川添湧水群と霧島ジオパーク

「つつはの郷土研究会」主催の川添湧水群と沢原高原自然探索の町内学習会
期日 平成22年9月26日(日) 参加者 16名

吉松地区に多大な水害をもたらしている「阿波井堰」
赤線が決壊したところ。
このまま放置していたら?
平成20年の洪水と阿波井堰 
道路側から見たチッソ(株)栗野発電所
近年の洪水で発電所内にも水が浸入
その度に防壁が嵩上げされました。(赤線)
阿波井堰付録
<「広報ゆうすい」より
8/3 国土交通省川内川河川事務所による
阿波井堰に伴う概略設計についての概要説明
がありました。平成23年度着工に向けて
予算請求やチッソ(株)との協議が行われる予定。
熊野神社境内の湧水 ← 拡大
堀口勝利宅を流れる「中丸水源地」 「蟠龍梅由来」の掛け軸 蟠龍梅紹介ページ
これで邸内にある記念碑の謎が解けました
和気清麻呂(麿)> ↓ 吉松古蹟考より抜粋
和気清麿の古蹟は、吉松停車場の東凡1里許、
中津川の内高塚と稱する沢原高原中にあり。
和気公の和気公の住居せしと稱する洞窟今尚存す。
洞の入り口の厳石に文字を刻すと雖(いへども)
千余年の春秋を経過せし今日なれはにや、文字苔
蝕して明らかならず。・・・・・・・
沢原高原は栗野岳溶岩台地(約30年前)に飯盛山
溶岩台地(約3万年前)が重なった状況が確認でき
る世界的にも珍しい風景です。
栗野岳溶岩台地(木原牧場付近)=溶岩はごくまれ
飯盛山溶岩台地(沢原高原付近)=溶岩露出
演習地内の自衛隊道路を走り、初めて知りました。
感激
9/26 木原展望台より撮影

イラスト「広報ゆうすい」 説明者 福島勝男氏

和気穴へ向かう一行 和気穴の風穴(ふうけつ)で、発炎筒を焚いて
空気の流れを観察

<沢原高原における地底の空気対流>
沢原高原には風穴がいくつか存在。
標高350mから上の風穴(和気穴もその1つ)は
夏は空気を吸い込み、冬は暖かい空気が噴出。
標高350mから下の風穴(吉村砕石付近)は
夏は冷涼な空気が噴出、冬は空気を吸い込む。
この冷涼な空気を利用してスイカを冷やしたり
養蚕を営んでいました。
「広報ゆうすい」にて福島勝男氏説明 掲載承諾済み