第1話 「まくべん」現る
〜正体不明 謎の勉強新聞〜
2003,11,19



 イヤだ・・・実にイヤな名前だ。もう少し,ましな名前はなかったのか。

 勉強新聞・・・実に重たい響きだ。
いったい誰が考えたんだ。
(それは多分,私だ)

止める者はいなかったのだろうか・・・。
(誰も知らないのだから無理もない。)

 しかし,この新聞は
真正面から「勉強」を考えることを「使命」として生まれたのである。
「勉強新聞」以外の名前は考えられない。
(編集者の想像力が乏しいだけなのかもしれない。)
 
幕の内勉強新聞,略して「まくべん」。

幕の内弁当のように,「あれも,これも」と欲張るところから「まくべん」と命名された。
 
「まくべん」こと「幕の内勉強新聞」は,
「勉強」の意味や,「勉強方法」について,とことん考えるために生まれた。
 毎回毎回
(何号まで続くか分からないが・・・)飽きるほど「勉強」について考えていく。
 
だから,毎日の「勉強」に悩み苦しんでいる諸君にとって,ある時は頼りになる友となるし,
ある時は鬼のような厳しい先輩になる。
(かもしれない)

またある時は,紙くず同然の存在であるかもしれない。
(なんと無責任な!)
 
そんな無責任な新聞だから,月刊とか週刊とか・・・定期的な発行は考えていない。
 さらに驚くことに
(そんなに大したことではないが)
全員に配布するのは,この創刊号が最終号である。
むりやり,配られるのは,これが最後なのだ。
(多分・・・)

では,「まくべん2号」はどうなるのか・・・。
「まくべん2号」は印刷されると,ポストに置かれる。
それも期間限定,5日間だけヒッソリと置かれる。
限定商品である。

読みたい諸君は,それを持って行けば良いのである。
余った新聞は,メモ用紙としてリサイクルされる。
これで資源の節約にも貢献できる。
まさに環境に優しい新聞でもあるのだ。

現在,「まくべん2号」の発行予定部数は60部である。
中途半端な数字だが,配布期間中に全部無くなれば増刷。
残れば「まくべん3号」は減刷になる。

仮に「まくべん2号」の60部が全部余れば正真正銘の「廃刊」となる。
(それは避けたい)

 勉強ができるようになりたい者,したい者,なかなかやる気になれない者。
 乞う御期待である。
 ちなみに「まくべん2号」の発行は本日である。


注:この文章は「幕ノ内勉強新聞」発刊当時の文章です。
現在,新聞の配付は行われていません。
申し訳ありませんがネット上でお読みください