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奄美の島唄について(8/4)

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 奄美は民謡の宝庫である。島の人々が島唄(しまうた)と呼ぶ数多くの唄が歌いつがれている。酒宴が始まると必ず三味線(さんしん)、太鼓(チジン)が持ち出され、島唄、踊りが飛び出す。島民はよき唄者(うたしゃ)であり、三味線弾きなのだ。
 島唄は大きく3つに分類される。

仕事唄 舟こぎや田畑での労働を唄ったもの
年中行事に伴う唄 八月踊りの唄他
今日の奄美民謡の主流をなすものであるが、三味線唄と呼ばれるもの。 三味線を伴奏に使うことからつけられたもので遊び唄ともいう。遊び唄のどれもが男女の唄掛けが基本形だ。唄遊びの席はオープンな男女交際の場だったといわれるが、万葉時代の歌会わせに通じるものがある。

 島唄は形式面で見ると、歌詞に日本上代や鎌倉時代の古語が使われていること、対句・畳区の多いこと、くり返しや感動詞の多いことが特徴だ。古い形式が残るのは、島国という自然条件のためであろう。
 歴史的に見ると、琉球治下の那覇世にはその教化主義の影響で、祝い歌や道歌が勃興している。また薩摩藩時代は、黒糖史にまつわる苦難の生活史に関するものが多い。近年興った新民謡は、島々の特性をたくみに表現して一般に親しまれている。

「島育ち」は代表的な作品だ。


代表的な古典民謡を以下にあげる。

朝花節(あさばなぶし) 歌遊びの最初に唄われるあいさつ歌、祝い歌である。朝花とは夜明けの意。
黒だんど節(くるだんどぶし) 名曲の一つ。黒だんどとは雨くもりがしたぞの意。
よいすら節 南島一帯の姉妹(オナリ)信仰を主題とした唄。船旅に白い鳥がとまったことは姉妹神の守護の知らせで、めでたいことだという内容である。
三味線(さんしん) 奄美の三味線をよく蛇味線(じゃみせん)と読み書きすることがあるが、本来は三味線と書きサンシンあるいはサンシルと読む。
太鼓(チジン) 八月踊りでは左手で持ち、右手の打棒で叩く。廻りにくさびかついていて音が鈍るとこれを叩いて調整する。皮は馬皮。

< 出典:奄美群島観光ガイドブック >

関連ホームページ

瀬戸内町公式HP リアルオーディオを利用した「朝花節」・「くるだんど節」・「豊年節」・「行きゅんにゃ加那節」(元ちとせ:唄)の島唄を聴くことが出来ます。島唄の解説他。
セントラル楽器HP レコード作り続けて43年島唄・新民謡100枚、1000曲突破!昭和31年より島唄のレコードを製作。HPでは、CDの注文、「ワイド節U(バンド曲)」坪山豊作曲を聴くことが出来ます。
奄美便り
島唄
島唄に関する解説等あり。
RIKKI公式ホームページ 奄美出身の唄者でもある歌手RIKKIの公式ホームページ。RIKKIの唄を聴けます。

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