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KCBM in SPA直入 '04

※文中の()内の数字は、昭文社刊ツーリングマップル(2000-2001年度版)のページ/エリア番号です。

2004年4月18日

久住から直入へ

瀬の本レストハウス

熊本の県道11号、通称やまなみハイウェイを瀬の本まで走ると、もうすぐそこは大分県との境界線。赤い屋根のレストハウスを左に見て、交差点を左折し、R442で久住方向に向かう。

(九州:P32/E-4)

このあたりは高原のリゾート地と言った趣で、それらしい施設があちこちに点在している。以前Banditオーナーズクラブのみんなで泊まった久住山荘も道沿いに見えた。あの時は確か3月の末、春先とは言え降雪が予想されたので、予約の電話口で現在の天候のチェックをしようとしたら、電話をとっている担当者はなんとはるか彼方の大分市にいて「現地の天気はよくわかりません・・」と謝られたのには思わず笑ってしまったものだ。

やや狭い道を役場まで抜けたら、標識通りに交差点を左折し、あとは直入までほぼ一直線。天気がよくないせいか道ゆくバイクも少なめだが、それでも気合いの入った連中は数人で隊列を組みつつ、エンジン音も高らかにFitを軽々と追い越してゆく。長湯温泉をすぎると間もなく右折、すぐそこはSPA直入サーキットの入り口だ。


5回目のKCBM

KCBM会場内

KCBMはカワサキのイベントだが他メーカーのバイクユーザーでも参加は自由。ただし写真撮影の関係か、サーキット内にあるメイン会場へは乗り入れられず、外側にある駐車場へ誘導される事になる。もちろんクルマもそう。今までは意識していなかったが、家族連れで参加している人などクルマ参加が意外と多いようだ。ここからサーキットコースをくぐるトンネルを徒歩で抜け、ゆるやかな坂を上がれば、1年ぶりの賑やかなKCBM会場に到着。

ここに来るのはもう5回目だが、あいかわらず「濃い」カワサキユーザーでごった返している。今年は発売されて間もない新型ビッグスポーツのZX−10Rが話題だが、すでに会場内に3,4台は見える。このおそらく120万円以下という事はまずないだろう大型スポーツバイクを個人の趣味で乗り回せるなんて、実に羨ましいものだ。

会場内にはまだ友人の姿は見えない。しばらくバイクの列を見物したのち、受付へ。ここで記名すれば「参加」した事になり、記念品の銀色の小さなステッカーと、Kawasakiロゴ入りのシンプルなマグカップを貰える。昨年まではこの受付記入用紙に「乗っているバイク」という欄があって、ここにうっかりカワサキ以外のメーカーの名前を書くと外様扱いとなり、今年のニューモデルとは違うマグカップ(昨年の残りもの)を渡されていたのに、今年はなぜか記入欄がなく、渡されるカップもみんな一律で同じライムグリーンカラーという風にシステムが改められていた。昨年のKCBMではこの記入欄のせいで新カップを貰い損ない、悔しい思いをしたけど、おかげで1年ぶりにスッキリとした気分になれた。

その後ツーリング仲間のKTさんやGSさんも到着し、恒例の賞品争奪ジャンケンなどで盛り上がった。KTさんなど見事に賞品をゲットされていたが、なぜか作者はこのジャンケン大会で今まで2回以上勝てたためしがない。来年以降、マグカップの次の目標はどうやらここになりそうだ・・。


また来年会いましょう

楽しいイベントもお昼にはお開き、全員で記念撮影ののち参加者は三々五々帰路につく。ここには大観峰によくいる空吹かしの爆音で周囲を威嚇するようなマナー知らずはほとんどいない。硬派なビッグバイクもミニトレールも、出口で軽く会釈し静かに会場を去ってゆく。ゴッツイ格好をしていても、いかにも大人の集まりといった感じで、好感が持てるひとときだ。そしてまた来年もここに来ようと思う。

さて、私もそろそろ家に帰るとしよう。その前にどこかで弁当でも食べようか。それとも温泉にゆっくり入ってからの方がいいかな・・。

Fitのリアシートをフラットに倒してあぐらをかき、会場そばの屋台で買ったたこ焼きをつつきながら、車内でゆっくり考えを巡らす。空は相変わらず重く、今にも降り出しそうな気配だが、雨具を装備せねばならないバイクではなかなかこういう余裕は出せないもの、帰路が遠いとなおさらだ。たまにはこういう「ツーリング」もいいものだなと思った。

でもやっぱり次回は絶対バイクで来るぞ!


おしまい

Fitのメーター
本日の走行
512km
ガソリン
4,246円(36.0L) ※総燃費21.7km/L
食費・温泉など
1,205円
合計
5,451円