2003.6.21 国分市海浜公園

集まった観客の皆さんの様子。

 チームに関わる大勢の皆さんが、慣れないながらも時間をかけて準備してきた地元開催の日がやってきました。本日はあいにくの小雨模様。大降りではない所が救いですが、一体どれだけの観客の皆さんが集まるのか、それが有る意味試合以上に気がかりです。試合は第一試合、12:00から始まります。九州リーグでは、遠方のチームは陸路で長距離の移動を余儀なくされる為、土曜日は地元チームが第一試合に出場、遠方のチームが最終の第三試合に出場、といったパターンになる事が殆どです。ちなみに日曜日は、遠方のチームが早く帰れるよう配慮される為、逆のパターンになります。

 心配された雨も降ったり降らなかったりの状態。集まった観客の皆さんは(後の南日本新聞の記事では)約350人。「競技場を金網で囲っただけの、観客席も無い施設」にしては、かなりの大入りと言って良いのではないでしょうか。駐車場と会場の間の金網付近だけではなく、海岸沿いにある堤防にも見学の方々が多くいらっしゃいます。会場のすぐ隣りには、高速の国分ICがあるのですが、その高速道路上にも見学の方々が(やばいって)。

試合開始直前。
ヴォルカはもちろん「赤・黒」のホームユニホームです。
試合開始。
ヴォルカの積極的な攻めが目立つ。

 先発はGKが恒松選手。DFが有木選手・石原選手・前田選手・森永選手。MFが野田選手・城本選手・前原選手・久野選手・吉村選手。FWが西選手です。雨は殆ど止んだ状態で曇り空。選手への負担は少ないかもしれません。風は特に無く影響は無さそう。
 開始1分、コ−ナーのチャンスを得るものの、ハンドの判定を受けて得点には至らず。2分には逆にコーナーを取られますが、失点もせず落ち着いてしのぎます。8分、ヴォルカの攻勢が目立つ展開に。しかし三菱もカウンター気味の攻撃がさまになっており、パス一本でチャンスを作ります。12分、西選手のヘッドは相手GK落ち着いてキャッチ。16分、吉村選手が倒されフリーキックを得ますが決められず。そんな「攻めている時間帯のうちに得点しておきたい」と誰もが思っていたであろう24分、久野選手のコーナーキックから、石原選手のヘディングシュートが決まり先生(先制)の1点!
 FW品川選手を主軸とした、素早いドリブルと飛び出しでDFの裏を狙う三菱に対し、ヴォルカはボ−ルを後方で回し、落ち着いて攻撃の組み立て直しを図ります。31分、三菱コーナーキックを続けて3回蹴りますが得点に至らず、逆にヴォルカ3発目を弾き返した所でカウンター攻撃。シュ−トを打ちますが三菱DFが止めます。ヴォルカの選手達はかなり気合が入っている様子。対する三菱は、FW品川選手の突破が早くて怖い。とにかくチャンスと見るや走りこんでくるその姿に「この人の心臓はどうなっているのだろう」と疑問に思うほどです。45分ヴォルカがコーナーを得ますが決まらず、前半終了。

コーナーキックを蹴る直前の城和憲選手。
奥に見えるのは「LAVA横断幕」です。
取材陣を逆に激写!
民放は4社共取材に来ていたと思います(たぶん)。

 後半開始。2分には西選手惜しいシュ−ト。7分、待ってました西選手フリ−の状態で冷静に足で決めて追加点。9分にはヴォルカが右サイドから出したパスを、三菱DFがクリアできず、パスの先に飛び込んでいた吉村選手が落ち着いて決めて3点目。10分には前原選手が寺園選手と交代。12分、その寺園選手がシュ−トを打ち、コ−ナ−のチャンス。13分には吉村選手が城選手と交代。20分、試合はヴォルカぺ−ス。23分西選手のシュ−トはGKに弾かれコ−ナ−キックを2回続けて得ますが、がっちり守られます。25分、三菱に故障者発生。28分には、やっぱりこの人、西選手のヘディングが決まり4点目。31分、三菱また故障者発生。敵ながら心配されるこの事態に対し、Love氏は「三菱自動車故障車続出。リコ−ル大量発生」との爆笑コメント。36分には久野選手が廣濱選手と交代。ゆっくり時間を使うヴォルカ。そのまま試合は終了。ヴォルカ鹿児島、九州リ−グ地元開催での久しぶりの勝利を得ました。

 明日は総合運動公園での試合。スタンド席が有り、しかも日曜日という絶好の条件での試合で、どれだけのファイトを地元の皆様に見せる事ができるのか。まさに勝負の日曜日です。

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