2002.10.5 大分県ビックアイサッカ−・ラグビ−場

 今年のKyuリ−グのクライマックスと言って良いであろう大分2連戦。とうとうその日がやって来ました。私はなぜか最近、2人の知り合いから同時に「君、霊が2人憑いてるよ」と言われ、内1人からは具体的な霊の正体から私に憑くに至ったなれそめ(!)まで事細かく教えてくれた上、その話の内容に見に覚えが有って理屈もあっており、「乗り物には気をつけた方がいいですよ」なんてアドバイスまで受けてしまったので、しっかり数日前に車の整備だけは済ませておきました。とりあえず塩を車体全体に撒いてから午前0時過ぎに出発。目的はもちろんKyuリ−グ会場の大分ビックアイ。第1試合が11:00からなので、さすがに早過ぎかなとも思いましたが、とりあえず早過ぎて困る事も無いと思い、余裕を持ってドライブです。予定としては、まず熊本ICまで高速を使い、国道を通って阿蘇経由で大分入りする計画です。しかし私は大分の土地勘が全く無いので少々不安ではあります。
 えびの付近で、赤色燈をつけたパトカーが私を追い越して行ったので、何かあったのかな?と思い運転していると、トンネル内で10t位のトラックがいきなり停車中、しかも頭がこちら向き。フロントが少し潰れていますが、運転手らしき人は歩道で携帯片手に電話中で無事のようです。何だ?なんで逆向きに止まってるんだ?と思いながら横を通り過ぎたのですが、トンネルを出て直ぐに答えが分かりました。道路中に散乱している小枝。どうやら中央分離帯の木々を乗り越えて反対車線のこちら側に侵入。その後トンネル内に入り数百メ−トル進んだ時点で停車したという状況のようです。ああ、無事でよかったね・・・とか考えながら運転していたのですが、今になって思えば私自身もめっちゃ危険だったのかも。数分ずれていれば捲き込まれていたかもしれません。しかしあの運転手は自分だけさっさと安全地帯に逃げやがって、三角形の表示板を立てるとかは何もせずに電話してる場合か、後続の俺様が追突したらどうするボケがと、今更ながら思いました。塩撒いててよかった?
 熊本ICを降りてからはひたすら「阿蘇・大分方面」の看板を頼りに運転。なんとか大分駅まで無事たどりつく事ができました。時間は6:30頃。7時間近くかかった様です。実家の指宿から出発した上、けっこうのんびり休み休み走ったので、運転に自信のある方はもっと早くつけるでしょう。9:30頃に福岡から電車で大分駅までやって来るLove氏を拾う予定ですので、それまでに食事を済ませて周辺を散歩してみる事にしました。大分駅周辺はビジネスホテルがいっぱい。しかもその多くが「シングル1泊3800円」とかで安い。ちょっと見かけは古そうな所が多いけど、この値段と場所は魅力です。これもワ−ルドカップの影響なのでしょうか。駅前の交番で「ビックアイ周辺に安いホテルはありますか」と尋ねたところ、どうもなさそうだったので、今夜はこの辺りの安い宿に泊まろうと決めました。失礼ながら、どの宿も繁盛しているようには見えなかった為、予約無しで夜中に来ても泊めてもらえるだろうと思ったので、予約はいれませんでした。

 駅構内は、大分トリニ−タの応援ポスタ−や立て看板がいくつも並んでおり、応援会員募集のコ−ナ−が設置してあって女性職員(?)さんが常駐している等、「これぞホ−ムタウン」といった感じ。素晴らしい。いつの日か西駅改め鹿児島中央駅構内もこのようにヴォルカ一色に染めてみたいものです。そういえば北九州には「NW自動販売機」みたいなものが最近出現したらしいですね。噂では売り上げがNWに還元されるとか。素敵だ。
 Love氏と合流。さっそく会場のビックアイへ行きました。場所は駅から車で30分位。渋滞じゃなかったのでもっと早く着いたかな?綺麗に整備された緑の多いでっかい公園といった感じ。とりあえず食料品や雑貨を買いにビックアイ隣りのジャスコに行ったのですが、ここも綺麗で立派な建物でした。11:00少し前位に会場のサッカ−・ラグビ−場へ到着。A・B2ケ所のコ−トに別れており、Bコ−トはスタンド席が改修工事中の様子。現時点では両コ−ト共に椅子席は無く、少し高く盛られた芝生の上で観戦することになります。でも少し視線が高い位置になるので、観戦しやすいと感じました。ただ、この時期にも関わらず蚊が多かったのは辛かったですが。Bコ−トにはすでにNWを応援する方々・かりゆしサポの皆さんらが到着済みの模様。ホンダロックサポの皆さんやかりゆしサポの方々と歓談しながらしばらく第一試合の「NW北九州対ランザ熊本戦」を観戦。NW新加入のFW2人がとっても強力だという印象を受けました。でも今年の対戦は終わったからいいや(^^)ラ−ヴァ仲間のS氏とF氏とも合流し試合を見ていたのですが、ヴォルカの方々が到着されたようなのでそちらに移動。挨拶を済ませた後、Aコ−トに移動し応援の準備をしました。

 天気は晴れ。それほど暑すぎも無く、湿気も気にならない、なかなか快適な環境です。芝も綺麗で問題は無さそう。我々が飲み物でも買ってこようかと、練習中のヴォルカの皆さんの横を歩いていると、坂元監督が私達持参のメンバ−表を見て(S氏が作ったネ−ムプレートがはめこみ式になっている簡単なメンバ−表)、「ああ、今日はこれがこうで、控えがこう」と監督自らネ−ムプレートをはめ込んでメンバ−表を完成させてくださいました(^^)
 それによるとメンバ−は、GK恒松選手。DFが弟子丸選手・石原選手・柏野選手・森永選手。MFが城本選手・前原選手・吉村選手・久野選手・寺園選手。FWが西選手です。控えが吉井選手・廣濱選手・相羽選手の3人のみ。サイドバックの有木選手は天皇杯県予選決勝での累積警告によりこの試合は出場停止。同じくサイドバックの朝倉選手・センタ−バックの大徳選手も欠場。苦しい試合になりそうです。

 いよいよ試合開始。反対サイドではホンダロックサポの皆さんが応援しているので応援合戦です。前半戦はややヴォルカぺ−スとは思えるものの、双方惜しいけど決められないまま終了。ヴォルカ陣営からホンダロック側に向けて強風が吹いていたために、これを利用して一発決めたかった所でしたが相手GKのナイスセ−ブに何度も阻まれ残念。
 後半は開始直後、GK恒松選手が目の前で蹴られたシュ−トを止め、こぼしたボ−ルを再度シュ−トされるがキャッチして防ぐというス−パ−セーブを披露。この直後の後半開始4分に前原選手先制ゴ−ル!しかし喜ぶのもつかの間、9分にはチャ−ジ?押した?とか揉めた直後にロングル−プのような微妙なボ−ルが入ってしまい失点。15分に久野選手が吉井選手と交代。20分に西選手が得点を決め、35分には前原選手が廣濱選手と交代してこのまま終わるか・・?と思われたのですが40分に失点。43分には西選手が相手DFに倒されPKを奪い、冷静に決めて再度リ−ド。もう決まったでしょうと、見ていた誰もが思ったはずです。が、ロスタイムは7分の表示。そのロスタイムが2分たった時、まさかまさかの失点。我々の夢は打ち砕かれるのか?と思われたそのまた直後のロスタイム4分、相手DFのパスを奪った西選手がGKをも抜いてゴ−ル!!この数秒はまさに西選手ワンマンショ−。すぐ目の前で見ていたホンダロックサポの皆さんは崩れ落ち、逆に我々は大騒ぎで西コ−ル。そのまま時間を上手く使って守りきり、結果4-3で勝利。希望の光がググッと近づいた感触を感じました。
 例えるなら、映画ロッキ−4のスタロ−ンとドルフ・ラングレンの殴り合いの様な試合。もっと分かり易く例えれば、昔の新日本プロレスで行われた「マサ斉藤対長州力、師弟対決垂直落下式バックドロップ合戦耐えられなくなった方が負け」みたいな試合だったと言えば良いでしょうか。

 その後はS氏、F氏らと別れ、Bコ−トで沖縄かりゆしFC対九州INAX戦を観戦。前半0-0で耐えたINAXでしたが、後半かりゆしFCリカルド選手のフリ−キックが直接決まったのをきっかけに、たたみ掛けるその姿は・・・第1節の悪夢が思い出されます。結果かりゆしFCが勝利し明日勝てばKyu優勝が完全に決定します。悔しいけれど、もう対戦予定が無いとあってはどうしようもできません。1敗を付けたい!


 今日の試合は全て終わり、この後はビックアイ内の小会議場にて総統氏主催の「Kyuリ−グサポーターサミット(通称サポサミ)」にLove氏と2人で出席しました。まあサポサミはどうでも良いのですが、この時ビックアイのピッチ横に立てたのは一生の思い出です!さすがに芝には入りませんし、触れもしませんでしたが、下から見上げた光景は身震いがするほどの感動を覚えました。思わず一緒にいた3人で選手入場ごっこなどをしてしまいましたが、私はなぜか審判役だったのは不満でした。「ここで自分の名前をコ−ルされたら・・・」「うわ〜固まりますよ〜」「ちびっちゃうね」「ブ−イングとかされたら、めちゃくちゃ深い心の傷ができそうだね」とか話して神聖な雰囲気を楽しみ、サポサミも終わった後はLove氏は大分駅から自宅へ帰り、私は大分駅前のビジネスホテルに宿泊しました。

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