第45手 「中身の見えるテスト勉強計画作り」(その1)
〜 敵を知り己を知る 〜


「時間割型勉強計画」の落とし穴については前話で紹介した。

今回は
「中身の見えるテスト勉強計画」がテーマである。

その正体は「勉強小ネタ第35話」の
「メモ帳グリグリ作戦」
の応用編である。

とりあえず
「メモ型テスト勉強計画」と命名しておこう。



さて,「時間割型テスト勉強計画」は完成しただろうか。

それをジッと見ると
各教科の勉強可能な時間が見えてくるのである。

先ずは,計画作りの第1段階終了である。



次は「メモ型テスト勉強計画」作りに突入するのか・・・

いや,そうではない。

とりあえずテスト勉強を始めるのである。

目的は二つ

各教科のテスト範囲の全貌(ぜんぼう)を知ること



「メモ型テスト勉強計画」を作るためである。



昔から言うではないか・・・

「敵を知り,己(おのれ)を知れば,百戦危うからず」

そうである。

先ずは
「敵(テスト範囲)」を知り
「自分(それぞれの教科の自分の弱点)」を知ること
から
始めるのである。

この勉強は
「偵察(ていさつ)勉強」と名付けておこう。



さて,「偵察勉強」で必ずやって欲しいのが以下の事柄である。

@ テスト範囲の教科書を声に出して読むコト
  ・読みながら,読めない文字,意味不明の語句
   始めて見るような公式や問題をチェックである。 

A 授業中にとった,ノートを読み直すコト

  ・こちらも重要と思える記述,意味不明な記述は要チェックである。
  ・休んだりサボったりして欠落している部分は友達に泣きつくのである。

B 授業で使ったプリントやワーク,副読本をチェックするコト
  ・プリントは全部そろっているか。なければ友達を拝み倒せ!
  ・できる問題はどれか,できない問題はどれかをチェック
  ・重要語句や意味不明の語句,公式をチェック


だいたい,1教科につき1時間くらい「偵察勉強」をすると
「テスト範囲の全貌」と「自分の弱点」が見えてくる。

5教科やっても5〜6時間程度で終わらせれば
平日の勉強,2日程度
又は休日の勉強1日かければ
「偵察勉強」は終了する。

さあ,いよいよ・・・
「メモ型テスト勉強計画」の作成である。

ちなみに,この計画の作成には
1日(2〜3時間)をかける価値有りである。

つづく・・・


  

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