2019年8月分

音楽雑記帳

トップページへ
---------------

8月26日(月) 録音テープ現存

前回の記事からリンクした竹場元彦氏との思い出話の中に、一度だけ同氏とスタジオセッションをしたことがあることを記しました。

残念ながら録音したテープが手元にはないことも。

ところが、驚いたことにそのカセットテープが現存していたのです。

記事を読んだALLAN吉田氏が、保管していたカセットテープの中からその日の録音をみつけてくれたのです。

しかも掲載翌日にはデジタル化してメール添付で送ってくれました。

まさかもう一度聴くことができるとは思っていませんでした。

感謝感激です。

下記記事に追記し、当日の演奏を聴くことができるようにしました。

竹場元彦氏の思い出

この展開をもたらしたきっかけを考えると手放しでは喜べません。

自分が今生きていられることがありがたいことなのだ、と感じる出来事でもありました。

約40年前にタイムトリップしてみてください。

---------------

8月21日(水) 竹場元彦氏とのこと

私はいまだに拙サイトの「お懐古さん」にあるP-MODELとヒカシューのジョイントコンサートで起きた出来事の後日談をネット上で検索することがあります。

先日なんとなくP-MODEL関連で当時接点のあった竹場元彦氏の名前を検索ワードに加えてみました。

ヒットしたサイトの情報で同氏が昨年11月に亡くなっていたことを知りました。

記憶では私よりも年下です。

考えてみればネットで彼について検索したことはありません。

約20年前に、ある個人的事情により過去の住所録のほとんどを焼却してしまったので、彼のことを思い出すきっかけは特にないのです。

不思議な気持ちです。

Jポップなんていう言葉はなく、イカ天ブーム以前の、「日本のロック」とわざわざ洋楽と区別して言われていた時代に東京で出会った彼との思い出をまとめてみました。

私がSNSを使っていたら、ネット上で彼との再会もあり得たかもしれません。

私の記憶が薄れる前に記録に残しておきますので下のリンクからご覧ください。

竹場元彦氏の思い出

なお「お懐古さん」のコンサート記事に関連サイトへのリンクを載せましたので関心のある方はそちらもどうぞ。

P-MODEL&ヒカシューコンサート

---------------

8月15日(木) トロの八百屋

とは、ローランドのドラムマシンTR-808の愛称です。

リズムマシンにおける歴史的名器と言っても過言ではない製品で1980年に発売されました。

その音は洋楽を聴く人なら誰もが知らず知らずのうちに聴いているはずです。

私は当時その業界にいたので、関係者向けの発表会にも立ち会いました。

かなりの衝撃を受け、高価だったにもかかわらず即買うことを決めていましたっけ。(苦笑)

もっとも20年ほど前に手放してしまいましたけれど。

そうそう、前回紹介したサンレコ誌の広告を見たら、今は私が売った値段の4倍の売値になってました。

所有欲の強い方たちが価格の下支えをなさっているものとみられます。(笑)

さて、今回はこの種のマシンに興味のある人へのお役立ち情報です。

TR-808を開発した当事者の方々が、このマシンを現在向けにソフト化し、しかも無料で公開しているのです。

私もさっそく使ってみました。

当時実機を使ってDTMをしていたので各楽器音の音色を記憶しているつもりなんですが。

オリジナルを再現したとされる音色が私の記憶とは若干異なっていました。

発売された際にはハンドクラップ音が斬新で注目を集めていて、いかにセンスよく使うかの競い合いがありましたね。

私が一番ダサい(失敬)というか使い道がないと思った音はカウベル音でした。

ところがどっこい現在のヒップホップ系では頻繁に用いられているんですもの。

私の先見の明の欠如が如実に露呈してしまいましたとさ。(笑)

このPC用ソフトを試したい方は以下のリンクをクリックしてください。

藤本健の“DTMステーション”

---------------

8月11日(日) ブレイクをスルー

先日本屋さんで音楽雑誌のコーナーに立ち寄ったところ、サウンド&レコーディング・マガジンの表紙がビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)でした。

昨年11月にこのコーナーでも取り上げた新進気鋭の女性アーティストです。

あれからヒットチャートに次々と楽曲を送り込んできた彼女に引き続き注目してきたことから衝動買いしました。

同誌には実兄とミックス・エンジニアのインタビューが掲載されていました。

そのメインストリームから距離を置いた独特の創作法でよくもブレイクしたものだと感心しました。

業界にスルーされなくてよかった。(ここ表題がらみですから)

彼女のインタビューがなかったのには拍子抜けしました、表紙で買ったのに。(苦笑)

まあ、実際は兄妹のユニットで活動していて、名称を彼女の個人名にしているそうなので。

カーペンターズみたいなものか。(たとえが古っ)

音楽CDはかつてほど売れないだろうし、配信では稼ぎが薄いであろうことから、ブレイクしたら即ライヴでお金にしないといけない厳しい時代。

体力勝負か。

ライヴをやめたビートルズのようなやり方はもう無理ですね。(たとえがモア古っ)

---------------

一月前の雑記帳 | 最新の雑記帳 | 一月後の雑記帳