科学大観

 私は子供の頃、全く文学書を読まなかった。ただひたすら家にあったこの科学大観という子供向け科学雑誌を繰り返し繰り返し読みふけった。これが現在の私の全知識の原点となっている。従って、科学大観は私にとってバイプルとも言える。もっとも子供の頃、文学書に触れなかった後遺症は深刻であるが。


Fig. 1  地球の誕生。これを見れば人類のちっぽけさが理解できる。

 Fig. 2 サメと戦う勇敢な潜水夫。意味は良く分からないが、何となく感動的である。

 

 

 

 

 

 

 

 Fig. 3 火星探検に向かう原子力ロケット。何時しかこんな日が来ると信じていた。

 Fig. 4 研究中のレオナルド・ダ・ビンチ。後ろで微笑んでいないモナリザがなぜか印象的である。

 

 

 

 

 

 

 悲劇は思わぬ時にやってくる。私が実家を離れている時に、私のバイブルは廃棄処分にされてしまった。その後、実に何年間も神田の古本屋街を足を棒にしてさまよったが、結局再入手はできなかった。しかしである。インターネットの普及は実にありがたい。比較的容易に古書ふみくらという古書店に在庫があることが検索によって知られた。かくして感動のバイブルと再会できたわけである。科学大観は全26巻よりなるが、上に一部を示した。表紙のグラフィックスが実にすばらしい。また、このような書籍を置いてある古書店の存在そのものが貴重である。

科学大観を入手したところ・・・古書ふみくら

                                             

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