2001.12.23(日) 熊本県県民総合運動公園

 私が応援しているヴォルカが参加できなかった地域決勝大会。負けたチ−ムのサポ−タ−が見に行くというのも、なんか引け目みたいなものを感じてしまうのですが、考えすぎでしょうか。しかしせっかく近くで開催されているのですし、宮崎と大分の応援の御手伝いでも出来たらと思い、3日目の23日のみ観戦に行く事決めました。

 場所は10月に行った大津運動公園のすぐ近く。やはり今回もかなり早めに到着した私は、いつも通り園内を軽く散歩。車ですこし走った所にあった吉野家で食事を済ませ、しばらく車の中でぼ〜っとしていました。暇を持て余した私は園内をぐるっと見て周り、試合会場の一つであるKKウイング前まで到着。外から見ても素晴らしいスタジアムです。今日の試合は無料なので、KKウイングも早い時間から入り口が開いており、まだ誰もいない中を自由に歩き回る事ができました。中身も綺麗。通路から中の芝生や客席を見渡すと、言葉がでない程の素晴らしい景色。ここはJのチ−ムが無いと勿体無い。
 すぐ傍の陸上競技場では宮崎対広島FC戦が予定されていますが、今はまだマラソン大会(?)が行われている模様。今日の予定では、先に佐川急便大阪対日精樹脂工業戦がKKウイングで行われ、ルミノッソ狭山対新日鉄大分が2試合目に行われる予定です。しかし新日鉄戦と同時刻に隣の競技場で、宮崎戦が行われる為に、まず佐川戦を見た後に宮崎の試合を見に行く事にしました。

 人が少ない為、「本当にここで試合があるのだろうか」と少し不安になりますが、ちゃんと予定通りに試合開始となりました。佐川急便大阪対日精樹脂工業戦。佐川急便側ではサポ−タ−の方が独りで懸命に応援をされています。観客は数十人。静かな雰囲気の中、試合は黙々と進んで行きます。前半が終了した時点で、宮崎戦の準備とかしているかもしれないと考えた私は、KKウイングを出て競技場に向かいました。マラソン大会も終わったようです。競技場のメインスタンドにはアルエット熊本のサポ−タ−の方々が先に来ていらっしゃいました。

 10月の熊本でお会いしていた事もあり、久しぶりの再開に話も弾みます。宮崎のサポ−タ−の方々はまだ到着されていないようです。熊本のサポ−タ−の方々としゃべりながら試合開始を待っていると、しばらくして宮崎サポ−タ−の方々が到着。ご挨拶を終え、横断幕の設営を御手伝いさせていただきました。やっぱりこれだけ沢山の横断幕があると、選手の方々も発奮するでしょう。私も来期は横断幕作ってみたいなと思いつつ待っていると、宮崎サポ−タ−の方々がギャラリ−に向かって「皆さん宮崎の県歌を歌いましょう!」と呼びかけ、メインスタンドは大合唱。突然の呼びかけに対して素直に歌い出す皆さんにもびっくりですが、県の歌を皆が知っているという事実にも大変驚きです。私なんか県歌どころか、県花さえも覚えていません。彼らの「地元を愛する気持ち」は半端では無いなと思っていると、試合開始の時間になりました。

 試合はプロフェソ−ル宮崎の怒涛の攻撃が炸裂。試合の主導権はすっかり宮崎が握り、いったい何点取るのか解らないほど一方的な展開です。後半に入ると遅れて来たLOVE KAGOSHIMA氏も合流。実は試合前に、宮崎サポの方々が「レプリカユニフォ−ムを着て応援しませんか」とギャラリ−に呼びかけており、私はヴォルカへのこだわりから着用しなかったのですが、LOVE KAGOSHIMA氏は何の迷いも見せずにあっさり着用。他の宮崎サポ以上にノリノリの応援をされていました(笑)

 守りの要、笛選手の退場でいったんは反撃されたものの、結局は危なげない内容でプロフェソ−ル宮崎の勝利。無事、大阪で行われる決勝ラウンドに進む事となりました。おめでとうプロフェソ−ル宮崎。おめでとう宮崎サポ−タ−の皆さん。絶対にJFL行きを決めてください。戻って来てもらっては困ります(笑)新日鉄大分は残念ながら敗退が決まりました。また来年1年間よろしくね!

 試合後、私の車にLOVE KAGOSHIMA氏をのせて熊本市内の高速バス乗り場まで移動。車内での会話はちょっとここでは書けません(^^; まあ、別にやましい事を話していたわけではありません。LOVE氏のヴォルカに対する思い、これからやりたいこと等を聞いていると、「ああ自分と同じ事を考えている人がここにいる。こういう人が現れるという事は、単なる偶然ではないのかもしれない。これからヴォルカ鹿児島は今までとは違う、今までに無い程の盛り上がりを見せるかもしれない」という想いと予感がしたのが不思議です。これを単なる妄想に終わらせない為に、これからも盛り上げていけるよう、行動していきたい。独りじゃ何も出来ないけど、仲間はいるんだから。

応援の記録へ戻る

トップへ戻る