2003.6.8　佐賀県総合運動公園

　きつい土日２連戦に、新しく加入した選手の方々も少しは慣れてきた時期なのではないでしょうか。一部サポーターの中には「選手ばかりじゃなく、俺もハッスルして苦労を分かち合いたい」とばかりに、違う分野での土日２連戦を戦った英雄もいたようです。天気はあいかわらず晴天。本来日曜日の試合は、遠方から来たチ−ムは早い時間帯に試合を組んでもらえるのですが、今日は地元の九州ＩＮＡＸとの試合という事もあり、３番目の試合とあいなりました。こうなると結構暇をもてあますもの。私はかりゆし対アルエット戦などをまったり見学しながら楽しい時間を過ごせました。

試合前、全員で準備体操をする選手の方々。
上下黒の服がキマッテいます。

　かりゆし対アルエットはアルエットの勝利。サン宮崎も海邦銀行に敗れたようで、これを波乱と見るか、順当と見るかは個人それぞれなのでしょう。我々にとって肝心なのは、もちろんヴォルカの試合です。ヴォルカ先発はＧＫが恒松選手。ＤＦが有木選手・松下選手・前田選手・森永選手。ＭＦが城本選手・野田選手・前原選手・吉井選手・吉村選手。ＦＷが西選手。

今回は赤と黒のホームユニ。
昨日の結果を払拭する為にも快勝してほしい。

　序盤、ボールの支配率はヴォルカが圧倒しています。５分、チャンスが多いと見たか、前田監督、森永選手に対し「もっとあがれ、あがれ」と指示をだしているのが見えます。話は横道にそれますが、この運動公園は街中にあり、周囲にはマンションも多いという事情もあったので、私達は今回は自らの判断で太鼓を使用しない事にしました。別にね、太鼓なんか無くても応援はできますし、その分落ち着いて見れますから。私達は地球にやさしい良い子の応援団ですからね。声のみで勝負すれば良いんですから。人数少ないのに拡声器でがなりたてるしか能の無い馬刺し野朗共とは品格が違うわけですよ（かなりの負け惜しみがはいっています）。

　１０分、ヴォルカのフリーキックの際、相手選手が、蹴るボールのすぐ前に立っていた為、蹴ったボールが大きく跳ね返りヴォルカゴール前まで届いて危機を招く場面があります。これには前田監督が抗議しますが聞き入れてはもらえません。やっぱりこれは、どうせするなら蹴る前に抗議するべきでしょう。１１分前原選手惜しいシュ−ト。１４分、ヴォルカはオフサイドトラップがよく決まり、高い位置でのラインが上手く機能しています。２１分、ヴォルカの攻撃が続きます。２６分、前田監督「もっと激しく」と激を飛ばす様子。ちょうどＩＮＡＸも調子をだしてきた感じで、中央のライン付近で激しいボールの奪い合いが展開されています。
　２８分西選手のミドルシュ−ト後、カウンターであわや失点かと思える場面が。ＧＫと１対１はＩＮＡＸの選手が右へ外してくれて難を逃れます。気のせいではないと思いますが、少々判定がヴォルカ寄りに見えます。これでは後々帳尻合わせの判定がでないか心配になりますし、せっかくの良い試合に水を差しかねません。３１分、西選手フリーでのヘディングシュートは相手ＧＫがファインセーブ。ＩＮＡＸ守備陣落ち着いています。ヴォルカ松下選手、Ｋｙｕでの出場経験は浅いのですが、とても落ち着いており、見ていて安心できる非常に安定した守備。これは他のセンターバックの方々もウカウカしてはいられません。
　３５分、惜しい場面が続きます。前半はこのまま終了。結局押せ押せ状態が続きましたが、得点までには至りませんでした。しかし交代枠は全て温存しています。後半はかなりのチャンスが期待できそうです。

前半が終わり、引き上げるヴォルカイレブンの様子。

　後半、開始時点で前原選手と吉井選手が寺園選手・久野選手と交代。開始直後に寺園選手が相手ＤＦの裏を上手くとってのシュ−トを決めるもオフサイドの判定。私達以外の観戦者から野次がでますが我々はとりあえず我慢。そんな嫌な空気を吹き飛ばすかのように、７分、吉村選手がヘッドを決めて先制のゴール！

見づらいでしょうが、吉村選手ヘッドでゴールの瞬間の様子。

　１０分、１人ドリブルで飛び出した相手ＦＷを松下選手が張り付く形でナイスクリア。１３分、ヴォルカ攻撃のリズムがかなり出来てきている。１４分寺園選手のミドルシュ−トが決まり待望の追加点。

追加点を決め、仲間達から祝福を受ける寺園選手。

　１６分、吉村選手、相手ＤＦ数人を背にしてのボールキープが見事。２４分、ヴォルカぺースがなおも続いています。２８分、吉村選手が弟子丸選手と交代。２９分、その弟子丸選手、ファーストタッチのヘッドシュ−トは惜しくも決まらず。３４分、ＩＮＡＸリスクを恐れない積極的な攻め。時間は失念しましたが、西選手が大久保選手と交代。４０分、ＩＮＡＸ攻勢。これに対しヴォルカは後方での余裕をもったパス回しで時間を使っていきます。ロスタイムは２分。これをしのぎ２-０での勝利が決定しました。

　次はいよいよ地元国分での開催。それを過ぎると全社、国体予選、天皇杯予選と、かなりハ−ドなスケジュールが待っています。皆さん体調にだけは充分気をつけていただきたいですね。

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