The Orbit

Welcome to the Orbit !


          あなたは2000年3月14日以来   人目のお客様です。

    


           ●Introduction● 

      BROTHER YOUNG ELITE
 これは一昔まで使っていたタイプライターです。キーボードの配列はパソコンと全く同じでいわばパソコンのご先祖様と言えます。横文字の文章のみ書くときは大変重宝しました。その後発売された brother 製の電動タイプライター Zorongo11 は訂正機能付きでIBM 製の高価なタイプライターに比し何ら遜色のない代物でこれも長く愛用しました。しかしながら日本語の文章を書くときは相変わらず手書きで他人が見ると暗号にしか見えない文字を並べていた訳です。
 こんな折りまたしても brother から「よっ!日本人のタイプライター」という宣伝文句で PICOWORD という電脳式和文タイプライターが発売され即座に購入しました。作者の知る限りこの PICOWORD こそが家庭用ワープロの原型と思います。しかしこの初代 PICOWORD は第1水準漢字のみ、編集機能なし、記憶媒体なし、印刷文字は16ドット×16ドットと実用にはほど遠い悲しい存在でした。その後は各社から次々にワープロが発売され凄まじい発展を遂げた訳です。作者もこの頃、超高価な NEC 製の「文豪 5V」というワープロに手を染めてしまいましたが、これはそれなりに使えたので、いよいよタイプライターに別れを告げられると信じたものでした。この次期にはまたNEC から画期的なパソコンが発売され世の中に普及しつつありました。言わずと知れた
PC-9801シリーズです。PC-9801シリーズのワープロソフトは「松」、「一太郎」に代表されましたが、当時はプリンタの機能が未熟な為、ワープロ専用機に比べると印刷能力はかなり劣っていたのは事実です。

      プリンタに掛けられた呪縛

 初期のプリンタになぜ呪縛が掛けられていたのでしょうか?それはプリンタの開発がタイプライターの模倣に始まったからではないかと思います。一つはドットインパクト方式にせよ、熱転写方式にせよインクリボンを使用しなくてはならないこと、もう一つは用紙は何が何でもローラ(プラテン)に巻き付けなければならないという呪縛です。これらの仕様はタイプライターのままです。この呪縛によりパソコン用のプリンタは一種類、一サイズのフォントしか使用できないという状況でした。しかし、柔らかい頭脳の持ち主たちによりこれらの問題は解決されていきました。まず、インクリボンの問題はエプソンからジェットバブル方式というプリンタの登場で解決されました。しかし、まだ厚いハガキなどもプラテンに強引に巻き付けて印刷するプリンタが多かったようです。ところがいつの間にか最近のプリンタを見てみると、全て用紙は上から垂れ流し方式に替わっています。つまり完全にタイプライターからの呪縛から解けている訳です。更に Windows95 の登場と相俟ってパソコンの印刷機能は飛躍的に発展して行きました。

      それでもタイプライターが必要?

 プリンタの高性能低価格化が進んで、文字や画像の印刷も万能になったと思われますが、それでも時として大きな問題に遭遇するようになりました。それは、お仕着せの伝票や申請書などの特定の場所に文字等を印刷したいときに甚だ苦労することです。プリンタはバッファーとやらに情報を蓄えた後一挙に印刷してしまう関係上、ある用紙の特定の場所に文字等を狙い撃ちして印刷することが極めて困難と言えます。タイプライターでいとも簡単にやれたことがパソコンでは不可能なのです。これではいつまで経ってもタイプライターは引退できないではないですか。

      タイプライターに引導を渡す。

 プリンタの仕組みを知ろうと思い MS-DOS の時代、Basic やら C やら MASM やら少し囓ってみましたが結局プリンタごとに異なる仕様に対し自分の実力では到底歯が立たないと悟り放置していましたが、またしても Windows95 の出現がこれを変えました。Windows95 では何と同一のコードで色々なプリンタが同じ行動をとるように設計されていました。つまり素人でも色々なプリンタを制御するコードが書ける訳です。それでも尚この時点では先に述べた、ある用紙の特定の位置に狙い撃ち印刷は出来ませんでした。そしてついに見付けたのがこれまた高性能低価格化が進んできたスキャナです。スキャナで目指す用紙を取り込みそれをフォームとしてパソコンの画面に表示し文字の印刷位置を決定し、先の用紙をプリンタにセットし印刷すればタイプライターのような狙い撃ち印刷が出来るのではと考え、早速コーディング。これが意外とうまくいき、1998年末におおむね使えるソフトが完成しました。ついにタイプライターはお蔵入りとなったのです。
 この拙作ソフトは結構使えたのでその真価を世間に問うべく 1999年3月Nifty に発表しました。
「なの子の狙い撃ち」の誕生です。

 
    なの子の狙い撃ち Ver.5.01(シェアウェア)、1000円 

 更にユーザの方々より、文字とフォームを一緒に印刷はできないのかとの質問が多く寄せられたため、校正機能付きカラーコピー機と言った形のソフトも作ってしまいました。

    SuperCopy2000 Ver.2.50 (シェアウェア)、1000円 


★これらのソフトは Visual Basic 6.0 で作成しました。古いWindows バージョンでご使用の際はVisual Basic 6.0 ランタイムのが別途必要です。下のアーカイブをダウンロードしてお使い下さい。

      naRun.LZH (1,895,839B)   ・・・・・・ naRun.LZH を解凍後、naRun.exe を実行して下さい。 

★以上のソフトは全てのユーザのパソコン環境での正常動作を保証するものではありません。充分試用の上、登録下さい。

これらのソフトウェアの著作権は Orbit にあります。再配布・雑誌等への掲載は自由ですが、事前にメールを下さい。また、バグ情報およびご意見・ご感想等のメールも大歓迎です。また、これらのソフトを使用して生じた如何なる結果についても作者は責任を負いません。

 


          ●Appendix● 

PC-98 collection
   ソフトの開発、動作確認マシーン、遊びマシーンの数々を紹介


作者のバイブル(科学大観)

 

  バナーです。お使い下さい。