←2017年1月 2017年4月 2017年5月→


2017年4月11日(火)「NEC PC-9821 CEREB C233/VのDVD再生性能を調べてみる」
というわけでパーツを移植。

Trident 3Dimage975が認識されなくなってしまった方はさらに悪化してて画面が化けたり漢字CG RAMエラーが出たりでどうにもならない状況に・・・
20170411_01.jpg
20170411_02.jpg

前に手に入れてたC233/VはSONY DDU100Eが壊れててLITE-ON LH-20A1Pに交換するも再生できないというエラーが出てダメだったんだが今回手に入れた方でもう一度やってみたがDVDは正常に再生にできた。
20170411_03.jpg

しかしアナログオーバーレイの問題なのかオーバーレイ位置を示すピンク色のやつが主にコントラストの高い部分にチラチラと現れるうえに画質が・・・
ルビは潰れて全然わからないしこのハードウェアMPEG2デコーダボードでは解像度が1/2どころか1/4でデコードされてるのか?
20170411_04.jpg

別なディスクを再生しようとしたらエラーが・・・
20170411_05.jpg

SONY DDU100Eに戻したら再生できた。
SONY DDU100E専用に作られているとかあるのかなあ。
20170411_06.jpg

やっぱ画質がアレだな・・・
20170411_07.jpg

再びアリス探偵局。
20170411_08.jpg

Panasonic DMR-BRX6000と比較。
色も薄すぎるし画質差がありすぎてとてもじゃないが実用的ではない。
これはとりあえずPCでも再生できるようにしましたってレベルか・・・
20170411_09.jpg
20170411_10.jpg

カードキャプターさくらとかは15年くらい前にPC-9821でも再生事例が多かったりするがアリス探偵局や超速変形ジャイロゼッターを再生した奴は俺しかいないだろうな。
20170411_11.jpg

フルサイズPCIのハードウェアMPEG2デコーダボードとはいえフルスペックでデコードできない性能とはなあ。
世界初のDVDプレイヤーであるTOSHIBA SD-3000とPanasonic DVD-A300、DVD-A100が1996年11月発売でPC-9821 CEREBは1997年1月にC200/V、続いて1997年6月にC233/Vを発売するがやはり早すぎたのかねえ。
1998年6月に発売されたCEREB NXだと画質は良くなっているらしい。
とはいえフルスペックで再生できたとしても今のDVD/BDプレイヤーなどのデコード性能と比べると凄まじい差があるだろうけど。
アナログだと物量投資が物を言うだけどデジタルだと新しけりゃ新しいほど良いの方が強いしねえ。

貴重なPCIスロットも空くしソフトウェアDVDプレーヤーを使うのがいいか。
というわけでPC-98のWindows 95/98でも動作するSoftware Cinemasterを使ってみる事に。
PowerDVDやWinDVDはPC-98のWindows 2000では動作するがWindow 95/98ではどうあがいてもダメらしい・・・

Software Cinemaster 99ではMacrovisionと出てきて再生できず。
20170411_12.jpg

Software Cinemaster 98では再生できた。
色の濃さもいい感じだが解像度は1/2でデコードされているっぽい。
20170411_13.jpg

なおセットアップ中のグラフィックボードの選択でDesktop PCやTrident Cyberを選んでも画面が真っ黒のままで映像が表示されなかったがわざと3DFX Voodoo Bansheeを選んでみたら再生できるようになった。
20170411_14.jpg

しかしIntel MMX Pentium 233MHzではコマ落ちでまともに再生できず。
AMD K6-IIIE+ 550MHzを採用し600MHzにオーバークロックしているBUFFALO HK6-MS600-NV4を取り付けライトアロケートの設定もするが若干良くなったか?ってくらいでコマ落ちはしてしまう。

3dfx Voodoo Bansheeeを採用したI-O DATA GA-VDB16/PCIを差したらどうなるかとやってみるがドライバをインストールしたら起動するたびにこのダイアログが出て再起動する羽目になりSafemodeでドライバを削除しないと起動不能に。
昔はちゃんと動いたんだがよくわからん。
20170411_15.jpg

S3 Savage2000を採用したI-O DATA GA-S2K32/PCIだとうまくいくかなあと考えたがWindows 98ではオンボードのTrident 3Dimage975のままにしてWindows 2000で最速を目指し手元にあるPCI接続のNVIDIA GeForce 6200A、GeForce 9400 GT、GeForce 9500 GT、GeForce GT 610のどれかを差すかなあ。
GeForce 8シリーズからはH.264動画のハードウェアデコードに対応しているけどPC-98でもコマ落ちなく再生できないものか。



2017年4月6日(水)「NEC PC-9821 CEREB C233/Vを手に入れた」
2010年5月に電源を入れたらマザーボードにオンボード実装されているTrident 3Dimage975が壊れたのか認識されなくなりESC + 9 + HELPキー押しの通称スーパーリセットをやってもメモリチェック後に「PCIスロット00のボードが変更されています.自動設定を行います.」と表示され強制的に無効に。
PCIセットアップユーティリティでもTrident 3Dimage975のリソースを弄れないという事態になってしまったがやっと別なCEREB C233/Vを手に入れた。
前回も箱付きだったが今回も箱付きで入手。
20170406_01.jpg

CanBeと比べると数が少ないだけあってかなり入手困難だわ。
チップセットが430VX、メモリがSIMM、USBなし、PCIスロットが1つ、Direct3Dに非対応なTrident ProVidia9685 VRAM2MBを採用する前期型のC166/C、C200/C、C200/Vよりはチップセットが430TX、メモリがDIMM、USBあり、PCIスロットが2つ、おまけ程度ながらDirect3Dに対応なTrident 3Dimage975 VRAM4MBを採用する後期型のC166/D、C233/Vが圧倒的にいいしこれしか選択肢はないよな。

さらにCEREBはD-Sub15ピンアナログRGB入力採用の28インチBS内蔵ワイドブラウン管テレビのNEC PC-DH28W1またはMUSEデコーダを接続するためのコンポーネント入力も採用した32インチBS内蔵ワイドブラウン管テレビのNEC PC-DH32W1と組み合わせて連携させる事も可能だが10年早すぎた家電パソコンよね・・・

付属品を見てみたら凄い事にほとんど未開封でリカバリディスクも未開封。
20170406_02.jpg

本体。
20170406_03.jpg

端子に埃もなく綺麗。
20170406_04.jpg

カバーを開ける。
DVDドライブはSONY DDU100E。
20170406_05.jpg

HDDはIBM DCCA-34330 4.3GB。
20170406_06.jpg

PC-9821 VALUESTAR V166/S、V200/S同様にゴムブッシュで制振対策が取られている。
20170406_07.jpg

PCIスロットにはFAX/MODEMボードとハードウェアMPEG2デコーダボードが差さっている。
20170406_08.jpg

ハードウェアMPEG2デコーダボードは恐ろしい事にフルサイズPCI。
20170406_09.jpg

SONY DDU100Eはサンプル価格で10万円もするDVDドライブだがディスククランパがプラスチックで割れるという問題が。
前に手に入れたC233/Vは割れてて読み込み不能だったがこれも割れてた。
とはいえまだヒビなのでまだ動作に支障はなかったけど時間の問題か。
20170406_10.jpg

とりあえずパーツを移植して二個一をしなくては。



うっち〜のほ〜むぺ〜じへ戻る