2003.5.24 北九州本城運動公園補助競技場
今日はLAVAの仲間4人と共に、1台の車に乗り合わせて北九州入りしました。今回の2連戦は「沖縄かりゆしFC戦」と「サン宮崎戦」という、いずれも昨年・一昨年に苦杯を舐めたチームであり、かつ今年のKyuで優勝争いをしている真っ最中の相手でもあります。
本城に到着すると、偶然ながら「かりゆしFC」の方々も同時に到着された所だったようで、かりゆしの選手達と一緒に並んで歩く事に。外人の選手(たぶんルイコスタ選手だと思う)が1人っきりで、話す人も無くポツンと他の選手達と離れて歩いていたのが印象的でした。公園内は曇り模様でとにかく強風。補助競技場では第二試合のランザ熊本対三菱重工長崎戦が始まったところです。試合の様子を見ると、かなり強風の影響が強い印象。
試合の脇ゴール裏でアップをする選手達。 | |
試合前のミ−ティング。 鹿児島のマスコミ各社の方々も数人来ていらっしゃいました。 |
ヴォルカの試合開始に備え、我々が持っている中で一番大きい横断幕を周囲の金網に貼ろうとしたのですが、運営の方から「貼るのはご遠慮ください」と言われ断念。前回は貼っても何も言われなかったのですが、ちょっと大きすぎたのでしょうか。先発メンバーはGKが恒松選手。DFが有木選手・前田選手・石原選手・内藤選手。MFが野田選手・児玉選手・前原選手・吉村選手・久野選手。FWが西選手。児玉選手はKyu初出場です。
エース松原選手が前試合で退場した為、今回出場停止のかりゆしFC。 お互いロングボールを多用するが、なかなか攻めきれない。 |
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コーナーキックを蹴るのは途中交代で出場した城選手。 風が強い為、なかなかボールが定まらなく一苦労。 |
お互い積極的な攻めが目立つ。前半はヴォルカの追い風、この風をモノにしたい。10分、ヴォルカの攻撃が目立つが、ぺナルティーエリア内でシュ−トを打つには至りません。12分、吉村選手のプレッシャーにより相手GKのクリアミスを誘いチャンスを作る等、ヴォルカ攻撃の時間帯が続きます。風は相変わらず強く、かりゆしの選手のスローインがそのまま外へ出る場面も見られた程。
20分、エリア外から吉村選手ミドルシュ−ト。21分には逆にヴォルカゴール前でサイドチェンジにより揺さぶりをかけられますが前原選手がクリア。このパターンは今年のかりゆしが得意としている形であり気をつけたいところ。23分、フリーでシュ−トを打たれますが左へそれて事無きを得ます。25分、かりゆし攻勢の時間帯。エリア内にてボールを持たれるも、なんとかシュ−トは打たせません。
27分、少し小雨が降ってきました。でも気になる程では無く、試合自体にはあまり影響はなさそう。31分、ヴォルカゴール前で好きなようにボールを回されますがGK恒松選手の活躍も有り失点は免れました。かりゆしのセンターバック、長身のセレゾ選手が他のDFの選手らと揉めている様子。意思の疎通が上手くいっていないのでしょうか。セレゾ選手は西選手に密着マークしており、これがかなり厄介そうなのですが。39分前原選手が城選手と交代。40分過ぎからは再びヴォルカ攻勢の時間帯になります。ロスタイムは1分。
ロスタイムに入った45分、前がかりになった状態からカウンターを受け1人でドリブルで持っていかれ失点。嫌な時間帯での失点でしたが、ある程度リスクを覚悟して攻めていた時間帯ですし、完全に崩されての失点では無いので、まだ深刻な状況では無いでしょう。
後半、かりゆしFCいきなりキックオフの笛と同時でのロングシュ−ト。追い風を意識したのでしょうか。しかしドラマはここで起こりました。西選手のプレッシャーに焦ったのか、かりゆしのセレゾ選手がヘッドでのクリアーをミスして、まさかのオウンゴール。流れを変えようとの意図からか、失点直後から、かりゆしの積極的な攻撃が始まります。3回連続でのコーナーキックは恒松選手がパンチングでしのぎます。かりゆしは地味にコーナーキックを拾おうとしている意図がアリアリ。強風で空中でのボールの動きが不規則な分、これは敵ながら頭脳的な作戦かもしれません。11分には久野選手が吉井選手と交代。吉井選手が入ってから、心なしか攻撃の流れが出来てきた感じがします。
23分、お互いに激しいせめぎあい。いつ点が入ってもおかしくはありません。30分からヴォルカの攻勢が続きます。かりゆしはカウンターで反撃。一転、44分終了間じかはかりゆしの時間帯。ロスタイムは1分の表示。後半はそのまま終了。ヴォルカ今期初のPK戦へ突入です。
決めた吉村選手は熱くガッツポーズ。 | |
西選手、落ち着いて決めて勝利が確定! |
PK戦はかりゆしから先攻で1人目は決めますが2・3番目の選手を恒松選手が止めます。ヴォルカは城選手・吉村選手・吉井選手・西選手の順で全員が決め勝利が確定。去年からの事が頭をよぎり、私は思わず目頭が熱くなってしまった瞬間でした。
勝利を喜ぶ選手達。 この試合にかける気持ちには並々ならぬものがあったようです。 |
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インタビューを受ける前田監督。 ピッチの中でも外でも大活躍です。 |
この日の夜はLAVAの集まった仲間達で、黒崎の居酒屋にて祝勝会。最高の酒が飲めたのは言うまでも有りません。
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