2002.7.21 鹿児島県加世田市 吹上浜海浜公園サッカ−場

 晴天の日曜日、吹上浜海浜公園に到着しました。今日は小学生のサッカ−大会があるらしく、芝生の広場では常に4試合位が行われている様子。ヴォルカ対鹿実戦は12:00からで、少々時間があったので小学生の試合を見ていると、これが結構面白いんです。身体が小さいだけで、やってる事は大人並みなんですよ。試合のそばでは5・6歳位の女の子が独り黙々とヒ−ルパスの練習をしちゃってたりと、将来が楽しみな子が大勢いました。
 会場の端にあるサッカ−場は、試合の準備も終え、試合が始まるのを待つだけの状態になっていました。綺麗な芝生の広いサッカ−場。その会場付近はスタンド等は無い代わりに、公園らしく多くの木が植えられており、木陰に入りながら応援する形です。私より早く会場入りしていたにS氏・F氏と久しぶりに再開、すぐにUltra氏も加わり4人での応援となりました。ここではじめて鮫島先生に出会いご挨拶。今まで会わなかったのが不思議です(私が挨拶し忘れていただけかも)。
 昨日完成したばかりのFireBoy(ヴォルカのマスコットキャラ)の旗も旗竿に結び付け、準備万端。我々がタッチライン近くに居る為にチ−ムの皆さん気を使われたのか、ヴォルカ今日はアウェイユニ(白にオレンジのライン)で試合に臨むようです。(説明しておきますと、我々応援する人間が選手らの近くに居る場合に選手と同じユニを着て並んでいると、審判さんがオフサイドを判断する時等に紛らわしい為、我々は違う色の上着を羽織るとかする必要が生じる訳です。たぶんヴォルカスタッフの方々は、我々にそんな面倒をせずに済む様に気を使ってアウェイユニを着てくださったんだと思います。感謝!)対する鹿実イレブンは伝統の赤いユニ。さすがにゴツイ体型の選手が多く、いかにも強そうに見えます。Ultra氏と「こいつらに襟首掴まれたら金だしちゃうね」「まず即行で謝りますね」などと話しているうちに試合開始。

 開始直後は一進一退の状態。しかしDFからGKへのバックパスを鹿実FWに奪われ先制を許すという痛いミス。こうなると鹿実イレブンはもうイケイケ状態です。ヴォルカ緊張の糸が緩んでしまったのか、それとも混乱してしまったのか続けて失点を許し、前半25分程で0-3という信じられない状態。S氏は「もう応援辞めたいよ!」と旗を地面に置いてしまい、F氏も「気合入ってないぞ!」と喝を入れようと声を張り上げます。なお押され気味な状況に対し「やっぱり毎週連戦で色々疲れが溜まってるのかな・・・まずいな」と思っていた所、ヴォルカ相手ゴ−ル前の混乱から1点を返しました!相手ゴ−ル側が遠かった為、我々全員「えっ、今誰が決めたの?」とオロオロしていた所、京セラファンのNaoさんから吉村選手だと教えてもらい吉村コ−ル。いくら目がみんな悪いとはいえ、この辺なんとかしないといけません・・・(Naoさんありがとう)。前半は1-3のままで終了。なんとか僅かに望みを繋いだ形で折り返す事ができました。練習量が充実していると思われる鹿実イレブンは後半に強いはず。今日は炎天下であり、なおさらヴォルカは不利ではないのだろうか。それを考え、かなり不安を抱えたまま後半開始。
 しかしその不安は幸いにも外れたのでした。双方共に激しい運動量ですがヴォルカの選手達の動きは落ちません。これは早めの選手交代も良かったのかもしれません。特に交代で入った吉井選手・大久保選手らの活躍が目立ち、後半3-3に追いつく事に成功。鹿実は再三チャンスを作るのですが、ゴ−ルポストに嫌われ苛立っている様子。何度も危ない場面を迎えるのですが、その度にゴ−ルポストとGK丸尾選手が防いでくれます。これには思わずS氏・F氏共に「これは”田の神さあ”が降臨したに違いない」とコメント(”田の神さあ”とは鹿児島に伝わる神様の名前です)。Ultra氏は「たぶん前半(田の神さあ)は飯食ってて遅れたんだよ」との爆笑コメント。後半になって全員のチ−ムワ−クが機能し始めたヴォルカ。そのまま延長戦に突入後も集中を切らさず攻め続け、延長後半にて劇的な逆転ゴ−ルを決めたのでした。
 終わってみれば4-3。みんなで掴んだ勝利に選手・スタッフの皆さん大喜び。最初はハラハラしましたが、結果的には最高の形で勝利することができました。チ−ムはとても雰囲気良さそう。この勢いで来週の九州リ−グ長崎ラウンドを迎えられるのは嬉しい限りです。

 第2試合は京セラ川内対鹿屋体育大学戦。もちろん我々は同じ九州リ−グのライバルであり、大好きな仁田尾選手率いる京セラ川内を応援しました。しかし開始直後、仁田尾選手からDFへのパスを奪われ先制を許してしまいました。まるで先ほどのヴォルカのよう。この後は押され気味のままチャンスも決められず時間ばかりが過ぎて行きます。途中から、自分達の試合を終えた小学生達が見学に集まりだし、物珍しさか私達も小学生に質問攻めに合いました。「これどこと、どこの試合?」「なんの試合なの?」「なんで応援してるの?」等の質問に答えながら、みんなで仲良く応援。しかし残念ながら京セラ川内敗北。天皇杯鹿児島予選決勝は9/1鴨池陸上競技場にてヴォルカ鹿児島対鹿屋体育大学戦に決定。予定では8・9月は九州リ−グの試合はありませんから、とりあえず来週の2連戦を乗りきれば一息つける訳です。この様子だと、来週も良い試合が見られそう。楽しみです。

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