後半戦


昨年のような勢いはなくなったが、前半戦を5割で通過できたのは良しとしよう。
まだ、優勝のチャンスは残っているのだから、先発陣がある程度そろってくれば望みはある。
井川や伊良部,太陽など今何をしているのかな。


久しぶりの甲子園

(阪神3-2広島) 8/27

26日ぶりに戻ってきた甲子園が、地鳴りのような大歓声に包まれる。サヨナラ劇勝、6連勝!! 延長十二回。手負いの今岡、金本で作った一死一、二塁のラストチャンス。勝利でしか進めない“連覇への道”を、桧山が土壇場で切り開いた。  「ストライクなら全部、行くつもりでした。ここまで5打席、さっぱりで…。開き直って打席に入りました」  カウント1−1から、大竹の内角スライダーを叩き潰さんばかりに引っ張り込んだ。10年ぶりに負け越さなかった夏のロードを終え、聖地に帰ってきた初戦。泥沼の6連敗から、それを一気に取り戻す6連勝だ。  「悪いな…」。同点に追いつかれた直後の八回。空振り三振に倒れた桧山は、右腕の肩を叩いてわびていた。10勝を目前に、延長十一回まで熱投を続けた福原を見殺しにした。「野手はみんな、勝たせたいと思ってプレーしていた。まして自分でタイムリーまで打って…。勝たせたかった」  復活を期す東洋大の後輩へ。全野手を代弁して、白星のプレゼントを出来なかったことを悔やんだが、チームの勝利だけはもぎとってみせた。  これで5試合連続の打点。「見ればわかるでしょ。内容が悪い」。そう受け流したが…。得点圏打率が1割前半に沈んでいた前半戦。「普通に打っていたら、ありえないでしょ」。自虐的に話した。以降、新聞記事を読むのをやめた。成績表を見るのもやめた。  「見るのはテレビと競馬欄くらいかな」。打っても打たなくても、3割を超える打率も含め情報を遮断した。目の前の1打席だけを見る。気づけばこれで、得点圏打率.282。「あと31試合、バットを折ってでも打って勝利に貢献したい」と力強く話した。  「いい勝ち方や。最後まであきらめない。1戦1戦や、こうなったら!!」。興奮した岡田監督の口から飛び出した、ネバサレ宣言。精気を失ったような借金8から、岡田阪神は再び前年度覇者の誇りを見せ始めた。  「甲子園は全然、違いますね。まだまだこうやって、大勢のファンが足を運んでくれている。みっともない試合だけはしたくない。少しでも、感動させたいです」  最後にヒーローが声を絞った。優勝は無理だが残り全部かつつもりでこれからも戦ってほしいものだ。少なくともAクラスは確保したいものだ。

5連敗
(阪神0-4中日) 8/19

怒りもない、失望感もない。努めて冷静にふるまったのが、精いっぱいの強がり、だった。  「中日と12・5ゲーム差? まだまだ140試合まであるから。何ゲーム開いたというのは、1年間通していうこと」。“終戦”の2文字をグッと飲み込んだ岡田監督だが、厳しい現実を突きつけられた。  エース・井川が4失点で七回降板。しかも打線は、右腕先発・ドミンゴの読みが外れて左の小笠原と岡本に完封リレーを喫した。その外した右対策用に3番・三塁で起用した片岡が4タコ。守備でも六回一死から荒木のボテボテのゴロをあせってポロリとグラブからこぼす拙守。7連敗中だったナゴヤドームでこのミスからこの回3失点という、悪循環にはまってしまった。  9・5ゲーム差でまさに背水の陣で迎えたこの中日3連戦。夢の3タテへの淡い期待は、裏切られた。1、2戦は投壊で、意地をかけた3戦目に待っていたのは今季12度目の完封負け。中日には14敗目で3年連続で勝ち越しなしも決定して、引導を渡された。  上を見る余裕はもうない。今季2度目の5連敗で、借金7のワースト更新と歯止めがきかない。何とか4位の座こそキープしているが、最下位・広島との差は2ゲーム差まで縮まった。リーグ優勝した昨年から一転して、奈落の底に突き落とされる瀬戸際まで追い込まれた。  「まず自分とこのチームよ。立て直して早く修正しないと…。毎日試合があるわけやから」  悲壮な決意をにじませた。この惨状に、佐藤投手コーチ、金森打撃コーチの責任問題も浮上している。このまま立て直せなければ、その余波はさらに広がるのは必至の情勢だ。  船出して1年目から岡田阪神崩壊の危機。さあ、どう立て直すか。


金本701試合連続出場達成
(阪神1-3巨人) 8/1

金本が連続フルイニング出場の日本新記録を達成した。フルイニングというところがすごいですね。
阪神・星野SDは1日、NHK「サンデースポーツ」(後9・53)に生出演。連続フルイニング出場の日本新記録を達成した金本について「選手の鑑ですよ。阪神の選手のみならず(プロ野球選手は)みんな、鑑にしないと」と絶賛した。  「つねに3番、4番を打ってきたわけで、きちっと主軸をやってきた。左が打てないとか、苦手があるとかいうと、監督はピンチヒッターを出すよ」と評したうえで、自身が監督を務めた昨シーズンを振り返り、「本当に感謝してますよ」と話した。 ★大学の先輩・矢野は「想像を絶する」  金本とは同い年で、東北福祉大では1年先輩だった矢野は「どんな記録よりも、すごい記録だと思います。おめでとう」と祝福した。  「毎日出ることも大変なのに、フルイニングなんて、想像を絶する。そういうところに自分の意識を置くのが、カネらしいね。そういう姿勢は僕らにも伝わってくるし、見習うべきことです」  猛虎不動の正捕手と、4番。ベテラン2人が互いに高め合って、さらなる飛躍をしていく。  ◆選手会長の阪神・今岡 「野球をやっている立場から、本当にとてつもない記録ですからね。(家族ぐるみの食事などで)今年は金本さんと話す機会も多くて、どういう風に野球に取り組んでいるかとか、大変さも知っているだけに、頭が下がります。強いハートは、本当に見習うべきところです」  ◆金本の「オヤジ」として信頼の厚い阪神・杉田トレーナー 「5年間試合に出続けていることやからすごい。アイツは走攻守にハートとか、5つも6つも兼ね備えている。昔の気質を持った男や。絶対自分からは痛いと言わん。燃え尽きるまで記録を続けてくれよ」  ◆金本のグラブを手がけるハタケヤマ社・畠山佳久社長 「彼のプレースタイルと同じく、『生涯使えるような頑丈なグラブが欲しい』ということで、今年から使ってもらっています。この大記録にウチのグラブが立ち会えて光栄です」  ◆オフに護摩行修行を行うなど親子同然の付き合いをする最福寺(鹿児島市)の池口恵観法主 「ずっと世界記録を目指すと言ってきましたからね。あの人の体は若い。けがをしてもすぐに治ります。長くいいプレーをして皆様に喜んでもらってほしいですね」 ★野崎社長は「特別表彰します」  野崎球団社長は1日、連続フルイニング出場の日本新記録を達成した金本を、球団から特別表彰する考えを明かした。  「素晴らしい記録。ああいう選手を育てた広島さんもすごい、と思う。うちの選手もまねて、もっと力強くなってほしい。球団として特別表彰します」  阪神の最近の特別表彰は、開幕からの連続試合安打の日本記録(24試合)を達成した和田(現二軍野手総合コーチ)がある。大阪ドームで行なわれる13日の広島戦の前にも、記念の盾と金一封が贈呈される。 ★古巣・広島からも称賛の声数々  金本が広島に入団した92年に二軍監督、94年からは一軍監督として7年間をともに過ごした広島・三村ヘッドコーチは感慨深そうだった。  「一軍で出たいという気持ちを人一倍持っていた。今は敵同士だが、強い気持ちを持ち続けてがんばってほしい」  打撃力がありながら、守備と走塁の意識が低かった金本に、走攻守そろった大型選手になってほしいと願い、その大切さを教えてきた三村ヘッド。「おめでとう」という祝福の言葉は、喜びにあふれていた。  ◆広島・山本監督 「おめでとう。ここまで、けがとかで難しい時期もあったと思うが、努力という形で1試合、1試合積み重ねてきたものだろう。試合に出続けるのはファンに対する責任感もある。現役時代、キヌ(衣笠祥雄氏)もそうだったし、自分もそうだった。強い体を作ってきたという証だろう。これを通過点としてがんばってほしい」  ◆広島・佐々岡 「マネしようと思っても、マネできないよね。すごいよ。右手だけでヒットを打っているわけだから、相当痛いんだろう。それでも出るのがすごい。敵ながらすばらしい。せえ、とゆうてもできんもんやろうしね。もっと続けてほしいよ」  ◆広島時代の弟分だった広島・新井 「広島時代は一番近くにいて、苦しんでいたこととか、悩んでいたことも知っています。すごい記録の裏には苦しみもあったと思う。そういうことを聞いたこともあるので、よりすごいと思います。野球人としてだけでなく、一社会人としても尊敬しています。おめでとうございます」 --------------------------------------------------------------------------------

5連敗を金本が・・・
(阪神8-7中日)

矢野のさよならヒットで5連敗にピリオドをうったが、連続出場を続けている金本がピンチに・・・・。
延長十二回。中日・岩瀬の真っすぐを左手首に受けていた金本は二塁ベースを回りながら、最後の瞬間を見届けた。  「腫れている? よう分からん。ホームラン? それどころじゃない。シビれ? ちょっとヤバい」  フルイニング連続出場の日本記録更新まであと「3」。鉄人はそのまま病院に向かったが、紛れもなく金本で勝ったゲームだった。  一回、5連敗中のチームにカツを入れる24号2ランで、9試合ぶりの先制点をもぎ取った。井川が沈められて逆転を許すと、七回には右翼席中段にもう一発ズドン。25号逆転3ランで逃げ切る一度は完ぺきなシナリオを作った。  病院に行った後、背番号「6」は京都に車を飛ばした。目的は裕美夫人(31)も公認の“外泊”。オフに護摩行修行を受けるなど、敬愛する最福寺(鹿児島県鹿児島市)の池口恵観法主(67)が待っていた。  今季中、池口法主が京都を訪れるたびに、自腹で宿を押さえて「気」の注入を受けてきた。連続試合フルイニング出場の日本記録まで最後の力を授かるためだ。  慢性疲労を抱える右足と左肩に、この日新たに痛めた左手首。両手を添えて念じてもらうことで、何度も奇跡を起こしてきた。科学的なトレーニング、肉体のケアを極限まで追及する男が、最後は目には見えない「気」の存在を支えにする。床を並べて語り明かすことで、一晩のうちに悩みも晴れる。豪快に見せて、ギリギリのところで心の均衡を保ってきたのだ。  不振の只中にいた26日に「3倍返しを」と叱咤した岡田監督は、不死身の鉄人を信じている。  「(3倍返しまで)もう一歩やろ。あした返さないと。カネなら(左手首が)折れてても出るやろ」。文字通りの満身創痍でここまで来た。台風10号の到来で、30日の雲行きも怪しいが…。頂点は目前。ドラマは最後まで波乱含みだ。

 
やっと三浦攻略
(阪神6-2横浜) 7/19

顔も見たくなかった相手を、ようやくマウンドから引きずり下ろした。4年越しで7連敗を喫していた三浦を、チームが束になってKOした。「ウチのチームの野球は、派手じゃないけど、守って、チャンスで打つ」岡田監督が描く理想を、選手が見事にやってのけた。  先発の福原が、しっかりゲームメークした。3回に1点を失ったが、MAX152キロの直球を中心に、横浜打線に追加点を許さない。圧巻は6回。無死一、三塁のピンチで、ウッズ、多村、古木を、すべてスライダーで空振りの三振に仕留めた。「2点目はやりたくなかった。あそこはゼロで抑えたかった」この回でマウンドを降り、ハーラートップの9勝目を挙げることはできなかったが、仕事は果たした。  そして7回、赤星のビッグプレーが流れを変えた。相川の右中間への当たりを、フェンスにぶつかりながら、ジャンピングキャッチ。「福原が、あれだけ投げてたんで、何とかしたかった」その思いが、8回に実った。  先頭の今岡が、三浦の145キロ直球を左翼席にたたき込んだ。「ベストスイングができた」11試合ぶりの18号同点弾。選手会長が1点をもたらすと、もう止まらない。赤星が右翼線へ二塁打を放ち、片岡が復帰後、初タイムリーを右前へ運んだ。  今季、初めて三浦からリードを奪うと、桧山が右翼ポール際へ2試合連続の9号2ランでとどめを刺した。「きのう(18日)のシモさん(下柳)といい、ピッチャーが頑張ってくれているからね」と、桧山が指摘する通り、投手が踏ん張り、打線が奮起と、投打がガッチリかみ合い始めた。  「4、5回(三浦と)対戦してアカンねんから、基本に戻るしかない」今季4戦4敗。天敵退治へ、試合前のミーティングで、こうゲキを飛ばした岡田監督。それに応え、今季6度目の3連勝。6日以来、貯金を2とした。「きのう、きょうと、ものすごく大きいね」勢いに乗った猛虎が、首位戦線に殴り込む。とにかくこのシリーズは勝ち越したいのだが・・・・・。


井川先発も
(阪神3-4中日) 7/16

オールスター戦も終わり、後半戦がスタートした。しかし、またも中日にあっさりやられてしまった。
阪神先発井川は初回、先頭打者荒木に初球を右中間へ運ばれ、いきなり無死二塁。1死後、自身の暴投と四球から一、三塁となり、福留のショートゴロで二塁封殺したが、遊撃手藤本は一塁へ悪送球。荒木が生還し、先制を許した。なおも2死二塁で、アレックスに2ランホームランを打たれた。  阪神はその裏、1死一、三塁から金本の右犠飛で1点を返した。  井川は4回、この回先頭の福留に初球を中越えに本塁打され、4点目を失った。  阪神は5回、藤本がヒットで出塁し、井川の送りバントと今岡のサードゴロで2死三塁。続く赤星の内野安打で1点を返した。  6回、阪神は2死からアリアスが四球を選び、相手バッテリーの虚をついて二盗に成功。桧山のタイムリーでアリアス生還、1点差に迫り、「天敵」山本昌をマウンドから降ろした。  井川に代わって8回には新外国人マイヤーズが登板、1イニングを打者3人に抑えた。  阪神は終盤得点を挙げられず、1点差で惜敗。後半戦黒星スタートとなり、対中日戦6連敗を喫した。今年は中日と横浜にはまったく歯が立たないような試合が続いている。