2002.10.26 熊本県大津町 大津運動公園補助競技場

 Kyuリ−グ今年最後の2連戦。ヴォルカは2位、追うホンダロックは3位。今日ヴォルカが勝ってホンダロックが負ければヴォルカの2位が決定し、念願の地域決勝大会への切符を手にする事ができます。しかしヴォルカが負けるかホンダロックが勝ったりすれば、2位確定は明日へ持ち越しとなり、そうなるとヴォルカの相手は苦手の新日鉄大分、ホンダロックの相手はやや組みし易いかと思われるランザ熊本と、両チ−ムの有利不利の立場は逆転しかねない微妙な状況と言えるでしょう。

 前回と同じく、熊本駅でLove氏と合流。今日はLove氏と来たアリエンティ氏も一緒です。会場に到着後、すぐに補助競技場入り。第1節とは違い、補助競技場での試合です。どうやら陸上競技場の方は芝の育成とかの関係で使えないらしいですね。試合は11:00からです。応援の準備をしていると、坂元監督自らがこちらへご挨拶にみえられました。話では今日と明日、Tシャツを1枚2000円で販売するとの事。これは三重県で行われる天皇杯1回戦でも販売する予定だそうです。
 LAVAのS氏も合流。我々以外にも数人の方々がヴォルカ側で観戦されるようで、会場が近いという事もあるのか、ファンの数が増えているのを実感できます。ヴォルカ先発はGKが恒松選手。DFは有木選手・石原選手・北園選手・森永選手。MFが城本選手・吉村選手・久野選手・前原選手・寺園選手。FWが西選手です。天気は曇り。しかしやや風があり、厚着をしていないとかなり寒さを感じます。
 試合開始。現在最下位で追い込まれている熊本教員団、かなりメリハリが利いた思い切った攻撃を仕掛けてきます。「ああ、頑張ってるな」と思っているといきなり開始4分にヴォルカ失点。調子がでない内に先制されてしまいました。熊教の応援をしている中学生位の子達は大喜び。というか、気が付いたら何時の間にかホンダロックサポの総統氏が学生達にまじって応援を煽っています。これが実に目障りです(笑)。8分には寺園選手がパスを受けてドリブルでもちこみ綺麗なシュ−トで得点。20分には倒された西選手が自らPKを決めて2点目。その後、西選手が惜しいシュ−ト、吉村選手絶妙なロングシュ−トが打たれますが惜しくも決まりません。熊教のGKはナイスセ−ブ連発。他の選手達の粘りに対しても敵ながら感動すら覚えはじめていたのですが、総統氏がしている「西郷〜た〜かもり〜首がふと〜いだ〜け〜さ〜」とか「桜島〜ダ〜イコン〜味はまず〜いは〜ず〜さ〜」という応援歌に我に返されます。41分、熊教コ−ナ−キックから決めて同点。しかし44分には西選手が得点し、3-2で前半終了。
 後半は吉村選手が朝倉選手と交代してスタ−ト。熊教怒涛の攻撃をみせるも、恒松選手がことごとく止めます。25分には前原選手が大久保選手と交代。その直後の26分石原選手が相手ゴ−ル前の混戦から決めて4点目。37分城本選手が廣濱選手と交代。時間は失念しましたが、寺園選手も吉井選手と交代しました。攻撃陣を次々と交代させるのは、最後まで攻めの姿勢を貫くという強い意志の表れでしょうか。それが効いたか試合終了直前の43分に西選手がセンタリングに合わせて得点し、ハットトリック。5-2で勝利しました。これで後は第3試合のかりゆし対ホンダロック戦の結果待ちです。ヴォルカ太田GMは「私達は勝つだけですから」とのコメント。

 用事があるからというアリエンティ氏を大津駅に降ろして別れようとしたら、大津駅前の旅館にかりゆしFCの選手の姿を発見。「今日は頼みますよ、絶対勝ってください」とエ−ルを送った(?)後、我々は仲間内で会場近くの肥後龍ラ−メンに食事に入りました。と、そこにはヴォルカイレブン全員の姿が!大津は狭いですね(笑)。肥後龍ラ−メンは確かに美味かったです。食事を終えると、Love氏も福岡へ帰るために大津駅にてお別れ。私とS氏はかりゆし戦まで見るため会場に戻りました。
 会場ではNWの応援が大盛り上がりです。応援の数もかなり多く、ロック応援団と遜色ない数に思えます。つい最近まで1人で発炎筒焚いていたのに凄いですね。なんでも北九州からの応援バスツア−が有るそうで、ホ−ムゲームが少なく地元ファンが観戦に来られ難いKyuリ−グでは、最も現実的なファン獲得方法なのかもしれません。NWの新加入ツ−トップは強力です。このチ−ムは来期台風の目になるかもしれません。
 第3試合は新日鉄を応援されている時任氏やかりゆしファンのトリコ氏らと共に、かりゆしFC側で応援に参加しました。白熱の試合はホンダロックまさかの先制。かりゆしFCの選手の方々は全国社会人大会の疲れもかなり残っているらしく、「これはまずいかも」と私も不安になりました。しかし監督・ラモスの退団で周囲から不安視されている現在、それを払拭させるためにも負けられないでしょう。試合はロック押せ押せの展開。ロック2点目が入った!うわあどうしよう、明日はやばいんだよ頼むよとか思っていると、ロックのエ−スFW大串選手がピッチ外を歩いているのを発見。「あれ、腰でも悪くしたのかな」とか話をしていたのですが、どうも退場になったらしい。でも私達から現場が遠かったため気が付かなかったんですよね。これで先ほどの2点目は取り消しらしく、私は心の中で「決まったな」とガッツポ−ズをとったのでした。それから先はかりゆしFC得点ショ−といった感じ。かりゆしの勝利を確信した私は応援を外れ、遠巻きに観戦していたヴォルカイレブンの後ろでS氏と共にまったり観戦しました。結局試合は6-3で沖縄かりゆしFCが勝利、明日を待たずしてヴォルカはKyuリ−グ2位で地域決勝出場が決定したのでした。

 鹿児島に帰るS氏とも別れ、私は夕方から恒例のサポ−タ−サミットに参加。その後は「強化合宿」と称し、サポ−タ−ら8人で阿蘇近くのバンガロ−に宿泊、夜中の2時まで「強化」に努めたのでした。

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