2002.6.19

 歴史的なWカップ地元開催という、私達が生きているうちはもう2度と行われないかもしれない記念すべき今大会。韓国にて開会式が行われた5月31日、私達はヴォルカ鹿児島オフィシャルサポ−タ−クラブ「ラ−ヴァ鹿児島」を発足させました。今の所メンバ−は6・7人といった所。伝え聞いた話ですが、どうやらヴォルカ関係者の話では「規定する人数が集まって登録すれば、オフィシャルサポ−タ−クラブとして認める」という方針で検討中らしく、今後は私達だけではなく、色々なスタイルのサポ−タ−グル−プが誕生する事になるかもしれません。楽しみですね。
 私としては、色々複雑な気持ちがあります。そのひとつとして「我々が応援すればするほど、バックアップをした結果(まあそんなに大げさな事はできないかもしれないけど)チ−ムが上のリ−グにあがればあがるほど、今現在いる選手の方々は淘汰されてしまう。もしかして数年後にはメンバ−的に全く別のチ−ムになっちゃったなんて事にもなりかねない」という意識があるのです。これはまあ当たり前の事なので、とやかく考えても仕方の無い事ではあるのですが。現に「貴方達は選手の気持ちを考えていない。そういう事やってて、今の選手達があぶれてこのチ−ムでサッカ−できなくなったらどうするの」と非難を受けたこともあります。それはね、わかってるんです、もう充分に。

 私なりに悩みました。今の選手の方々は尊敬しています。ヴォルカ以外のチ−ムの方々も尊敬しているつもりです。普段働いていながら、遠征費まで自力で工面しながら休日に激しい試合をしている選手の方々を、どうして嫌いになれましょうか。この素敵な九州リ−グをずっと見つづけて行けたら・・・・という気持ちもあります。しかし、しかしね、ヴォルカ鹿児島というチ−ムは「Jを目指す市民クラブチ−ム」のはず。チ−ム自体上昇志向が強い為、所属する選手の方々も「周りのチ−ムに比べて、より生き残りが厳しい」という覚悟をしているはずではないかと思うのです。というか、そういう危機感が持てないチ−ムなら、Jに行くなんて言って欲しくないとすら思いますし、行けないと思います。「我々は九州リ−グでのプレイを楽しんでいる。Jリ−グは興味ない」と言っているチ−ムを無理やり煽っている訳ではないのです。例えば、沖縄かりゆしFCで新加入の選手に押し出される形でスタメンから外れた選手がいたとして、応援しているサポに向かって「お前達が応援なんかするから彼が外されたんだ。余計なことするな」って言ったってかりゆしサポの方々にしてみれば「???」でしょう。これからJを目指すと言っているチ−ムが選手補強をするのは自然な事。悲しいけれど、実力が足りないと判断された選手がスタメンから外されるのも自然な事。
 ヴォルカ鹿児島が頑張ると言っている限り、我々は応援し続けるつもりです。そんな私達に対して不快な気持ちでいる方がいらっしゃる事もわかりました。でも、応援は続けます。応援する理由は人それぞれでしょうが、私個人は「ヴォルカ鹿児島がJを目指す市民クラブチ−ムだから」「地元鹿児島でプロのスポ−ツチ−ムが誕生し、より魅力的な故郷にしたいから」です。しかし、「鹿児島県民だからヴォルカを応援しろ、他のチ−ムを応援するな」とかは言うつもりはありません。そんなの自由ですからね。


 Wカップ日本代表が昨日トルコに破れました。悔しいですけど、やっぱり実力ではないでしょうか。大事なのは日本にサッカ−文化を根付かせる事、スポ−ツを多くの人が楽しめる環境を整備する事。日本のプロサッカ−の歴史はまだ始まったばかり。これからこれから。4年ごとにチャンスはありますから。そんなにいきなり世界一になってもつまらないじゃないですか。私達がじいさんばあさんになった頃には、「サッカ−一流国日本」って言われてるといいね。その位長い目で見てもいいんじゃないかな。
 それにしても感じたのは、「サッカ−って、審判次第でどうにでもなる競技」だって事です。誤解を受けそうですが、正直な感想です。日本におけるサッカ−人気の起爆剤になったのか?その答えはこれから見られるでしょう。ヴォルカ鹿児島がプロ化を果たしたら・・・・・・・質の高い選手が続々育ち、子供達のスポ−ツ環境もより整備される・・・・・・・週末になれば、スタジアムに行けば、いつもの気の合う仲間が居る・・・・そして街のみんなで我らのチ−ムの活躍を楽しむことができる・・・・・・・。これは決して日本代表と無関係ではない。実現すれば、確実に日本代表にとってもプラスになるはず。それを信じて、ラ−ヴァ鹿児島は活動を開始します・・・・・・・。

 ・・・って、うひゃ〜カッコイイこと言っちゃった〜。実は私はラ−ヴァ鹿児島の幹部でもなんでもない、ただのサポ−タ−なんですけどね。上に書いた事は全て私的な考えです、念の為。上手くいくといいね!

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