2005年1月分

音楽雑記帳

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1月29日(土) 本生と調整

このコーナーで振り返ってみると、ARISTA ALL STARSのライヴ盤CD「BLUE MONTREUX」を聴くのはなんと約1ヶ月ぶりなんですね。

今度は自宅で(カーステレオと比べればはるかに)良い音質で鑑賞しました。

当初は雑誌を読みながら(本当は私が嫌いな)BGMとして聴くつもりだったのに、それを許さない緊張感あふれる熱演のため読書は中止。

ドラマーが、スティーブはスティーブでも私の敬愛するガッドじゃなくてジョーダンなので、ドラム演奏に気をとられることなくソリストの音に集中できます。

トニー・レヴィンがスティックを演奏する際にけっこう暴れていることにも新たに気が付き何だか嬉しくもなりました。

で、これはもう続編も買うしかない、と決断するに至りました。

当サイト掲示板へのある方の書き込みがきっかけで、以前に友人がWOWOWで放映されたこの時のライヴ映像をCD-Rに焼いて送ってくれていたことを思い出したので、そちらもちょい見直してみました。

2日間行なわれた演奏を集約してあるのでテイク違いの楽曲もあるようです。

が、そうではなくて後にスタジオで手を加えて編集していると思われる楽曲もありますねぇ。

聴くのがその場限りの生演奏と、繰り返して何度も聴くCDでは聴こえ方も違ってきますから、まあ当然の処置だと言えるでしょう。

生で聴けば迫力で圧倒されるような演奏でも、繰り返し聴くとなると冗漫に感じられることもありますから。

それにしても、手を加えたことを感じさせない手直しの技はさすがです。

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1月25日(火) カントリー音楽拒絶反応

先日(来日公演とは関係なく)なんとはなしにイーグルスのCD3枚を続けて拾い聴きしました。

実は彼らのヒット曲はもちろん聴いていたもののアナログ盤を1枚も買ったことがなかった私です。

じゃあなんで彼らのCDを3枚ももっているのかを思い起こしてみました。

これら3枚を買ったのはちょうどアナログ盤からCDに代わる時期でした。

その頃のCDは、国内盤とアメリカ盤で相当の価格差があったのでした。

アメリカ盤を現地で買うと当時の為替レートでは国内盤よりも激安になったのです。

またアナログ盤のCD化も向こうの方が先を行ってましたし。

で、アメリカ合衆国在住の姉に頼んでかなりの枚数のCDを購入、送付してもらった中に含まれていたのでしたっけ。

その安さならついでにイーグルスも、ってなノリでした。(ファンの方スミマセン)

聴いたのは「呪われた夜」、「ホテル・カリフォルニア」、「ロング・ラン」の3枚のアルバムから、ヒットしたりポピュラーになった楽曲数曲ずつです。

さすがに初CD化された時の音質なので「ヌペッ」としてました。(苦笑)

なんで昔イーグルスにはまらなかったのかを聴いていて思い出しました。

カントリー音楽臭が鼻についたからです。

今はかなり免疫ができましたが(笑)、私はもともとカントリー音楽を大嫌いだったんです。

ですから当然映画「ブルース・ブラザース」は大好き。

この映画の中では、カントリー音楽を愛好するのはどちらかというと頭のよろしくない白人連中という風に描かれていました。

彼らのスタイルをステージで真似て黒人音楽の楽曲を歌っていた頃のフィル・コリンズのインタビューを某漫画誌で読みました。

ジョン・ベルーシとあなたは似ていませんかときかれた彼は、「私は彼のように下品ではないけどね」、と応えてましたっけ。

それを読んだ私は、それまでより少しフィルが嫌いになったとさ。(苦笑)

おっと閑話休題!

どうせイーグルスを聴くんだったらもっと良い音質で聴きたいねぇ、と連れ合いと話し合いました。

その後、でもベスト盤でいいわ、と意見の一致をみました。(あるのか?)

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1月15日(土) よく見ろ!>俺

いやぁ~相変わらずの早とちりな私でした。

というわけで、前々回の「ABC作戦」に関する訂正・補足です。(苦笑)

えぇ~、アルファベット順にいきまして、アバに関しては特に問題無ス。

で、次にビージーズのベスト盤ですが、よく見たらアマゾンの名盤セレクションのポップ・ロックの中にアバのそれと一緒に載ってました。(失敬)

2枚組という構成でレヴューを読むと選曲もまずまず良いようで、私にとっても購入候補作であります。

最後にカーペンターズについての恥ずかしミス。(汗)

楽曲「イエスタディ・ワンス・モア」が収録されているアルバムのタイトルは「ナウ&ゼン」でした。

それからアマゾンのおすすめに登場した彼(女)らのベストものの5.1chとはハイブリッドで収録されているSACD仕様の方だったんですね。(当たり前)よって私は聴けません。

オリジナル音源に兄リチャードが色々と手を加えたらしく、レヴューを読むと批判的な意見も多いようで。

彼(女)らのベスト盤としてモアベター(合掌 to 小森のおばちゃま)な作品をその後アマゾンでみつけました。

買うんだったら昨年発売された輸入盤(2枚組)のこちらの方を選ぶでしょう。

ということで、新春早々どうも失礼しましたぁ~。

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1月12日(水) 落胆、のち興奮

昨年末に調達しておいたCD2枚を続けて聴いてみました。

まずはレイジ・アゲインスト・ザ・マシンが好きだった私が、彼らの解散後気になっていたzack de la rocha氏の新曲が収録されているという作品。

阿呆で間抜けではないらしいマイケル・ムーア監督の映画「華氏911」に触発されたアーティスト達の楽曲を集めたという「SONGS AND ARTISTS THAT INSPIRED FAHRENHEIT 9/11」です。

さっそく4曲目に入っている氏の「We Want It All」を選択して再生!

むむむっ、、、おっ、面白くない、、、

はっきり言って、期待したほどではありませんでした。

レイジのファンだった方はこの1曲のためにこのアルバムを買わないように。

で、他の曲を聴く気も失せてしまいましたので、次へ。

1979年に発表されたjean-luc pontyの「LIVE」です。

エレクトリック・ヴァイオリンに特に思い入れのない私がもっている彼の作品は「ENIGMATIC OCEAN」1枚だけです。

そんな予備知識に乏しい私が聴いても大いに楽しめ、かつ思わず興奮してしまった演奏が展開されております。

バックミュージシャンは知らない人達ばかりなのですが皆さんお上手で、音楽のツボを心得ているという感じを受けました。

この時代のフュージョン(ジャズ・ロック?)特有の複雑に構成された楽曲だったりするものの、深刻さというよりは明るさ奔放さを感じさせてくれるのは彼の人間性によるのでしょうか。

こちらは聴けて良かったという、買ったことを後悔しないですむ作品でした。

一勝一敗か、なっ。

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1月11日(火) ABC作戦決行さる、のか

ずいぶん前に某新聞のサイトで「ABC作戦」というものを知りました。

何でも音楽CDの売上がふるわない時に業界が仕掛けるリヴァイヴァル・ブームのことで、名前の由来はその主役となる3つのグループ名の頭文字を連ねたものだそうです。

そのグループはといいますと、アバ、ビージーズ、カーペンターズの3つです。

なるほど毒気のない組み合わせであります。

私もかつてアバのベストもののアナログ盤をもってましたし、カーペンターズのアルバム「イエスタディ・ワンス・モア」だったかも同じくアナログ盤でもってました。

ビージーズはなぜかアルバムを買ったことがなく、「アイ・オー・アイ・オー」だとかいったちょっとキワモノっぽいシングル盤を買ってました。

確かにこの3グループとも数多くのヒット曲をはなってますし、同時代に聴いた人達はそれらの楽曲を聴くと思い出がよみがえるでしょう。

そうそうそれからこの「ABC作戦」っていうのはそれらの楽曲をテレビCMやテレビドラマのテーマ曲に用いるというタイアップ手法もとるんでした。

でぇ~、実は私もこの手の音楽嫌いじゃあないんでさぁ~。

先日なんとはなしにアマゾンで名盤コレクションだかセレクションだかをクリックしてみたらアバのベスト盤が出てきたではありませんか。

買ってみたくなる私。

さらにアマゾンおすすめCDの何十番目かには5.1chリミックスという(本当か)カーペンターズのベスト盤が登場す。

偶然か。

これまた聴いてみたくなっている私。

ビージーズのベスト盤は何か良いのがあるのだろうか。

いやぁ~、ヒット曲として何度も聞かされ聴き続けていると愛着がわくもんですなぁ。

商業音楽って、本当に恐ろしい素晴らしいですね!

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1月9日(日) 喜喜「危機」聴き比べ

李も桃も桃の<ピシッ!

裏庭には二羽庭には二羽鶏<パシッ!

というわけで(失敬)、yesのボーナストラック付きリマスターCD「危機」をアマゾンのここで昨年末買っておきました。

本日それを既にもっている初CD化されたものと聴き比べてみたわけです。

といっても実際に聴き比べたのは最初に収録されているタイトル曲の冒頭数分間の部分だけなんですが。

そこだけ聴いてみても明らかに音は良くなっているし、また音量もかなり大きくなっていました。

で、わざわざ古い方の音質が劣っていることを楽曲ごとに確認する手間を省きました。

青春時代にアナログ盤で数え切れないくらい聴いた作品ですが、今聴いてもやはり良いです。

十代の時に初めて聴いて衝撃を受けた作品ですが、もしこの歳で初めて聴いたらどんな印象をもつのだろうか、という想像がつきません。

感性は年齢とともに変化(劣化)するのだろうか、それともそれまでに聴いた音楽の量で以後新鮮味を感じるかどうかが左右されるのか、また名曲と名演をどう聴き分けているのか、などなどと色々考えてしまいました。

まあ難しいことは言わずとも、彼らのファンならもっていても良いでしょう。

ボーナストラックのうちシングル盤バージョン2曲はおまけですね。

で残りの2曲のボツトラックはといえば、、、

アマゾンのレヴューではそれらを「興ざめ」としている方もいました。

私としては、彼らも超人ではなく普通の人達なんだ、と親近感をおぼえました。

としておきます。

気になる方は、買って聴いてみましょう。

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1月8日(土) いい人なんだけど

さる4日にほろ酔い気分で見たDVDは、james taylorの「LIVE AT THE BEACON THEATRE」です。

私は特に彼のファンというわけではなく、初期のアルバム数枚しかちゃんと聴いていません。

が、もしもアメリカ合衆国にまだ良心というものがあるのなら彼の声質こそがそれを体現している、という偏見をずっと勝手に抱き続けていたんです、別に根拠はありませんが。

うぅ~む、やっぱり彼は歳をとっても良い声だし、バック演奏&コーラスも素晴らしいです。

そこで連れ合いの一言、「なんかみんな同じような曲調だね。」。(汗)

たっ、確かに、、、

「でもこれこそが彼の持ち味だし良い人柄が音楽にもにじみ出てるよね。」っと私の弁解。

さらに数曲経過後。

連れ合いの追い討ち、「これだったらDVDじゃなくてCDでいいんじゃない。」。(冷汗)

そっ、そうかも、、、

この作品が収録された1998年の時点で彼の頭髪は激減しているし(失敬)加齢で痩せ気味な面持ちは悪魔っぽくも見えてしまうのだった。

以後彼の世界に今一入り込めないまま飲みかつ見続けた私。

見所を見失ったのか全然記憶に残ってない。(泣)

いい人って、どんな人なんだろうか。

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