第54手 「客観を鍛え,主観をみがく勉強法」
〜 3色ボールペン勉強法 その3 〜



3色ボールペンによる教科書の読み込み・・・。
早速試してみただろうか。

やった人は
「実にエライ」のである。
まだやっていない人は,
「タブン永久にやらない」のである。


どんな勉強法もそうなのだが

物事は「いいかも」と思ったら,即実行である。

即実行に移せない人は,いつまでも実行に移せない。
そして,はるか彼方に過ぎ去っていくのである。

そうなると,永久に巡り会うことはない。

ご愁傷様である。


悪いことは言わない・・・

スグにでも,今からでも体験して欲しいモノである。
(明日,ボールペンを買ってからでもイイけどね)

ひょっとすると
これが最後のチャンスかもしれないのである。



さて,実際に試した人は

「ほ〜〜ナルホド,ナルホド!!」

と実感してもらえたことと思う。
(勝手に思っているだけだが)

3色に分けられた教科書の
「ナント,わかりやすいことよ」
である。

そして感じたハズである。
「たかが3色で引き分ける作業のムツカシイことよ」
である。

そうなのである。

線を引きながら,アナタの
脳はフル回転したのだ。
だから,とっても疲れる・・・。

しかし,疲れた分だけ
そのページが,わかりやすくなったのだ。

」の3色には
そんな魔力がある。

「紫・オレンジ・茶色」ではこうはイカナイ。



「線を引いた箇所を全て覚えている」ワケではない
「ドコにナニが書いてあるか」はシッカリ把握できているのだ。
だから,とても分かりやすいのである。

その症状は結構長い期間持続するのである。

数週間後に,そのページを見たときに

「ドコにナニが書いてあって」
「ドレが大切で」
「ナニを記憶すればイイのか」が


スグに思い出せるのである。



某T大受験ドラマでは

「教科書に線を引くな」
「勉強したつもりになるからだ」


というセリフがある。


それは,それで正解である。

何も考えずに,いい加減な気持ちで教科書に線を引くと
「なんとなく勉強したつもり」になる。

それは,とても恐ろしい事なのである。

「まくべん」が以前から言っている
「わかったつもり状態」と同じなのだ。



しかし
3色ボールペンで引いた線は別である。

引きながら脳が回転する。
(実際に回るワケではない。念のため。)


「主観」と「客観」
を瞬時に切り替えながら

「まあまあ大事」と「とても大事」を区別していく作業である。

もちろん「赤」の部分は,キチンと覚えなければならない。
決して線を引いただけで「覚えられる」ワケがない。
しかし,何もしないで覚えようとするより
はるかに「覚えやすい」のである。



ところで・・・
やっていて気がついただろうか。

ボールペンの色を切り替える
「音」である。

「カシャッ」「カシャッ」という音だ。

その音こそが,アナタの脳のチャンネルが切り替わる音なのだ。
「主観」と「客観」
「まあまあ大事」と「とても大事」が
「切り替わる音」なのである。

次回から,そんな気分で線を引いてもらいたい。

すると
ますます調子良く線が引けるから不思議である。

あ・・・図書館なんかで勉強する時には
「カシャカシャ」させるなよ・・・である。


 
  

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