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孤独感を味わう

No.253(2023.11.18)


私的事情により更新が滞っていました。
久しぶりの更新なので今一つな内容になっているかもしれません。

その間は東京の実家で過ごしていました。
結果として田舎に移住後としては最も長い実家暮らしになりました。

早朝の散歩はいつも通り続けていました。

育った場所であるのに、どこを歩いても懐かしさはありません。

町並みは著しく変化して昔の面影は皆無です。小中の母校も校舎が建て替わっていて、かつての姿を思い出せません。

人口密度は田舎よりはるかに高いのでしょうが少子高齢化のためか住宅地では日中でも静かなものです。

静けさが好きな私ですが、自然に囲まれた静けさとは似て非なるものだと帰京するたびに感じています。

今回の帰京で初めて気づいたのは田舎と都会での孤独感の違いです。

当地で毎朝誰も歩いていない山道を一人行く時に感じる孤独が日常になっていて、しかもその状態に私は常々心地よさを感じています。

一方都会の雑踏や電車内、混雑した駅のホームなどで居心地の悪さを伴った孤独を感じるようになった自分を今回意識しました。

自身がすっかり田舎者になった証左であるならそれもよし。都会には住みたくないという自覚が確固たるものになったようです。

東京に行く楽しみは旧友と再会することに尽きると実感しました。


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