喜界島のオカヤドカリ:どんな生き物?
喜界島には天然記念物に指定されているオカヤドカリが
多く生息しています。
オカヤドカリは,文字どおり,陸上に住むヤドカリですが,
繁殖期には島内の海岸に集合して,繁殖活動をします。
普段は,落ち葉や石の下などに隠れています。
雑食性で,いろいろな植物や,動物の死骸などを
食べているようです。
ヤドカリというぐらいですから,殻を背負っているのですが,
その殻も,海の貝殻だけではなく,喜界島のオカヤドカリは
上の写真のように多くの個体が,カタツムリの貝殻を背負っており,
時には下の写真のように,プラスチックのキャップを
背負っているヤドカリもいます。
オカヤドカリの生活史
オカヤドカリは,雄と雌がおり(あたりまえですが),
6月頃から8月頃までが繁殖期になります。
雌の殻の中で卵がふ化し,ゾエア幼生を,海に放します。
海中でゾエア幼生は変態し,グラウコトエになります。
海に放たれてから約2週間で,グラウコトエは小さな貝殻を背負って,
早朝の海岸に上陸します。
その後はずっと陸上で生活し,繁殖の時期になると海岸線の集合地に
集まって,繁殖活動を行います。
繁殖活動についてはNo.2 で
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*喜界島のオカヤドカリ:No.2
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