する上で特に問題は出ていません。
◆ ミニシートは小さいですがホールド感もよく、クッションなしでもRVボックスの上に取り付けている為、ボックスの蓋が板サスのような働きをし、波のある日でも痛くなりません。
◆ 船外機スタンドについては、通常15馬力までというスタンドは2ストローク用(40kg以下)で、4ストロークの場合ワンランク上のスタンドを使用しないといけないようです(多分、しかしデカイな)。でも無いとメンテの時に困るし・・・普段船外機は車に積みっぱなしです(重くて動かす気がしない)
◆ キャリアのボートローラーについては買って良かったと思います。慣れてくるとかなり楽に乗せれるようになりました。(船体重量63kg)

■ 船を出す時の手順1 (カートップ編)
自宅:空気を抜いて縛ってあるボートを車のルーフに積み込む
出航:ボートを降ろし空気を入れ準備 (コンソール・リモコン・燃料・タックルをセット)→ 出港
帰港:帰港(分解及びボート他洗浄)→ 空気が入った状態でボートを積み込む → ルーフ上で空気を抜いてからボート自体を縛る → キャリアとボートを縛る
自宅:ボート自体は縛ったまま駐車場に立てる(吊るす)(本当は屋内にしまいたいが場所がない)
駐車場に寝かせた時

■ 船を出す時の手順2 (トレーラー編、2003/8〜)
自 宅 -- 20km以上 -- 漁 港 -- 20km以上先 --実 家
自 宅 -> 実 家 -> 漁 港 -> 実 家 -> 自 宅
出港:インフレータブルに空気を入れ、一部荷物を積み込む -> スロープに移動しボートを降ろす
帰港:ボートをトレーラーに載せる → 駐車スペースへ移動 -> 洗浄 -> 空気を抜いて縛る


ボートインプレッション

船の大きさ・重さに対して結構出力があるため、アクセルを一気に倒し込むとバウが勢い良く上がり、直ぐに滑走状態に入ります。(滑走したらアクセルをある程度戻す)
ボトムがFRPというのもあって凌波性は優れていると思います。湾内というのもあり快適にクルージング出来ます。ただ波がある時は船が軽いためかジャンプしてしまい、多少着水時に衝撃を受けます。(特に前席は辛いものがあります。操船は立って出来るのでそこまでないのですが)
基本的にインフレータブルボートは静止安定性が売りなので、少々の波でも安心して立ったまま釣りが出来ます。
旋回は20ノット近くまでは若干テールが流れるものの安定してます。20ノットを超えると舵操作も慎重にやらなければなりません。
インフレータブルボートの後進は教習艇と比較した場合比べ物にならないくらい難しいです。はっきり言って真直ぐ後進させられません。後進中にほんの少しだけ向きが変わっただけでクルッと回ってしまいます。後進は余り使わないからこの特性が逆に便利な時もあるんですけど...。
上記に「船が軽いため」と書きましたが、実際持つとなるとめちゃくゃ重いです。写真で見ると軽そうなのですが・・・ゴムもしっかりしていて触ると重い理由がわかります。お金はかかってしまいますがオーバースライダー等のカートップ積載装置とかボートランチャーを準備した方が無難でしょうね。


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