Sotec PC STATION S2120C のCPU交換

数年前購入したSotec PC STATION S2120Cというマシンを現在も使用しています。 OSはWindowsXP Home、CPUはCeleron1.2GHz、メモリーは256MBです。
たいしたことには使わないのですが、起動時などに待たされたりすることが多いのでどうにかできないか調べてみました。
メーカーのHomePage でもカタログ程度しか情報は得られず、シリーズ上位機種もないようです。
CPU-Zで調べてみると、CPUはTualatinコアのCeleronFSB100MHz12倍速で1.2GHzであることがわかります。
Tualatinコアが使えるならPentium3-S 1.4GHz が使えるかもしれません。
本体の型番で検索しても、情報が得られませんでした。
CPU-Zのマザーボード情報を見ると、Trigem Computer Lomita と記載されています。
こちらで調べてみると、HPのデスクトップPCで同じマザーボードを使用しているものがあるようです。
この情報を見ると
Processor socket type Socket 370
Processor family PIII, Celeron, Tualain
Processor front side bus frequency 133/100/66 MHz
Memory speed PC100
Maximum memory 512MB
となっていました。(一部抜粋)

Pentium3-S 1.4GHzでいけそうなので、メモリー造設、CPU交換を試してみることにしました。
まずはPentium3-S 1.4GHzとPC133 256MBメモリをオークションで入手、メモリは念のため両面実装タイプを入手しました。

部品がそろったところ作業を開始。
外観です


側面を外すと中が見えます。


電源を外すとCPUファンが見えます。


CPUファンとヒートシンクを外してCPUを交換します。


メモリも造設して終了です。


交換前後の状態をCPU-Zで確認しています。 前



ちゃんとPentiumV-Sを認識して、1.4GHzで動作しています。

CrystalMarkでベンチマークをとってみました。
左が交換前で右が交換後です。


演算速度はクロック数が上がった分だけ上昇しているようです。
使用感はそれほど速くなった印象はありません。2割程度ではそれほど体感速度は変わらないのでしょう。
起動時の待たされる感じはやや軽減した印象ですが、メモリ造設の効果のほうが大きいのかもしれません。
この機種に関しては、わざわざCPU交換しなくても、メモリ造設のみで十分と思います。
PentiumV-Sが余っているなら、交換してみてもいいかもしれません。

【注意】
この改造は福太朗が行ってたまたま成功したものを紹介しているもので、これを保証するものではありません。
このような改造をすると、メーカー保障は受けられなくなりますし、コードや部品類を破損したり、最悪マシンが起動しなくなる可能性があります。
改造を行う場合は自己責任で行ってください。



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2008/5/20