2002.8.17 鹿児島県国分市

 今年9月末から開催される、高知国体の参加チームを決める為の九州地区予選が始まりました。正確には「平成14年度国民体育大会第22回九州ブロック大会サッカ−競技」だそうで、少年男子・成年男子・成年女子の三つの部門が行われるようです。成年男子の日程は2日間。各県選抜8チームがトーナメント方式で試合を行い、今日は1・2回戦、明日は決勝と3位決定戦が行われ、3位以上が国体本戦に出場が決定します。

 今日は朝から快晴。会場が国分市内の「海浜公園」と「総合運動公園」の2箇所に分かれており、我らが鹿児島選抜は1回戦「海浜公園」にて福岡選抜との試合です。海浜公園に到着し、S氏と合流。看板に書かれた組み合わせ表を見る限りでは、2回戦に進めば沖縄対佐賀の勝者と対決、これに勝てば決勝戦進出で、別ブロックで勝ちあがった勝者との試合になります。別ブロックの組み合わせは「大分対宮崎」と「熊本対長崎」。どうもこの中では実質アルエット熊本である熊本選抜が実力で頭1つ抜けているようで、決勝まで進めば当たる確率大です。
 S氏と2人で鹿児島選抜チームの皆さんにご挨拶、メンバー表も見せて頂きました。海浜公園はグラウンドが隣り合う形で芝・土と2面有るのですが、鹿児島対福岡は土の方で行われるとの事。この猛暑でしかも土という過酷な環境、怪我が心配されます。試合は35分ハーフの70分。10分づつの延長有りで、決着がつかない場合はPK戦が行われます。(以前当サイトの掲示板で「出場メンバーを書いて欲しい」との御意見を頂きましたので、今回メモを取ってみました)福岡戦メンバー表は以下の通り。

先発メンバー
GK 1番 恒松選手(ヴォルカ鹿児島)*以下ヴ
DF 15番 有木選手(ヴ)
DF 3番 柏野選手(ヴ)
DF 4番 大徳選手(ヴ)
DF 5番 朝倉選手(ヴ)
MF 10番 内田選手(京セラ川内)*以下京
MF 6番 石原選手(ヴ)
MF 14番 松崎選手(京)
FW 7番 吉村選手(ヴ)
FW 8番 城本選手(ヴ)
FW 9番 西選手(ヴ)

控えメンバー
GK 16番 仁田尾選手(京)
DF 2番 藤田選手(京)
MF 11番 遠藤選手(京)
MF 12番 弟子丸選手(ヴ)
FW 13番 吉井選手(ヴ)

監督 仁田尾監督
総監督 坂元監督

 Love氏から「遅れる」との連絡を受け、少し心配していたのですが、試合開始時間の9:30になっても我々2人以外応援者がおらず、ちょっと寂しく応援開始。土のグラウンドだけあって、ボールが予想以上に跳ねたりするようで、「パスを細かく繋ぐ」スタイルはやや不利にも見えます。試合に魅入っていると、Love氏・F氏・H氏が続けて到着。やっと応援らしくなってきました。
 試合は前半、吉村選手が1点を決めて1-0で折り返しますが、後半に1点返され1-1の同点へ。後半は「松崎選手→弟子丸選手」「吉村選手→吉井選手」「城本選手→遠藤選手」の交代が行われ、交代枠は使いきっています。「早く決めてくれ〜」とぼやく応援団ですが、最近の接戦続きを見ていた私とLove氏は2人で「結局また勝っちゃうんだろうね」「うん」と、いたって冷静。その通り延長前半すぐに吉井選手のシュ−トが決まり、無事1回戦突破を決めてくれました。

 予定としては、午後の14:30から2回戦が総合運動公園で行われる為、我々は皆で近所のジョイフルで食事。S氏らの話では、やはり国体での活躍は県サッカー協会の方々にとっては(天皇杯と共に)非常に大事であって、間違っても予選1回戦敗北なんて事になったら面目丸潰れになってしまうとのこと。これから「県協会」「チーム」「サポーター」3者一体協力して盛り上げようって時に、冷や水をかけるような事は避けなければならない訳です。このあたりの事情が、私は事前まであまりよくわかっていなかったので、正直「スケジュールきつくなるし、そこそこやれば良いんじゃないかな」とか思っていたのですが、これはとんでもない間違いだったようです。

 総合運動場に移動。芝の多目的グラウンドでの試合です。先発メンバーは
仁田尾選手・柏野選手・大徳選手・松崎選手・有木選手・石原選手・城本選手・内田選手・藤田選手・吉村選手・西選手。
 相手は沖縄選抜。猛暑に強いのか、やたらと気合が入っている沖縄の選手の方々、海邦銀行の選手が中心のようです。試合は前半15分、西選手からのセンタリングを藤田選手が決めて先制。私達はゴ−ル裏から応援していたのですが、反対側でのゴ−ルだった為、「今決めたのは誰?誰?」などと話していると、目の前でゴ−ルを守る仁田尾選手が「藤田」と教えてくれました(爆)。しかし30分にはまったく同じような形でサイドからのセンタリングで1点を返されます。もうこのあたりから、鹿児島選抜の選手達には足を引きずる姿も見られ・・・吉村選手が吉井選手と交代。後半開始時点で有木選手が弟子丸選手と交代ではじまり、15分後には城本選手が遠藤選手と交代。本日2試合目で後半20分過ぎという、最も辛い場面にもかかわらず、センタ−サ−クル付近からドリブルとダッシュで突っ込んでくる沖縄の選手多数Σ(゚Д゚;これにはさすがに、いつも椅子に座っている事の多い太田GMもライン近くまで出て盛んに指示を飛ばしている様子。こいつらの身体はどうなっているんだ!ハブ酒パワ−がそうさせるのか!等と悲鳴をあげていた所、ついさっきまで足を引きずっていた柏野選手・大徳選手らがこれまたダッシュで追いつき、危険なボ−ルをクリア!「ああやられたよ」「いれた」ってボ−ルを再三防ぐ両チ−ムのDF。双方譲らない激闘は延長戦にも決着はつかず、勝負の行方はPK戦へ。
 結果、沖縄が○××○鹿児島が○○○○でGK仁田尾選手が2つ止め、辛くも勝利を掴む事ができたのでした。これで明日は決勝戦。2位以内が決まり、国体出場が決定しました。顔が日焼けで真っ赤になった選手達。苦しいながらもしっかり結果を残しました。明日の相手は熊本選抜、こちらの失うものは何も無いわけで、思う存分暴れてほしいものです。

 不思議な事に、さっきまで快晴だったのが試合後うってかわって雨模様に。雨の中、F氏とLove氏を鹿児島市内へ送り、帰路につきました。

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