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字引く書

No.252(2023.05.25)


今でも使われているのでしょうか、語呂合わせで英単語を覚える方法は。
dictionary=辞書を「字引く書なり(ディクショナリー)」と、まるでダジャレのように記憶するのです。発音と意味を併せて覚えられる点が秀逸ですね。

ということで、辞書のお話です。

ネットであれ紙媒体であれ、文章を読んでいて意味が分からないことばや読めない漢字があった時にはスマホやパソコンで調べることが私の習慣になってしまっていました。
意味はスマホ検索で読めない漢字はWindowsパソコンのIMEパッドに書き込んで、と。

てっとり早いものの、その場限りですぐに忘れてしまうことが気になり始めました。
やがて、もしやスマホ痴呆症の初期症状か、と不安になってきました。

そこで一念発起し、パソコンのデスクトップならぬリアルの机上をかたずけました。
そして机上奥の本棚に各種辞書を並べました、即座に使えるように。その数11冊。

大きなものでは高校入学時に購入したと記憶している広辞苑並びに大辞典。(苦笑)
経年劣化しているものの使い込んだ感皆無。(汗)
なんてったって腱鞘炎になったら片手で持てないくらい大きくて重いんすから。(言い訳)

比較的最近備えたものとしては、ことわざ辞典、四字熟語辞典、類語国語辞典などなども。

準備万端整えて、今後はよっぽどのことがない限りネットには頼らない、と強く決意した私。

いざ始めてビックリ玉手箱(古っ)

いっけねぇ、漢和辞典の引き方を忘れちゃってるぅるぅるぅ。(笑)

情けない話ですが、使い方を思い出してかつスムースに引けるようになるまでに少々時間を要したことを告白します。

一応順調にことが運ぶようになってから数か月が経過しています。
最初は面倒くさいと思うこともあったものの、ひと手間かけて苦労の末に求めるものが得られた際の小さな達成感は、ネット利用時にはなかったものです。

辞書引きの効用だと断言はできませんが、直前に考えていたことを忘れてしまう突発性健忘症の発症頻度が下がったと感じています。

さあ、スマホ痴呆で「生き地獄」に落ちないように、せっせと辞書を引いて「生き字引き」を目指しましょう。(なんのこっちゃ)

walking dictionary=生き字引き、物知り


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