2001.11.25(日) 鹿児島市カ鴨池陸上競技場

 とうとうやって来ました天皇杯1回戦、対するはあの、J2で最後まで優勝戦線に絡んでいたモンテディオ山形です。格があまりにも違いすぎるこの一戦、プロ対アマチュアの試合は初めて見るだけに、ドキドキワクワクもんです。試合前、サポ−タ−の皆さんも集まり、話題は降格が決まった福岡の話でもちきり。九州であるだけに福岡のファンも多く、非情に残念なんですが、J2でも活躍してもらって早めにJ1への復帰を果たしていただきたいものです。
 以前注文していたユニフォ−ムもマネ−ジャ−様から頂き、これでやっと一人前のサポ−タ−になれた気分。良く見ると胸と左腕の場所にスポンサ−のロゴも入っており、レプリカというより選手と同じ物と言って良いでしょう。お客さんの入りも主催者発表で1453名とまずまずだったようで、とりあえず一安心。モンテディオ側にも数十人のサポが集まっている様で、応援のエ−ルを送ると鹿児島コ−ルで返していただきました。山形からいらっしゃったのでしょうか、鹿児島の旅を満喫して頂きたいものです。我々ヴォルカ応援団の周囲にもいつも以上に人が集まり、応援の準備も万端。私が鳥栖に行った時に買ったサガンのメガホンを持って試合開始を待っていると、鹿児島JetsのS氏が「僕は太鼓あまり叩かないから君叩いてみなよ」と私に太鼓を渡してくれたため、思いもかけずこの試合が、不肖私渡瀬の太鼓デビュ−とあいなったのでありました。

 試合開始。盛り上がる場内。太鼓に不慣れな私は、他の太鼓の音とずれない様に気を使いました。ヴォルカのメンバ−は先日の九州リ−グ最終戦で退場となった、DFの朝倉選手・有木選手・太田コ−チ・身体を痛めたGKの恒松選手ら主力の3人が出場できない苦しい状況。いつもの4−5−1のフォ−メ−ションも、今回は3−6−1を採用し不安が残ります。試合は開始直後にPKを取られますが、GK丸尾選手が好セ−ブ!これがきっかけで、「やれるんだ」という雰囲気が応援団にも広がり、粘り強い守備に対し必死の応援が送られ続けました。双方点が入らないままの前半21分、FW西選手がPKを奪い見事決めて先制点!うわ〜〜と大盛り上がりの場内に私達も我を忘れてはしゃぎまくりです。しかし相手はやはりプロ。試合はヴォルカ陣内での展開が非常に多く、緊張し張り詰めた空気が会場を覆っています。モンテディオ側の応援団を見てみると、皆さん綺麗にそろってのモンキ−ダンス(笑)かっわいい〜〜(^^)周囲が絶え間無く大声で応援している為何を言っているのかわかりませんが、なんか好きになっちゃいそうです。しかし私は興奮のあまり、モンテディオの選手に対し下品な野次を飛ばしまくってしまい、すいませんでした。

 後半に入り、スコアは1−2でリ−ドを許している状況。後半30分も過ぎて、誰も口に出しませんが、そろそろヤバイかも.........という空気が流れはじめたその時、少ないチャンスのコ−ナ−キックのこぼれ球を、走りこんできた柏野選手が値千金のゴ−ル!!その瞬間、会場内のボルテ−ジは沸点を越えて狂喜乱舞の御祭り騒ぎ。いままで応援に参加していなかったお客さん達まで、最前列の手すり前まで押しかけて来て応援を始める等、すべての人々の心が一つになった瞬間でした。試合は延長戦へと突入、延長前半にゴ−ルを許し惜しくも2回戦出場は逃しましたが、会場からは惜しみない拍手が送られ、まさに今年のベストバウトといえる試合でした。モンテディオ山形応援団にエ−ルを送り会場を後にした我々ですが、ヴォルカを応援して本当に良かったと、心の底から思える試合で、チ−ムの皆様には感謝です。何か、ヴォルカの可能性を見せていただいた気がします。

 他の会場ではJ2大宮が東海大に破れる波乱もあったようで、ト−ナメント戦ならではの「一発勝負の恐さ」が見られます。負けてしまったのは悔しいけれど、この経験は決して無駄にはならないはず。これをバネにして来年は一層の奮起を期待しています。

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