交流戦

JFKトリオの不調ではらはらした滑り出しになったが、貯金も少しできて交流戦をむかえる。
昨年は交流戦で勝率を稼いだ。今年も二匹目のドジョウを目指して。(笑)


21勝15敗
(阪神2-0ロッテ)

交流戦は今年もロッテの優勝で終わった。わが阪神は上記の成績で3位。まあまあの成績か。交流戦の終盤は本当に打てなかった。ランナーは出すのだがタイムリーがでなくなった。投高打低。岡田監督は「打つ方は悪かったけど、その分、投手が頑張ってくれた」と交流戦を振り返った。その言葉を象徴するようなロッテとの最終戦だった。  特に七回に登板した藤川の活躍が光った交流戦だった。6回を無失点でしのいだ福原からたすきを受けると、自慢の直球でぐいぐいと押す。二死二、三塁のピンチを招いたが、最後はベニーを148キロで空振り三振に仕留めた。これで20試合に登板した交流戦で失点はゼロと抜群の安定感。ウィリアムス、久保田も1回ずつを締め、無失点リレーを完成させた。  昨年の日本シリーズで4連敗を喫したロッテに5勝1敗と雪辱を果たし、交流戦で打率は12球団最下位ながら、21勝15敗で終えた。指揮官は「(貯金の)数字だけ見れば、まあまあかな」と総括した。


勝ったが
(阪神6-3オリックス)  6月17日

目詰まりしていた打線がつながり、阪神は二回に大量6点を奪った。日本ハム、西武、楽天。3カード連続負け越しの“戦犯”だった打線も、この日はかみ合わせを取り戻した。象徴的だったのが、2点適時二塁打を放ったシーツと、6点目をたたき出した金本。いずれも初球の甘い真っすぐを打ち返した。  「久しぶりやな。打てる球が来たら、積極的に行けばいいんや」。連日のように繰り返した指揮官の言葉に、選手がようやくこたえた形だ。二回二死から藤本の中前打で満塁。続く鳥谷の適時内野安打から、見事な4連打でビッグイニングを完成。ただ、それで気を抜いてもらっては困る。  追加点のチャンスがありながら、手放した。3点差に詰め寄られた五回。無死一、二塁でスペンサーは、初球を打ち上げてしまう。1点をもぎ取りに行くがむしゃらさが、選手にもベンチにも欲しかった。  中盤以降の追加点がなかったことに、岡田監督は「取れるのが理想だが、明日からそういう形になれば」。勝つための工夫があれば、試合途中で陰りを見せた光も、まばゆさを失わない

 
サヨナラ勝ち

代打で今岡が使えるぜいたくさ。不調でスタメン落ちとはいっても、走者がいればこの男は理屈抜きに勝負強さを発揮する。延長11回1死一、二塁のサヨナラ機に登場した今岡は、きっちりと右翼戦に打ち返し、チーム今季最長の4時間14分ゲームに決着をつけた。負ければ、今季初の同一カード3連敗。そんな悪夢を振り払うとともに、チームを再び首位に押し上げた。  一塁ベースを回った今岡は、テーピングをした右手を天に突き上げた。喜びの表現は、それだけで足りない。「パン!」と手のひらをたたき合わせると今度は両手を突き上げ、何度もジャンプ。一塁走者だったスペンサーと抱き合った後、会心の笑顔でナインの手荒い祝福を受けた。  「僕の人生で代打でサヨナラヒットというのは間違いなくない。監督やコーチに気を使ってもらって、いろんな言葉をかけてもらっている。責任をすごく感じていた」  延長11回、1死一、二塁。打席は岡田阪神では初の「代打」で回ってきた。右手首関節症で5月27日に登録抹消。6月5日、再合流した際には「爆発しないといけない」と珍しく強気の発言。だが復帰後18打数3安打8三振に終わった。8日から3試合は、5年ぶりに6番に降格。そして、この日はついにスタメンから名前が消えた。  岡田監督は「西口のスライダーがな…」と短い言葉で、その理由を話した。右手首の痛みからか、どうしても思い切ったスイングができないでいた。外に逃げていく西口の切り札は、今の今岡には難敵中の難敵。昨年の打点王のスタメン落ちは、不振への怒りというより、復調の機会を探してのものだった。  併殺で巡らなかったが、8回の勝ち越し機に「いくぞ!」と1度、声をかけられた。プロ入り10年目。この試合までの代打成績は25打数4安打1打点。03年9月3日の広島戦(広島)以来、3年ぶりの不慣れな「ひと振り仕事」。1度出番を逃したことで「良いイメージ」をもう1度頭にたたき込む時間を得た。そして西武5番手小野寺のストレートを叩き、今季チーム6度目のサヨナラ勝ちを呼んだ。  「僕が試合に出るとか出ないとかは二の次の問題。チームに1試合でも貢献する。それがやりがいになっている。だからモチベーションも落ちない。こんなんで期待に応えられたとは思わないけど、これから必ず応えてみせる」  これが今岡の偽りなき本音だ。「この1本でだいぶ変わってくるやろな」と岡田監督が目を細める。中日が敗れ3日ぶりの首位となったが、指揮官には「5番打者復活」の方がビッグニュースに違いない。


西武にも完敗

打線がつながらないし、井川、安藤、下柳、など冴えない投球が続いている。
また完敗だ。今季初めて5点差以上の黒星が2日続き、1試合を残して対西武の負け越しが決まった。岡田監督がオープン戦時から「本当に強いと思ったのは西武や」と警戒していた相手。とはいえ手も足も出ない形での敗戦に、指揮官はイラ立ちを募らせた。  「良くないのは良くない。重いよな…」  怒りの矛先が向かったのは、4回途中KOの安藤だった。0−1で迎えた4回、無死一塁から和田、中村を連続三振。波に乗るかと思われたところで、7番・栗山から投手・帆足の左越え二塁打を含む5連打を浴びた。一挙5失点。岡田監督は「三振、三振で切り抜けたと思った、その後やから。急やからな…」と嘆くしかなかった。  「先発が早い回に点を取られるとキツいよな。今の打線やとな」  赤星が左足首捻挫で不在なうえ、ここにきて全体的に振りが鈍い猛虎打線。粘りを期待してマウンドに送った右のエースだけに、安藤に対する言葉は厳しくなった。4回KOだった3日のソフトバンク戦(甲子園)に続く乱調ぶり。ファームにはこの日好投したオクスプリングも控え、ローテ再編が検討される可能性も否定できない。  今週ここまでの5試合で、JFKを投入したのは1試合。不本意な形での“温存”が続いている。


k完敗

北の大地にカンパ〜イって、しゃれてる場合じゃない…。岡田阪神が日本ハムに完敗を喫した。右手首痛から今岡が復帰したが、ダルビッシュの前に7回1死まで無安打。シーツの右前打でノーヒットノーランこそ免れたものの、三塁すら踏めず、12三振を奪われ今季ワースト2安打で完封された。試合前に宙づりパフォーマンスで登場した新庄にも適時打を許すなど、投打に引き立て役になってしまった。  5回コールドで終わった5月24日のロッテ戦(千葉)を除けば今季最短、2時間25分でのアッサリ黒星…。毎回の12三振、今季ワースト2安打での完封負けでは、さすがの岡田監督も完全脱帽するしかなかった。  「完敗やな。もう、敗因はハッキリしとるわけやから。ダルビッシュにはこの前負けとるし、やり返さなあかんところやけど、今日の方がよかった。打てんかった、それだけや」  ダルビッシュには5月18日甲子園で7回1失点に抑えられていた。この日もキレのいいスライダー、フォークにバットは空を切るばかり。7回にようやくシーツが右前打を放ち、65年以来、41年ぶりの危機だったノーヒットノーランを阻止するのがやっとだった。  5番三塁で今岡が帰ってきた。右手首痛が癒(い)え、5月23日のロッテ戦(千葉)以来となる出場だったが、この日は3打数無安打と不発に終わった。  「久しぶりで? やっぱり緊張しましたね。明日からもっと力を抜いていきたいです」  復帰戦を飾れなかった今岡は渋い表情で球場を後にしたが、この日ばかりは相手が悪かった? 「今日はみんながこういう状態やったからな」と岡田監督は参考外と認定した。  試合前から完全に相手のペースにはまった格好だ。新庄が、約50メートルの高さから宙づりになってセンターのポジションにつくパフォーマンスを敢行。試合後の岡田監督は「新庄? ン?」と無視したが、これで札幌ドームはお祭りムードに。その新庄に初回にタイムリー内野安打を浴びるなど、終始、引き立て役を演じるはめになった。  「ストライクゾーンも広かったわ。だいぶ(ダルビッシュを)助けとったで」と森球審の判定にチクリと不満を漏らした岡田監督。ただ、あまりの完敗だけにそれ以上の怒りも、嘆きもない。「切り替えて、また明日や」。首位巨人がソフトバンクに敗れて、0・5ゲーム差は変わらず。


久保田劇場
(阪神2-1楽天) 6月1日

Jの復帰を祝う勝利はKの乱調で消えた。昨季の猛虎を優勝へと導いたJFKの“再結成式”は最後の最後に久保田の大乱調で暗転した。  「フォアボール、フォアボールやからなあ…。一番やったらいかんことをやって…」  岡田監督のいら立ちも当然か。1点差の9回に順番通りに投入した守護神は、いきなり沖原に四球を与え、バントに構えた続く代打の藤井にもストレートの四球。犠打で2走者を進められ、鉄平には逆転打を浴びた。  まだ終わらない。さらに四球を出した後には、投ゴロを一塁へ大暴投する失策まで犯し、追加点を献上。「…」。試合後は無言のまま足早にロッカー室へ消えた。  同点の延長10回に登板した先月28日の西武戦では1死しか取れず、サヨナラ負け。前日30日の完ぺき救援で立ち直ったかと思いきや、再び計算は狂った。昇降の激しいジェットコースターのようなマウンドではベンチに安心は生まれない。  「失敗ばっかりではなあ…。もうちょっとピシッとせんと」  6月戦線を思い、岡田監督は期待を込めた。久保田の復調は首位固めに欠かせない要素だ。


単独首位
(阪神2-0西武) 5月27日

連覇を狙うには、2日続けて完封負けするわけにはいかない。虎がたった1度のチャンスをモノにして、連敗を2で止めた。26日完敗した松坂に続き、27日は西武先発西口の前に7回までわずか2安打。だが、8回2死から赤星が四球を選び、2番桧山が左中間へ先制の適時二塁打を放つ。金本の適時打を含めたこの回の2点を江草、藤川、久保田の完封リレーで守り抜いた。ナイターで巨人がロッテに負け、開幕から58日目にして虎が今季初の首位に立った。  ヒーローインタビューを終えた桧山が、一緒に遠征中のトラッキーと万歳三唱を繰り返した。プロ15年生のベテランをもってしても興奮の一打だった。「いいゲームやったなあ」。充実感いっぱいに息を吐く。その姿をベンチ裏で見届けた岡田監督も満足そうにほほ笑んだ。  「あれしかないという感じで点とってくれたな。ロッテ戦から(活躍したのは)桧山、スペンサー、桧山やろ。普段出れへん選手がホンマうまく働いてくれているよ」  DHのある交流戦で右投手なら2番に桧山、左投手なら1番スペンサーの仰天起用。これがピタリ的中している。この日は、それだけじゃない。桧山のV打に岡田監督の「耳打ち」が大きく貢献した。  0−0の8回。2死から赤星が四球を選んだ。勝つにはここしかない。同監督の独特の勝負カンが働いた。打席に向かう桧山を呼び寄せアドバイスを送った。  「初球から行け! ツーベースならかえってこれるんや」  赤星の二盗アシストを考えるあまり、ボールカウントを不利するな。2番経験が少ない桧山に明確な指示を与え、西口との対決に集中できる環境をつくりあげた。  実際には、勝負を決める一打はカウント2−3から生まれた。しかも、赤星が自動スタートを切れる最高の形で、桧山は言葉通り左中間を破った。  「抜けてくれるとは思ったけど、(赤星が生還できない)エンタイトル(二塁打)だけはやめてくれと思っていた」  これが赤星、桧山の1、2番コンビで奪った初得点。岡田監督のスペシャルオーダーと、効果的なタイミングでのささやきが、26日の松坂に続く完封負けペースを振り払った。  桧山が言う。  「エース級をよく打つ? やりがいあるし、楽しくやれてる。そういういいピッチャーから結果が出ると自信にもなるしね」  昨年交流戦で西武松坂、楽天岩隈から1発を打ち、今年の交流戦でも23日にロッテ薮田から延長11回決勝打。限られた出番で、さすがの勝負強さを発揮している。  たった1度のチャンスで鋭いサイ配を見せた岡田監督と、それにこたえたベテラン。厳しいゲームをモノにしたことが連覇への手ごたえを確かなものにする。夜、巨人が負けて、今季初の単独首位。4月22日には最大7あったゲーム差を約1か月で逆転した。でも、まだ100試合も残っているからなあ。1位は気分がいいなあ。


降雨コールド
(阪神4-2ロッテ)

この試合の圧巻は、能見投手だろう。杉山が残したノーアウト満塁に登場し、ロッテのクリーンナップを3者連続にしとめたのだ。
もちろん、スペンサーの一番にも驚いたが・・・。指揮官の描いた青写真以上の活躍だった。この男をおいて打のヒーローはいないだろう。超攻撃型オーダーの核弾頭。14日のソフトバンク戦以来今季2度目となる「1番・スペンサー」が、大雨の敵地・千葉で猛威を振るった。  「打った瞬間は風があったから届くかな?という感じだったけどね」  2点を先制した2回だった。2死無走者から、9番・藤本が四球で出塁。転がり込んできた追加点のチャンスで、第2打席が回ってきた。慎重にボールを選び、カウント0−2からの3球目。置きにきた左腕・成瀬が投じた真ん中のスライダーを、渾身(こんしん)のフルスイングではじき返した。  右中間方向への強い風をあざ笑うかのように、弾丸ライナーは一直線で左翼席へ着弾。今季1号となる2ランで、悠々とダイヤモンドを一周した。「四球の後のホームラン。大きいよな」。指揮官も大絶賛の一撃が、5回降雨コールドゲームで大きく物を言った。  陽気な性格でチームにとけ込む舶来砲は、ブラックバス釣りが一番の趣味だ。米国へ帰国するシーズンオフには、バス釣りの聖地とも言われるカナダへも足を伸ばすほど。腕前もかなりのもので、引退後は「プロを目指そうかな」と周囲には語っている。  成瀬攻略への第一歩も、スペンサーからだった。プレーボール直後の初回には右中間を真っ二つに破る二塁打を放っており、これで今季の対左腕は12打数6安打。キラーぶりを遺憾なく発揮しいている。  「まだフル出場は2試合だけど、自分の力を発揮するだけだよ」  現状では、1番での出場はDHを使用できるパの本拠地という条件に加え、サウスポーの先発が予想される試合に限定される。それでも相手にとって、脅威の的であることに変わりはない。来日2年目。スペ様がチームに欠かせないピースになり始めた。


ロッテに3連勝
(阪神2-1ロッテ)5月22日

どういうわけか交流戦になると勝ちが先行する。原因は裏ローテのようである。これもめぐり合わせか。(拍手)
阪神は延長11回表、「2番・DH」で先発していた桧山が熱戦にケリをつける決勝弾を放った。ロッテ3番手薮田のチェンジアップをとらえ、風速10メートルの逆風をついて右翼席へ2号ソロ。ロッテの連勝を9で止め、昨年日本シリーズの悪夢を振り払う、ひと振りだった。「チームが力をつけるには、こういう試合を勝つのが一番だから。ヒーローは日替わりでチームの中から出ればいい」。岡田監督も「千金のホームランやんか!」と手放しで称賛。貯金を10の大台に乗せ、首位巨人にゲーム差0・5まで肉薄した。期待してない檜山で勝ったのはついているからか。
交流戦の首位も見えてきたぞ。


片岡が3塁
(阪神1-4日本ハム)

今季の下柳は、四球をきっかけに崩れるケースが多い。このゲームでも3回まで無得点に抑えながら、4回2死走者なしからセギノールへ与えた四球がきっかけで逆転されてしまった。ストライク先行で、ボールを打たせるのが昨年の下柳の勝ちパターン。ところが、今季はボール先行で、仕方なく投げた甘いボールを打たれるケースが多々ある。もし、微妙なコントロールができない状態にあるなら、今後も心配だ。
もう最高!!新庄には降参や!!今季限りで引退を表明して迎えた元虎のプリンスが「ラスト甲子園」の第1ラウンドに、飛びっきりのパフォーマンスを準備して帰ってきた。  試合直前のシートノックだ。あれっ、新庄がいない!?ノッカーの白井ヘッドコーチが人さし指を立て「背番号1」を呼ぶよう指示…。次の瞬間、ベンチから赤いリストバンドが飛び出した。何と身にまとうは、猛虎の縦じまのユニホーム!!懐かしい「背番号5・SHINJYO」がグラウンドに駆け出した。  全身で新庄コールを浴び、両腕を突き上げれば、聖地は興奮のるつぼだ。阪神ベンチの、金本ら古巣ナインも大笑いして、手をたたいた。本塁へのレーザービーム送球を披露してベンチに戻ると、ナインを集め円陣を組み“キャプテン役”で試合への気炎を上げた。  「オレを育ててくれた世界一の球場」で、古巣ファンに感謝を込めたパフォーマンスだった。  関係者の話を総合すると、新庄が00年に着用したユニホームの在庫を阪神球団が持っており、新庄にプレゼント。すると新庄が『着たい』と要望。阪神側も驚きながらも、現場レベルで承諾した。事後報告を受けた牧田球団社長も「タイガースへの思い入れが発想の源だったんだろう」と理解を示した。  パのアグリーメントでは、練習中も「ユニホームもしくは球団名またはマーク入りの練習着の着用」が義務付けられている。ただしセには取り決めがない。  審判団も使用することは「聞いていない」としたが「練習時は見てないので、何とも言えない」。日本ハム・ヒルマン監督は、球団が「ユニホームに関する質問は遠慮してほしい」と報道陣に通達したのを振り払い、「ファンは喜んだ。そのためにやった」と新庄を擁護した。  「何か新しいことをやる勇気を持て」-。そう球界に訴え続ける、新庄の思いは、着実に伝わっている証しだった。  「バカをやって、結果も出す自分が大好き!!」だ。0-1の四回には中前打。勝ち越しのホームも踏んだ。チームも首位タイに返り咲いた。  17日が雨天中止となったため、6月にもう一度、夢の凱旋がある。次が本当のラスト。最後はやはり“さよなら弾”を、頼んだぞプリンス!!


井川、どうした
(阪神1-8ソフトバンク)

一体どないしたんや?そんなブーイングが、またもマウンドの井川に投げつけられた。序盤に完封を予感させる投球を見せつけながら、中盤、一気に崩れて6回8失点の背信投球。岡田監督も「あそこ(4回先頭の川崎)を抑えたら楽になるのに。それぐらい分かってると思うけどな」と、不甲斐ないエースにおかんむりだった。

 
やっと勝てた
(阪神7-2ロッテ) 5月9日

昨年の日本シリーズでは、手も足も出ずロッテに4連敗した阪神が1年ぶりに勝った。(拍手)
導入2年目を迎えたプロ野球セ、パ両リーグによる交流戦が9日、北海道から福岡まで全国各地のナイター6試合で開幕し、
セが4勝、パが2勝のスタートとなった。  阪神は地元甲子園球場で、昨年の日本シリーズで4連敗した交流戦の初代王者ロッテに
7−2で快勝し、雪辱を果たした。セの首位を快走する巨人は敵地スカイマークスタジアムに乗り込んでオリックスと対戦し、
8−4で退けた。  交流戦は6月18日まで予定され、各チームが計36試合を戦うためペナントレース争いの
影響も大きいといわれる。交流戦の優勝になれば、ペナンとレースの主導権もにぎれるのだが・・・。