第５話　テスト前５夜でできること
〜　本気になればできること！　〜


「まくべん」では，テストは最終目標ではない。
自分の実力を試すチャンスと考えてもらいたい。
　
だから，「まくべん」では，
「毎日の勉強」が主役であり，テストは脇役である。

しかし，まだ「まくべん」では「毎日の勉強」について
十分な秘技をお伝えしていない。
（ご注意：これは2003年頃のお話である）

　仕方がないので
今回だけは，そんなアナタに「インスタント本気勉強術」を紹介する。

テスト前の５日間を有効に活用して欲しいのである。



【残り時間を割り出す】

　最初にするのは，
期末テスト開始まで，アナタに残された時間の割り出しである。

「今日，家に帰って，４時間くらいだろう。」
「明日の土曜日は一日オフだとすると，６時間から８時間，日曜日も同じだ。」
などと…考えていただきたい。
人によって予定も違ってくるので，自分の残り時間を，
○時間○分の単位まで正確に計算してもらいたい。



【睡眠時間は減らすな】

　時間をなんとか増やそうとしてガンバルあまり，睡眠時間を削る読者もいるだろう。
　しかし，それは逆効果である。

人間は。キチンと勉強すればするほど
睡眠中は「睡眠学習効果」がはたらくようにできている。
（詳しくはいずれ解説する）
　睡眠時間はアナタが普段寝ている時間を，確実にキープするのだ。
　土，日の休みも，いつもと同じ起床時間で目覚めよ。
効率的な脳の働きは，日常生活のリズムがつくるのだ。



【授業で使ったプリントを確認せよ】

授業や宿題で配られたプリントは，最優先で勉強せよ。
そこには授業の最重要項目（例の２０％）がつまっている。
なくした者は，本日下校までに友人とアポ（約束）をとれ。



【教科書を読め】

教科書のテスト範囲を，最低でも３回は声に出して読め。
声に出して読むことで，目で読む３倍の効果が得られる。
重要な語句や分からない語句は，チェックを入れよ。



【書いて覚えよ】

　試験は答案用紙に「書くことで答える」ものだ。
　だから書けなければ，まったく意味がない。
（アウトプットを意識するのだ）
　書いて書いて書きまくれ。
そして覚えよ。

新品のボールペンが
一回の定期テストで空っぽになるくらいが目安である。
「書け！書くんだっ！！　ジョ〜〜〜〜！！！」
（父や母にはわかる）


【自分を信じろ】

　何度も呪文のように唱えよ。
「ワタシは決してバカではない。努力が足りないだけだ！」
と