99さん撮影
東西対抗戦(鹿児島)で投げる遠山投手
1日天下 (4/29) 中日にサヨナラ負けを喫し、せっかくの 首位も1日で明渡すことになった。湯舟 が好投し、阪神リードで終盤を迎えた が、中日の気迫におされて惜敗した。 同点で迎えた9回一死二塁から、李の 詰まった打球は猛然とダッシュしたタラ スコの前に落ちた。そのまま大きくポーン と跳ねると、無情にもタラスコの頭を越え ていった。三塁側ベンチの声にならない 声が次の瞬間、右翼スタンドの大歓声 にかき消された。タラスコは「あんな に高く打球が跳ねるとは…」と言い ながら首を何度も横に振った。 このサヨナラ負けで連勝は9で止まり、 たった一日で首位から転落した。敗因 は、はっきりしていた。自慢の「守り勝つ」 野球ができなかったことだ。大豊の一塁 へ悪送球。3回にも種田の遊ゴロを田中 がはじいて、その直後に李に同点打。 まだある。8回にも立浪が二盗した際に 矢野が二塁へ悪送球という具合。 さあ、ここで一息いれて、新たな 連勝へ向けてスタートだ。 |
名古屋ドーム (4/30) ハンセルが、初回四球を連発して、 無死満塁になった時は、どうなること かと思ったが、2回以降はすっかり立ち 直って、いいリズムで投球していた。し かし、昨日と同じように、8回に落とし穴 が待っていた。名古屋ドームでは、この ところ勝っていなかったのですね。 ナゴヤドームは鬼門以外の何もので もない。連夜の逆転負けで、昨年から 9連敗。28日に続き、この試合もまた、 ミスが致命傷となった。8回一死一、二塁 から山崎の当たりは三塁前へのゴロ。完 全な併殺コースだったが、バトルの悪送 球で併殺を取れず。その直後、遠山が 立浪に中前適時打を打たれてしまった。 バトルは「普通に併殺を狙いにいったけ ど、ボテボテだったので速く投げようとし たらああなってしまった」とぼそり。また、 ミスをカバーするだけの打力が今の チームに備わっていないのも悲しい。 ここ3試合の安打数は4、6、5…。 1試合平均5安打しか放っていない のだから・・・。今のところ、完封す るしか勝ちパターンはない。 4月は勝ちすぎたからなあ。その 反動がきたということか。(-_-メ) |
ねばりが出てきた (4/27) 野村監督のことばによく出てくる 「勝つことが薬」の意味を改めて噛み しめるこの頃である。勝つことによって チームが一つにまとまり、技量が高まり 協調力も自然にできてくるようになる。 延長15回のドローの中にたくましく成長 した阪神の姿を見ることができた。そん な中、若きエースと期待される福原の 乱調や守備の破たんなどで、五回を終 わり4点のビハインド。当然のごとくベン チ内で「きょうはダメか」との空気が充満 するなか、ノムさんのベンチ内でのボヤ きでナインは生き返ったのだった。 六回に大豊が2ラン、そして九回には 代打で登場した和田が口火をきり、タ ラスコのタイムリーで同点に追いつ き、あとはミラーがものすごい形相 で粘りの力投をみせたのだ。 昨年とは一味も二味も違う阪神の 成長した闘いぶりが今後も期待 できそうだ。頑張れ阪神。 |
首位奪還 (4/28) 開幕3連敗した時には 考えもしなかった首位が9連勝と共に やってきた。しかも、サヨナラ勝ちで・・。 0−0で迎えた10回、一死一、三塁で 代打佐々木が二塁ゴロ。本塁への送球を 西山が落球し、矢野が生還し決着を付け た。藪は今季初完封で4連勝。阪神の4 月の首位は8年ぶり・・・・・。(拍手) サヨナラ勝ちの瞬間、藪はもがくよう な仕草で一塁に向かってベンチを飛び 出した。自らの代わりに打席に立った 佐々木の頭をたたきにたたく。劇的な 幕切れ。しかし、甲子園に詰め掛けた 3万観衆は、勝利の原動力が誰なの かを知っていた。お立ち台を降りると、 藪コールが爆発した。「やってるときは 切羽詰まって苦しかった。でも、終わ ってみれば最高のゲームでした」。 10回を4安打無失点で切り抜けての 1―0の勝利。チームを首位に導くと 同時に、自身は無傷の4連勝だ。 |
競争意識の芽生え (4/25) 阪神、躍進の原動力は、投手陣が 支えているのは事実だが、選手間の 競争意識による効果も否定できない。 これまで18試合で坪井とタラスコを除き スタメン落ちを経験。「お前が4番」と太 鼓判を押されていた大豊も、相手投手と の相性や、広沢の調子がよければベンチ を温める。そんな中でベテラン和田は代打 で「自分の存在感をみせないと忘れられ てしまう」と必死な思いでプレー。これが 若手にも危機感をうみ、守備の面でも 好結果を生んでいる。 昨年も、一時は首位にたつなど連勝も あったが、今年の勝ち方は一味も二味 も違う。 「ジョンソンや大豊が神がかり 的に打ち、相手チームに信じられない ミスが出て、勝ちが転がり込んできた という展開が多かった。でも今年はき ちんとした勝ちパターンがあるのが 強み」と松井ヘッドコーチ。 さあ、広島との首位決戦だ。 |
首位攻防戦 (4/26) 首位攻防戦の第一ラウンド。福原の 調子があまりよくなく、広島の上位 打線につかまり、3回までに4点を失 った。こりゃ、いかん。連勝も今日で ストップか、と諦めかけていた。 しかし、土壇場でド根性を見せた。 2点を追う9回、代打・和田の右前打 に始まり、代打・佐々木が歩き、代 走・高波。これがきいた。坪井の大き な右飛で高波もタッチアップ。一死 二、三塁なり、代打・広沢の遊ゴロで 1点差、そしてタラスコが一、二塁間 を割って追いついた。ここまでの 快進撃は投手力を中心とした守りの 野球を押し進めてきたからだ。8試合 とも全て先行逃げ切りで勝っている。 「守りは攻撃に優る」という野村監 督の信念の元で、広い本拠地の特 色を生かした“甲子園野球”を実践 してきた結果だ。この日は、初めて 追う展開になり、しかも0―4から追 いついた。引き分けにはなったが、 今年の阪神はどんな流れにも 対応できることを証明した。 |
7年ぶりの7連勝 (4/23) 相手はヤクルトの石井投手。今日は 難しいかな、と思っていると、新庄の ホームランなどであっさり先制したが、 ヤクルトもじわじわ追い上げ、終盤は防 戦一方になった。しかし、坪井と秀太 の美技が阪神の7連勝を呼びこんだ。 8回、1点差に迫られてなお2死二塁。 代打・青柳の左翼ファウルに坪井が猛 然と突進した。「空中で捕れると分かっ ていたから。体はどうなってもいいと思 って飛び込んだ」。そのままフェンス に激突して倒れ込んだが、グラブに 収めたボールを離すことはなかった。 さらに9回1死一、二塁の大ピンチで、 古田の遊撃後方にフラフラと上がった 打球を、田中が最後は後ろ向きにフラ イングキャッチ。「最初から追っていれ ば楽に捕れた。ちょっと大げさになっ ちゃったかな。坪井さんのプレーの方 が大きいですよ」。どちらもチームを 単独2位に押し上げる貴重なプレー となった。これが連勝中のチームの 勢いというものだろう。(拍手) |
美しい勝利 (4/24) 1対0というスコアで勝つのは投手に とって最高の喜びだそうです。そして、 いかにも阪神らしい勝ち方ではないで しょうか。8連勝目に星野がやってくれ たのです。1点も与えられない厳しい状 況に、星野伸は耐え続けた。今季2度 目のお立ち台では、4万8千人の大観 衆に向かって「終わってみれば最高の 気分です」と手を上げた。連勝中という プレッシャーの中での2勝目は、移籍初 完封で飾った。「オレで負けてもいいや と思って力を入れないで投げた」と開き 直ってのピッチングだったと語った。 結局、終わってみれば、散発4安打、 三塁を踏ませず、チームに14年ぶりの 8連勝をもたらした。ただ、本人が「終 わってみれば…」と強調したのには理 由があった。初回、先頭・飯田にいきなり 痛烈な当たりで左前へ運ばれた。一死 二塁から後続を打ち取ったが「0点に抑 えるような立ち上がりじゃなかった」と 振り返った。だが、反省をすぐに生か せるところに星野伸の凄さがある。 「1―0で完封するのが投手にとって 最高なんだよ」という理想を新 天地でも実現した。 |
巨人に3連勝 (4/21) ついに、巨人に3連勝。やることなすこと 全てが阪神のためにあるような試合だった。 この日のヒーローは8回まで投げた藪だが、 二回の満塁で走者一掃の二塁打を放った 平尾の一撃で試合は決まった。(拍手) 「みんながつなげてくれたおかげです。 僕はただがむしゃらにいくだけですから」 の言葉通り、力いっぱいバットでボールを ひっぱたいた。今の平尾に打席での迷い はない。「打ちたい気持ちと、半分は開き 直りです。悩んで打席に入っても結果は 出ないですから」という思いが平尾の大 迫力の源。「ゲームに出てる人も出てな い人もいっしょにやってる感じがある」と いうチームの勝利への一体感が、平尾 のバットで爆発。東京ドームで12年 ぶりの痛快3タテ劇をもたらした。 |
平尾絶好調 (4/22) 巨人に3連勝して、甲子園に帰って きましたが、残念ながら雨天中止。 連勝の勢いでヤクルトを一飲みしたい ところですが、巨人戦の後は、よく負け るのですよ。(笑)相手投手が石井とく れば、なおさらです。ゆっくり休んで気 分を一新して、頑張ってもらいましょう。 7年目の平尾が絶好調なのは、夜遊び をやめたからだそうです。(笑)平尾は、 「もう卒業しました。それに(試合にでてい るから)宿舎に帰ると疲れて、そんな 余裕はないんですよ」と模範生に 変身。これが今年の飛躍につ ながったようだ。 今日の教訓 「夜遊びを止めれば、打率が上がる」 |
福原、巨人を完封 (4/19) 福原が巨人打線につけいる隙を与えず 工藤に投げ勝った。この日の福原は、 コントロールが絶妙で、変化球が冴え 巨人打線に的を絞らせなかった。(^。^) 昨年7月10日以来の勝率5割だ。4月 11日の甲子園開幕戦で苦杯をなめさ せられた工藤を見事たたきのめした。 3回、一死一、二塁。二塁走者の田中 が敢然とスタートを切った。一塁走者の 坪井も。これが工藤攻略の“カギ”だっ た。伊原コーチは「癖じゃなくてしぐさ。 10何年も(工藤を)見てるんだから」と、 工藤の大きなモーションを見抜いてい た。この重盗に対して、捕手・村田善が 二塁へ悪送球。貴重な先制点を生み出 した。この1点で一気に流れを引き寄 せた。野村監督が「矢野のホームラン はきいたな」と絶賛した1発は、続く4回 に飛び出した。一死二塁。1週間前には 苦しめられた内角への真っすぐを左翼 席へ運んだ。「あれはまぐれ」と照れ たが、本業でも福原を絶妙のリード。 「同じようにやられたら意味がないで すかからね」と巨人にきっちりお返し した。こんなに全てがうまくいった試 合も珍しいなあ。今夜も勝って貯金 シリーズといこうか。(笑) |
メイも血祭り (4/20) 先週の甲子園と全く同じ、巨人・メイと 阪神・ラミレズの投げ合いになった。そ して、3安打の阪神が7安打の巨人に 勝ったのだから野球は面白い。(^。^) 7回、2アウト3塁、1塁で登場した和田 がメイをマウンドから引きずり下ろす 決勝の二塁打で試合を決めたのだ。 「去年、おととしと(メイの)後ろで守って て、ピンチになると真っすぐ、真っすぐに なってたからね」。和田はメイの習性を 覚えていた。いきなりカウント2―0と追 い込まれたが、焦りはない。そして3球 目。真ん中への真っすぐを見逃さず、 左中間を深々と破る2点二塁打。 貴重な決勝打をあげた。 16年目を迎えた37歳には厳しい シーズンだ。若手の起用に加えて、 14日から昇格したバトルも好調とあ って、陰が薄くなっていた。12日の巨人 戦を最後にここ4試合、出番はなし。 「ベンチで見てると、みんな速く見える んだよね。でも、打席に立って初球を 見て、もしかしたらと思った。仕事がな いモヤモヤがあったし、5連勝に一つ でも貢献できて良かったよ」というベテ ランの意地のひと振りで、ついにメイ を血祭りに上げたのだった。 |
湯舟、中日を完封 (4/17) 湯舟が中日打線を3安打で完封して、 今季初勝利。おめでとう湯舟。 98年4月、試合中に三塁のベースカバー で左足甲を骨折。シーズン中に手術した が、痛みは収まらず、オフにまた、再手術。 昨シーズンに戦列復帰は果たしたが、本来 の調子は取り戻せず、昇格と降格を繰り返 した。不調の原因は投げ込み不足と信じ、 祈るような思いで体をいじめ抜く。残された 道は開き直りしかなかった。引退の覚悟を 秘めて臨んだ今シーズン。「勝ててよかっ た」と静かにつぶやいた湯舟だった。 また、ハートキーの加入により 危機感をもったのかバトルが攻守に わたって大活躍をした。守備のファインプ レーで湯舟を助けたり、8回にはダメ押し の来日初アーチをレフトスタンドにぶち込 んだ。これでチームも3連勝。次は、東京 ドームで5割復帰をかけて巨人との 3連戦だ。(^。^) |
うれしい誤算 (4/18) 新・助っ人ハートキー内野手の獲得が 発表されたとたんに、バトルが攻守に 見違えるような働きをするのだから皮 肉なものだ。まだ、2試合だけでは評 価は難しい面もあるが、意外?な活躍 に、首脳陣のバトルへの評価も大きく 変わってきた。工藤、メイの先発が予 想される巨人3連戦を前に、松井ヘッ ドコーチは「バトルには期待している。 守備もよくなってきたしフットワークがい いね」と“巨倒”のキーマンに指名。 新外国人・ハートキーの獲得を目指 すようになったきっかけは、バトルが 戦力にならないと判断されたところ にある。当然、4月下旬ないし、5月 上旬に来日する新助っ人を即一軍 で使う手はずだった。しかし、その ときまでバトルが打ち続けてい れば、そのプランは白紙に戻 ることになる。 このような誤算なら結構なことだ。 |
星野投手、初勝利 (4/15) 移籍後、3試合目にして初勝利。この日は 打線の援護もあり、中日の打線に的を絞ら せず、悠々と完投した。おめでとう星野。 「勝っちゃったよ。ほんとうれしいよ」と、いつ もはクールに決めている星野伸が珍しく興奮 していた。やっとつかんだ移籍後初勝利。通 算169回目の勝利は苦労した分、喜びも大き かった。3月31日の開幕横浜戦ではハマ打 線に“セの洗礼”を受けてまさかの2回KO。 7日の広島戦(広島)では好投しながらサヨナ ラ負け。この試合も4回にゴメスに同点弾を浴 び、嫌なムードが漂ったが、7回無死一、二塁 の最大のピンチでディンゴを併殺に打ち取り、 山場を乗り切った。結局9回を5安打1失点に 抑え、今季チーム初、藪の昨年5月11日広島 戦以来の完投勝利を収めた。「言うことなしで すね。彼の場合、自分の持ち味を出せるど うか」と評価した野村監督には史上8人目の 監督通算1200勝目をプレゼントした。 |
新助っ人・ハートキー (4/16) 打撃不振で二軍落ちしたバトルに代わる 新助っ人・ハートキーの獲得が決まった。 ハートキー(ロッキーズ3Aコロラドスプリン グス所属・28歳)は、コロラドスプリングスの 開幕戦にレギュラーでスタメン出場してプレー を続けている。99年(平11)のシンシナティ・ レッズ3Aインディアナポリスで、打率3割2分 9厘を記録した好打者。打撃面で三振が少 ないのも大きな魅力だが、守備面でも二、 三塁に、外野も守るユーティリティーだ。 問題のバトルは、2軍での働きが認め られて、一軍に上がってきて早速、2安打 を放つ大活躍をした。ハートキーの加入が バトルに危機感を抱かせ、発奮材料になっ たようだ。いい意味で二人が競い合って レギュラーの座を目指して闘うことで 技術が向上すれば結構なことだ。 |
メイにひねられた (4/13) 遺恨試合というほどの抵抗もなくメイに 簡単にひねられた。おまけに、打点ま でメイに稼がれて、大敗した。我が阪 神は、ラミレズが先発したが、制球が 定まらず、アップアップの状態で、メイ にも押し出しの四球を出す始末。昨日 と同じように、巨人打線に打ちまくられ た。打つ方だけじゃなく、守備面でも 巨人に比べれば格段の実力の差が あるようだ。巨人に勝つとすれば、投 手が完封するくらいの力投して、新庄 の一発で逃げ切るというパターンし か思いつかない。(笑) 期待の的場が先発出場したが、攻守 共に精彩を欠いた。というよりも一軍 のレベルではない。線が細く、打てそ うな雰囲気が伝わってこない。野村 監督じゃないけど、もっとメシを食って プロらしい体格をつけることも必要の ようだ。もう一度2軍で鍛えてもらい ましょう。ショートは田中(秀)で しばらくは、いくしかなかろう。 |
エースの藪 (4/14) エースの藪が気迫の投球を見せて 連敗を阻止した。また、ガルベスに 対して打線も奮起して2ケタ安打を 記録するなど、久しぶりの白星を呼 びこんだ。野村采配もこの日は冴え た。1点差に追いつめられた8回、野 村監督は後藤に対するカウント2―2 で藪から遠山にスイッチ。そのあと 「松井、高橋由用」に遠山を一塁へ回 す秘策を用いた。伊藤のワンポイント、 ミラーの3人締めで遠山の再登板はな かったが、計算し尽くした継投策が 的中した。そして、本拠地初勝利と 巨人戦通算600勝を達成した。 さらに野村監督自身、史上8人目の 監督通算1200勝に王手をかけた。 この日は、広沢が先制のヒットに 続いて盗塁も絡めて猛打賞を獲得 するなど大活躍して阪神勝利の 原動力になった。また、ミラーも広島 戦の後遺症もなく、9回をピシャリと 3人で切って取った。(^。^) |
打てる内野手獲得へ (4/11) 成績はともかくチームの打率は今にも 2割を割り込むような状態では、投手陣 がいくら頑張ってもなかなか勝てない。 バトルに代わる外国人を獲得するため 球団社長が渡米した。最有力候補に挙 がっているロッキーズ傘下3Aのスコット ・マクレーン内野手(27)=192センチ、 94キロ、右投げ右打ち=は過去2年間 の3Aの成績が62本塁打、213打点 という強打者。「獲得期限は6月まであ るわけですから、そんなに急いではい ませんが、一応新外国人を獲る方向 で検討しています」と、語った。 今日から、甲子園での開幕カードは 巨人戦だ。圧倒的戦力の巨人に勝つ ためには、投手陣がよほど踏ん張ら ないと勝ち目はない。福原、ラミレズ 藪が登板するようだが、投手陣が 完封して大豊の一発で勝つとい うパターンが最高。(笑) |
どうしようもない (4/12) 甲子園の開幕戦は、重戦車巨人に なすすべもなく完敗した。攻守ともに 実力差がはっきりした試合だった。 先発の福原は、5回6連続安打を浴 びて降板、つづく藤川、吉野、山岡 がメッタ打ちにあった。巨人16安打 に対して阪神のヒットは6本だけだ から、どうしようもない。タラスコの バックスクリーンへのホームランで やっと完封を免れた。これほどの 戦力差があれば、ノムさんの采配 もなにもあったものじゃない。 今岡が試合前の早出特打で腰を痛め、 出場選手登録を抹消された。「1日も早 く一軍に戻れるように頑張ります」と言 葉少なに球場を後にした。猿木チーフト レーナーは「腰痛症です。病院に行くか どうかは、明日(12日)の朝の様子を見て 決めます。(10日間の抹消期間で)戻っ てこれるでしょう」と、軽症であることを 示唆した。代わって的場が戻ってきた が、まだ、一軍のスピードにはついて いけないようだ。 |
大豊、通算250号 (4/9) 広島との2回戦、大豊が放った先制弾が 通算250号のメモリアルアーチとなった。 さらに、2打席目に放った2塁打が追加点 のチャンスを広げる通算1000本安打に なり、阪神の白星に貢献する貴重な1打 となった。それに、盗塁まで決めちゃって この日の大豊は攻守に大活躍だった。 「私より何倍も打った大先輩が多くいる 中、大した記録じゃないと思いますが、 しかし、大豊にとって汗、涙、努力の結 晶だと思いたい」と、大豊は語った。 また、この試合では、平尾が満塁の チャンスに二塁打を打ち勝利を引き寄 せた。今のタイガースの中で一番頼り になるバッターといっていいのではな いか。今後が楽しみだ。おかげで、 秀太や今岡の影が薄くなったなあ。 4番新庄は、打撃の方はあまり冴え ないが、今日も絶体絶命のピンチを 絶ち切る好守でチームの勝利に貢 献 した。送りバンドもする珍しい 4番打者ということか。(^o^) |
5割は遠い (4/10) 5-3でリードして向かえた8回裏、広島 の逆襲にあい逆転負けを喫した。これ はベンチの采配ミスといわれても仕方 がない。二軍から上がってきたばかり の山岡を引っ張りすぎた結果だ。今日 のCS放送の解説者(大下さん?)が 「どうして、山岡を投げさせるのだろ う。ここは、当然伊藤でしょう。山岡が 投げつづければ、広島にもチャンスが きますよ。」と言明した直後、前田の 逆転満塁ホームランが飛出した。 この試合、タラスコの3ランで一時は リードしたが、終始広島の勢いが優っ ていた。安打数を比べても、広島11本 に対して、我が阪神は6本である。 守備面もエラーにこそならなかったが 拙い守備が随所に見られた。広島の 東出選手のように使いつづけて育て ることも必要かもしれない。平尾など 今日は打てなかったが、我慢して 育ててほしい。また、去年活躍して 話題になった田中(秀)の影が ずいぶん薄くなったなあ。 |
出た、新庄の2ラン (4/7) 悩める4番打者新庄に待望の一発出て ヤクルトに連勝した。投げてはエースの 藪が7回まで1失点に抑える好投を見せ 順調なスタートをきった。新庄はほんの 少しだけグリップエンドを余らせて打席に 入った。その2球目。内角に入ってきたレ モンの143キロ直球を捕らえた。打球は 虎党の陣取る左翼席中段へ一直線に伸 びた。4番の1号先制2ランだ。(拍手) 開幕5試合目、18打席目にしての 今季1号だった。さらに3回には左中間へ 二塁打。二死走者なしからチャンスを築い た。「ああいうチームの中心になる人に一 発が出れば、気分的に違うからなあ」と野 村監督。新庄の一振りがベンチを奮い立た せ、大豊がパワーをさく裂。とどめは代打・ 広沢の一発でヤクルトの息の根を止めた。 さあ、今日から広島戦だ。 今年の広島は手ごわいぞ。気分 を引き締めて、まずは5割復帰だ。 |
星野力投むなし (4/8) 3連勝といきたかったが、世の中そん なに甘くはなかった。というのも、広島 の先発が佐々岡と聞いて、打てない 予感もした。(笑)我が阪神は、開幕戦 で横浜打線につかまり、KOされた星野 の先発である。一抹の不安が頭をかす めたが、いきなり3者連続の三振でス タートした。すばらしい立ちあがりだ。 2回も前田、金本を三振に取り、5連続 奪三振。屈辱の開幕戦とは180度違う 立ち上がりを見せた。しかし4回に広島 打線の反撃に捕り、2失点。5回以降は 再び自分のペースで投げ続けた。7回 に味方打線が2点を奪って、試合を振り 出しに戻してくれたが、最後に悪夢が 待っていた。9回裏、2アウト満塁まで こぎつけたが、野村の打球が一二塁 間を抜け、悪夢のサヨナラ負け。 今日の敗因は、クリーンナップが 佐々岡に完全に押さえられた ことにつきる。 |
初勝利 (4/5) 初先発の福原が大健闘。ヤクルトの打線 を完璧に封じこんだ。打ってはタラスコの 先制打が初回にでて、その後、チャンス はあるのだが、なかなか追加点が奪え ないいつもの阪神の展開になった。 しかし、6回に待ちに待った大豊の ホームランが飛出して2点差になって、 勝てそうな雰囲気になった。これも速球 でヤクルト打線にスイングをさせない 福原の好投があったからである。 3試合11打席目に飛び出した今季初 アーチ。チームの今季初勝利を決定づ けたアーチでもあった。「どう打ったか は覚えていませんが、打った球はスト レート。とにかく1本目が出て良かった よ」と控えめ。だがチームの連敗を阻 止し、復活の手応えをつかむ貴重な ホームランだった。 福原-遠山-ミラーの投手リレーも申し 分なかった。特にミラーの球威はすご かった。コントロールがいいので安心 して見れておれる。去年のリベラ以上 の働きはしてくれそうだ。 |
新庄、特訓 (4/6) 4番打者になって張りきり過ぎたのか、 新庄の打率が上がらない。 開幕から 4試合で16打数2安打、打率・125の 新庄が早出特打を行った。「ヘタは早出 じゃ。」打てない人は早出」と約30分間、 150スイング。見守った柏原打撃コーチ は「感じはいい。あとは結果だよ」特打ち の効果を強調したが、「力みさえしなけ れば…」の条件付き。6日に先発が予想 されるレモンのビデオも観察、データ収集 も整え「速い球は(得意だから)いいです よ」と新庄。言葉どおりになれば連勝も 可能だが…。 力を入れないで君なら 7分の力でスイングすればボールは スタンドまで届くのだから・・。(^。^) 去年の開幕投手・藪が6日の ヤクルト戦にスライド登板すると 自ら語った。前日の福原の好投が 刺激になったようで、エースの意地 を見せて連勝といきたいものだ。 オープン戦で結果の出なかった バトルが2軍で調整を続けている が、新外国人獲得の情報も流れる 中で、生き残りをかけて頑張って いる。バトル、早く上がってこい。 |
3連敗 (4/3) なすすべもなく横浜のマシンガン打線にや られました。ハンセルの剛球も横浜打線に かかれば、いとも簡単に打ち返されてしい まいます。あの大きなハンセル投手が小さ く見えてしまいます。横浜の選手の打球は ライナーで野手の間を抜けていくのに、我 が阪神の打球は、力のないフライになって しまいます。これが実力の差なのでしょう。 タラスコ、新庄、広沢のクリーンナップが バッターボックスに入っても打てそうな 雰囲気がありません。気迫が伝わって こないのです。でも、平尾、和田の打席 は何かやってくれそうな雰囲気が感じ られるのです。その差は、何かと考え てみると、きわどい球は、ファールで逃 げたり、しつっこく球に食らいついてい こうという気迫の差だと思います。 まだ、始まったばかりの3連敗です。 気分転換を図って、次のヤクルト 戦に備えてほしいものです。 |
野村采配に疑問 (4/4) 開幕第3戦の野村采配に非難がおこって いる。捕手にカツノリを起用したことやハン セルに代打を出さなかったことなど、疑問 点が噴出している。中西清起さんは、以 下の3点を挙げて批判した。 1、捕手はチームの要であり、打力を含め て、矢野の方が優れているのに、なぜ カツノリを起用したのか。 2、藪や福原が残っているのにどうして、 ハンセルを使ったのだろうか。 3、6点も取られているのに、先頭打席の ハンセルに、なぜ、代打をおくらない。 矢野を外し、カツノリをスタメン起用した 野村采配に横浜スタジアムのスタンドからも 疑問の声が上がった。批判が集中したのは 相性のいいハンセルが降板した後もマスク を被り続けた点。「ファンとしては(カツノリに) 興味があるけど、点が取れなくて困ってい るなら矢野を使わないとダメ」、「早く替え てほしかった。矢野さんの方が打って くれると思う」 |
星野(伸)玉砕 (4/1) 阪神期待の星野が開幕 戦に登板したが、初回に 5点を取られて玉砕した。 アッという間の6連打で、開幕戦の 連敗記録を止められなかった。「変化 球のコントロールが甘かった。横浜は 選球眼がよかったね。ボール球を見 逃された」。唯一の救いは打線の反 撃で敗戦投手を免れたこと。「次回 は納得できる投球を心掛けるよ」と 星野は気持ちを切り替えていた。 4点ビハインドの6回。平尾のチーム 初アーチで目覚めた打線は、プロ11 年目で初の開幕4番に座った新庄が 2点二塁打で続く。「言うことなし」。報 道陣の質問を遮るように、新庄は小 走りでバスに乗り込んだ。だが松井 ヘッドは「(新庄は)それなりの働きを してくれた。チェンジアップを打ったこ とに価値がある」と称賛。さらに大豊 の同点犠飛に矢野の勝ち越し弾な ど、レフトスタンドの虎党は昨年まで とは違う明日への希望を感じ取った に違いない。たしかに、初回の5点 で、惨敗を覚悟したが、6回の猛打 で、勝ち越した時は、奇跡が起こっ たと思った。(笑)延長戦に負けは したが、打線に活気が出てきた のがうれしい。(^o^) |
湯舟、力投むなし (4/2) 湯舟がすばらしい投球 を見せたが、援護射撃が なく、開幕2連敗となった。試合後、 野村監督が最後につぶやいた。「結 果的に代えても良かったかな。まさ か(カウント)0―3になるとは…」と7 回一死一、二塁で代打・中根を迎 えた場面を振り返った。6回までの 湯舟の投球内容は、指揮官の決断 力を鈍らせるほどの出来栄えだっ た。結果は凶と出た。中根に左翼 上段へ決勝3ランを運ばれた。 湯舟は「シュートが甘く入った。 満塁にしてもよかった。「今日は テンポよく投げられていたのに」 と、ポイントになった1球を悔や んだ。しかし、味方に追加点が 入っていれば、展開は違ってい たかもしれない。野村監督も 「援護してやりたかった」と、攻撃 陣の拙攻やサインミスを責めた。 98年、横浜で3連敗を喫して以来 の開幕連敗スタート。開幕3連敗 だけは絶対に避けなければならな いが、湯舟の復活は長いシーズ ンを戦っていく上で、何より明 るい材料となるはずだ。 |