HP ProBook 4710s の修理

HP ProBook 4710s のマザーボード交換をしてみました。。
このPCはヒューレット・パッカード製ノートパソコンで17インチ液晶を搭載している割に安価な機種で構成によっては新品が5万円以下で購入できた機種です。
ある日突然電源は入るものの起動しない状態になってしまいました。
普通はノートパソコンのマザーボードが故障したら廃棄処分にするのですが、
ネットで同時期に販売されていた15インチの4510Sのマザーボードが流用できそうな情報があったので試してみることにしました。

早速ヤフオクでジャンクな4510Sを入手しました。(送料込みで5K弱)

分解方法はこちらのページ
HP ProBook 4710s まとめwiki
を参考にしました。
ノートパソコンは基本的にユーザーで修理するものではないので情報が少ないのですが、DELLやHPはこのような情報が多くて助かります。
一般にはノートパソコンといえどもハードディスクとメモリはネジ1本外せば交換できる設計のものが多いのですが、この機種は分解が面倒です。
慣れない人には分解はお勧めできない機種です。
分解はページの通りにやっていけばいいのですが、自分が苦労したのは
1.上半身と下半身を分離するところ 左右のヒンジが2−3本のネジで止めてあるのですが、ヒンジが本体に両面テープで止めてあるのでネジを外しても分離できません。 本体を横倒しにして上半身と下半身をゆっくり引き離すようにしたら外れました。
2.キーボード下のプラスチックカバー ネジがやたら多くて外し忘れそうです。元に戻す時にも忘れそうです。ネジ位置は紙に図を書いて外した場所に置いていきます。
プラスチックカバーも妙に薄いところがあって割れそうなのと、噛み合わせになっている部分、両面テープで止めてある部分がありよく見ながら外さないと割ってしまいそうです。
あとネジはトルクスネジなのでT8のトルクスネジ用ドライバが必要です。いじり防止穴はなくても大丈夫です。


上下を分離しプラスチックカバーを外した状態です。

4510s

4710s

全く同じかと思っていたのですが、ヒートシンクの形が異なります。スペックを見ると4710sにはグラフィックチップが搭載されているようです。
右のスペースはDVDドライブ、右下のスペースはハードディスクのスペースです。4710sの方は結構スカスカです。



マザーボードを取り出してみたところです。
左が4710s 右が4510sです。形状はまったく同じですが4710sにはグラフィックチップらしきものが付いています。


組上げて起動してみました。左が4710s 右が4510sです。


CPUがCeleronからCore2になったので処理速度は上がりましたがグラフィック性能はDownです。
まあゲームをするわけではないので別に良いでしょう。17インチ画面はやはり広くて気持ちよく使えます。
これでもうしばらく使えそうです。




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2013/12/7