第30問 「月は東に日は西に」
〜 名句を科学的視点から読み解く 〜



突然のことで申し訳ないが…

一句,ご披露である。

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菜の花や 月は東に 日は西に

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まあ,誤解する中学生はいないと思うが…
この句は,「まくべん」の作ではない。

あの超有名な俳人!
与謝蕪村(よさ・ぶそん)先生の
名作中の名作である。

ものの資料によれば…
与謝蕪村先生は享保元年(1716年)生まれの
優れた
画家であり,俳人でもある…らしい。

この句は神戸の六甲山脈の摩耶山で詠まれた
…らしい。

ここまでは,まくべんの聞きかじり情報である。


正確を期すため,語尾に「…らしい」を付けてある。
実に「まくべん」らしい,姑息な手法である。


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それは,さておき!

ここから先は,「まくべん」の想像世界である。

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ある日の夕暮れ時に,山道を歩いていると
そこいら一面に咲いている
菜の花の群生と出会ったのである。
ひょっとすると,1本の菜の花だったかもしれない。

気づくと…
太陽西の地平に沈もうとしているではないか。

赤く輝く太陽の光に照らさせて
黄色の菜の花は,オレンジ色の燃えるような光を放つのであった!

う〜ん…なんとも絶景である!!

そして,後方を振り返ると・・・

そこには,の地平から
がゆっくり昇ってくるではないか・・・。

う〜〜〜〜ん…
キター ぁ ぁ ぁ  ぁ!!

そこで一句!

菜の花や 月は東に 日は西に

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こんな直接的解釈(かいしゃく)では
その道の
玄人(くろうと)さんから叱られてしまいそうである。

しかし,そこは,玄人さんだからこそ持ち合わせているであろう
寛大な心で許していただきたいところである。

「そうそう,よくいるんだよね…。」
「文字や言葉通りに解釈して,分かったような気になっている素人(しろうと)が…」


まったく,そのとお〜り
です!
「まくべん」は,俳句に関しては
(ど)がつくほどの素人です!

……念のため…3回ほど,あやまり
ます!
ごめんなさい! ゴメンナサイ! 御免なさい!

これで,スッキリしたのである
心置きなく,
を進めるのである。

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さて,もう一度,夕暮れの状況をおさらいである。

山道を歩いていたら,
菜の花が咲いていた。
西を見ると,太陽が沈もうとしている。

まあ,こんな感じだった…とでも理解していただきたい。



を見ると,が昇ってきた…のである…が!

さて,ここで「問題」である。

 東から昇ってきた月は,
どんな形をしていたでしょうか?
である。

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@番!


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A番!!


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B番!!!


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C番!!!!


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D番!!!!!


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どぉ〜れだ



さて,正解は・・・コチラからである。


  

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