九頭竜返し 九の字 組合券 汲み上げ 郡上竿
郡上抜き











































九頭竜返し

九頭竜抜き・九頭竜川で行われている引抜き.



九の字




汲み上げ

ダムや堰の下などに貯まっている天然遡上の海産アユを捕獲して、上流部に放流すること。
他の河川に放流することもある。上流の漁協が汲み上げ過ぎると、下流部は釣れなくなる又その反対の問題も残る。


郡上竿




郡上抜き

ぐじょうぬき。
長良川郡上の釣り人、職漁師が行っていた抜き方。
現代鮎釣りは、チャラに代表される浅場の釣りが大きな進歩をみせたが、同時に引き抜きもまた、主に手返しの早さや、浅場の鮎を驚かさないという利点が評価され、現代風にアレンジされてきた。
その主流は、短手尻による、いわゆる吊り下げ抜きである。一方、郡上抜きは、下がってすくいこめない荒瀬で、鮎を確実にとるためのほとんど唯一の方法として誕生した。
1ヒロ以上の手尻を使うことで、当時の短竿、太糸でも十分にオトリを沈めつつ、いざ掛かると今度はその走りと荒瀬の圧力を、糸の長さと独特の郡上調子の竿でしのぎ、糸が下流に伸びきったところで、腰でタイミングをとりながら、強烈なライナーで抜く。
現代の引き抜きが、ゆるやかに飛ぶのに対して、郡上抜きは野鮎、オトリ、オモリが一直線になって飛んでくるちがいがある。
郡上抜きは、単にスタイルではなく、長良川、その鮎、郡上竿、長い手尻、独特の鈎、鮎の価値観など、郡上そのものの風土が生み出した、ひとつの帰結であり昇華である。