ブロワーズ決勝弾 (29日 中日戦 3対2) 連敗を食い止めたのは、8回に同点ホームラン を放った大豊と9回表のブロワーズのホームラ ンだった。ホームラン攻勢で勝つのは阪神らし からぬ勝ち方であるが。この1勝は大きい。そ れにしても、藪は勝てない。8回まで2点に抑 えているのに。さらっと伊藤に勝利投手をさら われてしまった。藪先発の時は、不思議に打 てない。腐らないで藪さん。なんと言ってもあ なたは阪神のエースなんだから。うれしいこ とに檜山がスタメン出場し、タイムリーを打っ たことだ。新庄、檜山が打ち出せば、鬼に金 棒なのだが。今日から甲子園で広島戦だ。 |
5割復帰で4月を終わる (30日 広島戦 7対3) この日の主役は新庄。2アウト満塁、1アウト満塁 の絶好機に同点のタイムリー。そして、勝ち越しの 連続タイムリーを放つ。調子の上がらない湯舟の3 失点もカバーする大活躍。そしてまた、見逃せない のが一振りにかける大豊の3点2塁打である。 前日中日戦で、代打でホームランを放ったのに 続いて、この日も、8回の一死満塁の場面に登場。 広島の紀藤の2球目をフルスイング。走者一掃の 2塁打を放ったのである。新庄と大豊が出てくると、 三振の場面を想像してしまうのだが、この日は、 ほんとうに頼もしく思えた。 さあ、5月攻勢へ、スタートだ。 |
また、打てなくなった (28日 中日戦 1対4) 破竹の6連勝が嘘のようにこの2 試合は、貧打阪神に戻ってしま った。3安打ではノムさんでも手 のうちようがない。ゴールデン ウイークで連勝を伸ばすはずだったのが スタートで目算がくるってしまった。まだ、中日に は白星がなく3連敗中だ。気分一新、TOP野球 の原点に返り、はつらつとした6連勝中の プレーを思い出して欲しい。 借金 2 |
そんなに甘くはなかった (27日中日戦 5対13) 3連敗中のドラゴンズ相手なら軽い軽いと思って いたら、大敗を喫した。世の中、そんなに甘くは なかった。メイ6失点、葛西3失点、山崎4失点と 投手陣が大乱調。これでは、勝てない。打線は、 11安打も打っているのだから問題はない。 ピッチャーがきっちり抑えて、少ない得点で勝つ のが、阪神のパターンである。今日あたりは藪 かな。借金帳消しへスタート。 阪神の成績 9勝10敗 首位に5.5ゲーム |
6連勝そして借金0 (25日ヤクルト戦5対0) 川尻完封。ブロワーズ、ジョンソンの復活。 そして、借金完済。あまりにもうまくことが運 び、その反動がこわいくらいだ。中日が広島 に3連敗。まさに、勝ちすぎた反動だろう。阪神 の勝ち過ぎを心配するようになるとは。うれしい 悲鳴だ。本塁打こそ少ないものの、チーム打率 も、チーム防御率も中日、巨人にひけをとらな いほどになったとか。連休終わったころには、 阪神首位驀進中の活字が踊っているかも。 期待とちょっぴり反動がこわいゴールデン ウイークの9連戦が始まる。 初戦は、首位中日だ。 |
鉄人の目 (衣笠 祥雄) 開幕30試合で今年の各チームの戦い方が見えて くる。大きく変わりそうなのが、阪神だ。かぎは盗 塁にある。昨年、阪神の盗塁は12球団最小の28。 今期わずか18試合で7。明らかに、昨年までの阪 神とは違うのだ。(中略)坪井、今岡、新庄、和田ら が先頭に立って走る意欲を持つこと。そうなれば、 相手バッテリーは余分なことを考える。戦いを自分 たち優位にすすめることができるのだ。(中略) 近年、日本のプロ野球で低下している走る意識が 今後の阪神の大きな武器になりそうだ。 (朝日新聞1999/4/27) 連勝で盗塁については、忘れられていたのでは ないか。ここ数試合盗塁があったけ。 |
藪完投初勝利 (23日ヤクルト戦 5対0) 待ちに待った甲子園初勝利だ。久しぶりに 六甲颪の大合唱が響き渡った。好投すれ どもなかなか勝てなかった藪。今日は、打 線の援護もあり、全く危なげなく最後まで 投げきった。やはり阪神のエースだ。バッ ティングでは、先制点をあげた矢野、中押 の2塁打を放った平塚、そして、だめおしの ホームランをを打ったジョンソンと、これまで の阪神には見られない効率的な試合運び を見せた。これでなんと4連勝なのだ。 |
負ける気がしなくなった (24日ヤクルト戦 6対2) 貧打を嘆いたころが嘘のようにこのごろは打線が つながるようになった。梅さんの併殺打でチャンス がつぶれかけても、両外人、今岡などの働きで得 点してしまうのである。投げては、伊藤がピシャリと ヤクルト打線を抑えこむ。昨日に続いて、じわじわ ヤクルトを引き離して行く。阪神フアンにはこたえら れない5連勝。ほんとに、こんなに勝っていいの。 こんな贅沢な悩みを久しぶりに味わった。最下位 脱出どころか、優勝という言葉ももちらつき出すこ のごろである。借金はあと1だ。 |
大魔神を撃破 (21日横浜戦) ヤクルト戦あたりから打撃は上向いてきてい た。極度のスランプに陥っていた坪井がこ のところ昨年のバッティングを思い出したよう に打ちだした。坪井の出塁率が上がれば 得点チャンスは膨らむ。この試合、前半から リードしながら、8回に逆転される。 すると、9回は大魔神の登場だ。 この時点で、私も負けを覚悟した。スポーツ ニュースを見てもしようがないと、寝た。 朝起きて定例のtigers is NO1のメール を見て我が目を疑った。なんと、あの大魔神 を引きずり落し、延長戦の末、勝っている ではないか。しかも、新庄の一打 (ライト前ゴロ)が決勝点を生み 出しているのである。と、言うこ とは3連勝したことになる。 |
|
連敗脱出だ (4月18日ヤクルト戦) 不振の坪井の5安打の固め 打ち、帰って来た新庄の活 躍など、16安打の猛攻を見 せ10対3でヤクルトに快勝し た。7回には、2死1、3塁の時 1塁走者の今岡がスタート。 捕手古田の2塁送球を逃さず、 3塁走者の高波が本塁を陥れた。投げては、 川尻・伊藤・福原の完璧な継投策が成功 した。さらにうれしいことに、和田選手の 1500回出場も達成された。おめでとう。 借金はあと5になった。 |
西村欣也のEYE 父と息子の戦いだった。還暦を越えていようと 父は息子に敗れるわけにはいかない。息子は しかし、父を乗り越えなければ、自立が終わ らない。野村克也と古田敦也。師弟の戦いは お互いのプライドをかけて、壮絶だった。18日 の福岡ドーム。5回2死3塁。3塁走者の和田に 野村は本盗のサインを送った。(中略)が、古 田には、野村の考えが手に取るようにわかっ ている。あわてるそぶりはない。ブロックも完全 だった。ニヤリとベンチで野村は笑っている。 得点できなかった悔しさとは別の感情がそこ にある。「さすがやな」と唇が動いた。これで もかと野村は仕掛けてくる。今度は、重盗だ。 古田が2塁に送球する間に、3塁走者の高波 がホームを踏んだ。(中略)「野村さんはかわ らない。でも、阪神は変わりましたね。」息子 から、父へのエールが聞こえた。 (1999/4/20朝日新聞から) |
気がつけば4連敗 好調にスタートしたかに見えたが14日の 横浜戦、3対6でまたも敗れた。甲子園で の六甲颪は、またもお預けになった。打て ない阪神が、ノムさんに変わったからとい って急に打てるようになるものでもあるま い。あわてず、気長に待つことにするか。 我がライバル巨人も昨日は、広島に最終 回逆転されたようだ。横浜の佐々木選手 のようなストッパーが欲しいなあ。 |
3勝8敗 (4月16日ヤクルト戦) 中日は開幕11連勝。阪神はなかなか勝てま せん。今日の藪投手は7回までは完全試合 のペースと途中経過を聞く。しかし、いつもの パターンの敗戦。連敗脱出の糸口がつかめ ないままずるずる今日に至った。貧打阪神と はいえ、こんなに打てなくては、野村監督と 言えども作戦の立てようがない。藪投手の時 は、ここ3回とも打線が振るわない。めぐりあ わせが悪いのだ。くさらないで、次の機会 に頑張ってほしい。 |
「月見草の会」発足 4月12日、関西の財界人が中心になって 阪神・野村監督を応援する標記の会の旗 揚げ式があった。挨拶に立ったしたクラボウ 社長は、「弱いチームが時々強くなるのが 楽しい。1、2年でいいから、強くしてもらい たい。」と控えめなエールを送った。 野村監督は、「すぐ、強くなるとも思えま せんが、人事を尽くしたい。」と述べた。 式には新調された、六甲颪に颯爽と 野村・阪神タイガース優勝や の旗が掲げられた。 |
4月13日(横浜戦) NHKのBS1で観戦した。ありがたいことに 今年度は、阪神の試合を35試合も放送す るそうだ。これまでの阪神の戦いぶりはそ んなに悪くない。今日のメイ投手も完璧に 近い内容だった。課題は、打てないという ことだ。相手の投手もよかったのは事実 だが、もっと粘りのあるバッティングが欲 しかった。チャンスらしいチャンスもなく、 9回は、大魔人佐々木投手に抑えられ 0対1で惜敗した。後、ひとふんばりで 十分戦っていける体制はできてき ていると思うのだが・・・・。 |
4月11日(中日戦) 延長戦で敗れる 甲子園での初戦、後半、大豊のホームラン で3対3の同点に追い上げて、延長戦にも つれこんだが、力つきた。今シーズンはじ めての借金1。相手の中日は、負けなしの開 幕7連勝。星野監督、笑いが止まらない。 なぐさめは、巨人より上にいること。 気持ちを切り替えて、次の横浜戦へ 向けてレッツ・ゴー |
|
4月4日(第3戦) また、勝ってしまった 東京ドームの巨人戦。1勝すれば十分と あまり期待しないで見ていたら、あれよ あれよという間に勝ってしまった。何か、 阪神の選手たちがたくましく見えてくるの である。本当にこれが野村魔術なのか。 ひょっとすれば、優勝だって狙えるかもし れない。期待はふくらむ。期待させておい て期待を裏切るのが阪神の阪神たるとろ なのだが・・・。 |
4月7日(対広島戦) 2ランスクイズができた この試合は、7回までは広島に0-2で負けて いたのだが、8回に一挙に5点入れて逆転し てしまう。特に、この回には、星野が2ランス クイズまで決めてしまうのである。ここあたり が、昨年までの阪神には見られない変容で ある。野村監督の掲げるTOP野球の精神が じわじわ浸透し始めたといえよう。 |
4月3日(第2戦) 川尻ふんばる 昨夜の悪夢をきっぱりふりきったのは やはり川尻だった。投げる方も立派だ ったが2回表の川尻のバスター安打 によって試合の流れは完全に阪神 ペースになった。また、ジョンソンの ホームランやベテラン佐々木の活躍な どあり、足をからめた野村監督の積極 采配などによってこれまでにない阪神 のよさがでた試合だった。 東京ドームで六甲颪(おろし)を聞く のも気分のいいものでね。 |
|
4月2日(開幕戦) 藪好投すれど 待ちに待った開幕。早めに夕食をすま せてテレビの前にすわる。藪とガルベ スの投げ合いが続く中、今岡がホーム ランを放つ。しかし、巨人の元木の 2ランホームランで逆転される。尻上が りに調子をとりもどしたガルベスの前に なかなかヒットがつながらない阪神。 中継ぎ陣が8回に打たれてついに力 つきた。明日は、打撃陣の奮起を 期待しよう。 |
|
10月に封を切るぞ 4月2日東京ドームで今年のペナンレース の幕がきって落された。これから、135試合 の長い戦いが10月まで続く。14年前のあ の優勝から私の部屋に眠り続けたこのビー ル。野村監督を迎えた1999年、永い眠り から目を覚まそうとしている。14年前の 感激を再び味あわせてほしい。 がんばれ 阪神 |