12月の阪神情報

的場、身体つくり（12/28）ドラフト一位の的場が、プロ野球選手にふさわしい身体つくりに乗りだした。ダイエットに悩む女性にはぜいたくな話だが、的場の課題は太ること。「プロの体を作っていかないとね。体重を増やすことがトレーニングの目的です。肩の筋肉もつけておきたいんです」。現在の体重は74キロ。目標の80キロに向けそろそろネジを巻き始めたい時期だ。これまでは九共大の施設を使ってきたが、27日に尼崎市内で適当なトレーニングジムを探し、28日から体を鍛えはじめる。１月中旬に始まる合同自主トレに照準を合わせ、十分に動ける体作りを済ませておきたい。プロらしい身体は、相手に威圧をあたえる。ぜひ、成功させて開幕一軍を狙おう。	2,000年のドラフトは（12/28） 2000年のドラフト一位候補が決まったと言えば、鬼が笑うといわれるかもしれないが、本当に決まったのです。末永編成部長が「ノドから手が出るほど欲しい。バリバリの１位候補」と明言した山田投手（立命館大）は、今年９月にソウルで行われたシドニー五輪アジア予選で、全日本のストッパーとして活躍した。現時点でのアマ球界ナンバーワン右腕。最速１５３キロのストレートにに加え、多彩な変化球を操る２０００年ドラフトの超目玉。激化が予想される獲得合戦を前に、虎が熱烈ラブコールだ。しかし、当の山田は、オリンピック出場しか眼中にないようだ。まだ、早すぎたか。（笑）
来季の阪神は4位（12/26）野村監督は、今、ハワイで春季キャンプで選手に配るテキスト「野村の考え」の執筆中である。そのハワイで布教活動をしている荒住職が野村監督にエールを贈った。荒住職は、最下位に終わった今年の野村阪神を振りかえって「死力を尽くしたと思う」と評価。さらに来季については「４位までいけばいい。後は来年」と、１歩ずつ前進していくことを理想に掲げた。さらに荒住職は「ダイエーは優勝まで５年かかったが、そのレンジで考えればもう少し阪神は早く行くんじゃないか」と大胆にも５年以内での優勝予想までしてみせた。来季は4位か、う～ん5年間は待ちきれないなあ。	星野投手・開幕戦に焦点（12/27）オリックスから移籍してきた星野投手は、開幕戦に焦点を合わせて調整をするという。星野の心は開幕の横浜戦に飛んでいる。そして、オープン戦は、セ・リーグ相手の登板を希望している。　星野の頭は、未知のセ・リーグを１日も早く研究したい気持ちでいっぱいだ。それにはビデオなどではなく「直接体で、（内外角など）どこが強くて、どこが弱いかを感じることが大事」という。もちろん、星野伸自身の手の内を見せる危険性もある。だがキッパリ言い切った。「どうぞ、研究して下さい」。そこにあるのは、１６８勝を積み重ねて来た男の頼もしい自信とプライドだ。
若手が競輪学校へ　（12/24）タイガースの若手・８人が、年明けの１月10日から20日まで、日本自転車振興会日本競輪学校（静岡県田方郡修善寺）にトレーニングのために臨時入学することになった。金沢、藤川、部坂、山岡、奥村の５投手に田中、関本、寺田の内野陣で、下半身を中心にしたトレーニングに励むことになる。きっかけは、ノムさんが競輪学校の練習風景をみて、「下半身を鍛えるには競輪が最適や」と勧めたのが実現したわけだ。みっちりトレーニングに励んで、たくましくなって帰ってくることを期待しよう。特に、身体が細いといわれている藤川が西武・松坂ばりのたくましい体になってデビューする日を待つことにしよう。（^o^)	乙武君は名キャッチャー（12/25）野村監督が「五体不満足」の著者乙武さんと対談をした。野村監督は「乙武くんは素晴らしい青年だね。頭がいい。あの明るさと前向きな姿勢、自立心はすごい。考えさせられるよ。我々は甘いんだって。生きていく中で、出来るだけすぐれた人との出会いを求めているが、久しぶりに感動したわ。対談と言われて、全く共通点がないから何をしゃべろうとかと思っていたが…会うまで困っていたけど、アッと言う間に２時間がたったよ。インタビューがとても上手。頭の回転が早いから話が途切れないんや。名キャッチャーや」と語った。阪神も来季は明るく前向きにペナントへ挑戦しよう。
2年目の野村監督　（12/22）来季にむけフロントから人事面（戦力補強）で予想を上回る後方支援を得た野村監督は、環境面でも３つの要望を提出。通訳の１人増とオープン戦の試合増、公式戦の日程改善で“満額回答”を勝ち取ったのだ。　野村監督はシーズン終了後、「わたしも来季、進退をかけて臨むのだからフロントも同じように危機感をもって仕事をしてほしい」と真顔で訴えた。そこには「阪神のフロントはマスコミや世論に弱い」とのしたたかな計算があったのだ。野崎球団常務は「通訳もそうですが、現場のいろんな意見をうけ、わたしどももできるかぎり尽力したつもり。オープン戦や公式戦の日程のことも連盟の日程会議で主張した。（野村監督には）満足してもらえるでしょう」と胸を張る。	阪神・不振の原因は（12/23）多忙なオフを過ごす藪がプラザエクサス梅田で開催された「第７回カルチャートーク・有馬記念スペシャル」にゲスト出演したが、有馬記念の予想をする前にドッキリ発言だ。司会者から「今季不振の原因は？」と聞かれ「やはりサッチー問題が…」とニヤリ。この言葉に会場がドッと沸いた。もちろん独特のジョークだが、この他にも巨人に入った江藤を「似合わないと思う」などと過激発言で拍手を誘っていた。藪選手なかなかやるじゃない。あながち、ジョークだけとはいえない面もありますからね。ノムさんもかなり悩まされたと思いますよ。
メイには負けない　（12/19）メイの巨人入り決定に阪神の左腕エース候補・星野伸之投手も燃えた。メイ退団の経緯をくわしくは聞かされていないが「いい投手なんだろうし、メイが抜けてボクが入って『メイの方がよかった』と言われても困るしね」と静かな表情ながら闘志を見せた。阪神が星野を獲得した背景にはメイ問題があった。メイが抜け、絶対的な左腕不足に陥った阪神が、ＦＡ宣言した星野に白羽の矢を立てたのである。それだけに今季の阪神左腕の勝ち頭であるメイ（６勝）に負けるわけにはいかないのだ。頑張れ、星野。	遠山、来季は江藤斬り（12/20）今季、カムバック賞に輝いた遠山だが、主に左打者を抑えるために登板していた。来季は、右打者斬りも宣言した。　鳴尾浜球場ですでにトレーニングを始めている遠山投手が、右打者対策として来季開幕までにシンカーの完全習得に挑む意向を明かした。今季は主にワンポイントリリーフとしてセリーグの左打者を軒並み封じ込めた遠山だが、来季は新球マスターで巨人・江藤をはじめとする右の強打者も完全に制圧することを宣言した。(^o^) チームは最下位に終わったが、遠山の登板が阪神の闘いを盛り上げた。特に、松井を完全に抑えこんだ投球は見事だった。
久々の野村節　（12/17）野村監督は、講演で全国を飛び回っているが、久しぶりにノムラ節を記者団に披露した。　江藤、工藤を巨人に獲得されたうえ、肝心の４番を任せる外国人選手が決まらない現状。立て板に水のごとく続くグチは、さらに禁断のサッチーネタまで“オーバフェンス”。「この世にはすべてピタッと自分に合う異性が一人だけいるらしいが、オレは出会えそうにない。仕事は順風満帆にきたと思うが、女性関係に関して、オレは幸せとはいえんなぁ」とブツブツ。ちなみに、野村監督は今シーズン中、大阪では一室７０万円のスイートルームに滞在していたが、沙知代夫人の「ウチの亭主にピアノのある部屋なんて必要ない！」とのひと吠えで、来季からは４５万円の部屋に格下げされるという。しかし、ノムさんはいい部屋に住んでるんだなあ。	メイを粉砕する（12/18）メイ投手の巨人入団が決まった。来季の阪神・巨人戦は遺恨試合になりそうな雰囲気になってきた。　昨日の友でも容赦はしない。矢野捕手が、来季から巨人でプレーするメイ投手の”完全攻略” を宣言した。野村監督を批判する文書を配布し、事実上、阪神を解雇されたメイは「打倒・阪神」に執念を燃やしているが、野村ＴＯＰ野球の要ともいえる正捕手・矢野は、真正面から迎え撃つ覚悟だ。矢野とともに桧山も”メイ粉砕”に意欲を見せた。「個人的には仲がよかったんですけどね。でもグラウンドに出たら違いますから。打ちますよ」。真剣勝負を宣言した。
メイが巨人に　（12/15）いや～驚いた。野村監督を批判して阪神を退団したメイ投手がよりによって巨人に入団が内定したようだ。巨人は今オフ、投手陣の整備強化に着手して、石井とのトレードでロッテから河本を補強する一方、工藤のＦＡ獲りにも成功したが、同時にターゲットにしていたのがメイだった。　メイは今年７月、野村監督との確執が原因で米国へ帰国。阪神の保有権が切れる１２月１日を待って、正式退団が決まっていた。ローテーション左腕として計算できると判断した巨人は、急ピッチで獲得交渉を進めていた。　メイには横浜、オリックスなど国内５球団が名乗りをあげていたが、工藤及び江藤のＦＡ争奪戦と同様に、最後は巨人が獲得に成功したことになる。来季の巨人・阪神戦はいろんな意味で面白くなりそうだ。	的場よ、3割をねらえ（12/16）　大阪市内のホテルでドラフトで指名した８選手の入団発表を行った。来季に勝負をかける野村監督は、ドラフト１位の的場内野手に「ホームランは捨てろ、３割を狙え」とゲキを飛ばすとともに３割達成のコツを伝授した。　野村監督　　「長打はあるのか？」　的場　「そんなに長打はありません。　　　　でも、ホームランを狙います」　野村監督　　「アホなことを言うな。　　　　ホームランを打つのは、打てる　　　　ヤツに任せとけ。そんなに長打　　　　はいらん。３割を狙え。」　　的場はショートが予定されているが、ここには、秀太と今岡の競争相手がいるので、この二人に競り勝たなければならない。この競争によってお互いの技術を磨き、阪神の活性化につなげてほしい。
江藤を封じろ　（12/13）　野村監督が虎投に対して、争奪戦の末、ＦＡで巨人入りした江藤の徹底封じ作戦を指示していることが１２日、明らかになった。真っ先に呼応したのは藪投手。「今までも（体に）ぶつけてるけど、これからも内角攻めする」と、清原を“血祭り” に上げた内角攻撃で、江藤も黙らせるつもりだ。　巨人移籍の道を歩んだ江藤をターゲットに、野村監督が「絶対、打たせるな」指令を発していた。ＦＡ宣言後、必死で手招きしながら逃げられたのだから、可愛さ余って憎さ百倍だ。「江藤？　あんまり打たれてないでしょう」　真っ先にＯＫサインを出したのは藪だった。江藤の内角をガンガン攻めましょう。悩んでもらいましょう。怖がってもらいましょう。阪神をソデにした後悔を味わってもらいましょう。	あれは「お芝居」（12/14）野村監督がＦＡで巨人入りした工藤と江藤、そして長嶋を総攻撃した。 13日、東京・港区ＴＢＳのラジオ番組「荒川強啓のデイ・キャッチ」に生出演したノムさんは、久々の大放言。長嶋監督のアポなし自宅訪問で巨人入りを決意した工藤には「あれはお芝居」「野球選手はバカが多い」と一刀両断。約40分間に及び、関東一円の電波に巨人憎しの思いを乗せた。来季、４月11日の甲子園開幕カードは巨人戦。２０００年、ＴＧバトルはますます熱を帯びる。また、江藤に対して、「江藤もマジメに交渉したのに、バカバカしくて…。もう、どこかと出来てたんだろうね。話をして、目が死んでると思ったもの」。可愛さ余って、憎さ百倍とはこのことだ。宿敵巨人を選んだことで、野村監督の感情は１８０違うものになった。来年の阪神・巨人戦が楽しみになってきた。
新庄の一発サイン（12/11）渋ちん阪神の契約更改で、保留が続出している中で、めずらしく新庄が一発でサインした。一発更改について「あんまりお金お金といいたくないし、お金のためにやってるイメージを作りたくない。新庄選手みたいになりたいと思う子供のためにも」と説明した。それは最近、知り合いの子供に「どうしてプロ野球選手はお金でもめてるの」と問われ、「答えられなくて恥ずかしい思いをしたから」だという。そのため、この日の会見も「子供が見ているし、テレビの前でお金の話はしたくない」と一時は会見を拒否するほどだった。みんなお金につられて金満球団へ流れる風潮があるが、いかにも新庄らしいとコメントだ。	ハンセル投手獲得（12/12）何もかもデカい。期待も、体も…。身長１９６センチ、体重１０２キロ。足のサイズが35センチ。超破格の新助っ人ハンセルの、日本での心配事は、ただひとつ。「オレに合う靴があるかどうか…」だった。　契約がすんで、晴れて「虎のハンセル」が誕生した。少しばかり緊張した面持で、阪神の帽子をかぶった。そしてハッキリと言った。「ボクは先発をやりたい。期待されているのは承知しているし、ボク自身も楽しみにしている」。来季、再建のキーマンとして野村監督から期待される本格派右腕は、まずは自らの役割として先発ローテーション入りを挙げた。
頼もしい新人現る　（12/9）　その頼もしい新人とは、ドラフト7位の松田外野手である。8日に仮契約をすませた松田は、「やるからには外野の一角を取るつもりでやる」とキッパリ。空手初段の気合いも込めて「２０００年阪神外野戦争」に殴り込む意気込みだ。　「外野は新庄さん、坪井さんが決まっているとか言われるけど、それは自分には関係ないと思っている。やるからには全員に勝つつもりでやる」。キッパリとそう言い切った。阪神にはめずらしく闘志を表に出すタイプになる雰囲気を感じさせた。遠投１２０メートルは軽いというセールスポイントもはっきり打ち出したいや～頼もしい新人だ。新庄や坪井を慌てさせるような働きをしてくれれば、V奪回も見えてくる。	タラスコ外野手獲得（12/10）　阪神は１０日、ヤンキースのタラスコ外野手（２９）と契約した、と発表した。シュアな打撃と好守、俊足が持ち味。米大リーグでは７年間で３９７試合に出場、打率２割３分８厘、２８本塁打。「パウエル（元阪神）から、阪神はいいチームと聞いていた。期待に応えられるよう頑張る」と抱負を語った。う～ん、２割３分か、それにホームランも７年間で28本か。１年間に5本も打っていない計算になるなあ。助っ人としては寂しい気もするが、日本に来て大化けすることを期待しよう。
さて、4番打者は　（12/7）江藤のために空けていた3塁・4番打者の獲得は、今年も外国人に頼ることになった。リストの最上位にロッキーズのカート・アボットを挙げていたが、アボットの分析をした結果、三振が多いことがわかった。アボットは二遊間、三塁も守れるユーティリティープレーヤーで起用法は広がるものの、江藤がダメとなった現状で優先させねばならないのは「４番を任せられる大砲」。打力優先の観点から、不適合との結論に達して、白紙に戻されることになった。いくら長打力があるからと言って今年のブロワーズのようじゃ困りますからね。3割・30本くらいは打てる人を探してね。	新外国人決まる（12/8）阪神は７日、来季の新外国人３人を発表した。獲得するのはパイレーツの右腕グレッグ・ハンセル投手（28）、ロッキーズの左腕ロベルト・ラミレス投手（27）、ヤンキースのトニー・タラスコ外野手（29）３選手で８日、山縣編成部渉外担当課長が渡米し、順次正式契約を結ぶことのなる。また、上記の３選手の契約だけに止まらず、ＦＡでの江藤獲りが幻に終わったことから、４番の内野手探しは急務になっている。高田社長は「江藤選手のからみもあり、チームの軸になってくれる選手は是非、もう一人獲得したい。」と語った。
江藤怒る　（12/5）その動向が注目される江藤智内野手が広島市内の自宅で会見に応じ、『巨人入り最有力』との一部報道に激怒した。「どこに行くなんてことは一切誰にも話していない！　いま思案中のところだよ。そういうこと書かれると、もう何もいえなくなるよ。近いうちに結論が出せるよう、考えているところなんだから…」野村監督も、いまだ選択球団が決まらない江藤の動向にいら立ちを見せた。この日、テレビ東京でのスポーツ番組に出演のため姿を見せた野村監督は、江藤に関して「いつ江藤は返事をくれるんや」とポツリ。情勢的にはほぼ絶望ムードが漂っているが、まだ、望みを捨てていない姿勢をのぞかせていた。やっぱり巨人なのかな。	やっぱり巨人か（12/6）江藤はやっぱり巨人を選んだ。お金をたくさんくれるところに行くのはあたり前と言えるが、寂しいなあ。江藤はこの日、阪神などに入団の意思のないことを電話で伝えるとともに、「他球団には断りの電話を入れました。巨人にお世話になります」と入団の意思を伝えた。　この後、江藤は都内で巨人の山室球団代表らと条件面での交渉を行い、４年契約で来季の年俸は１億８０００万プラス出来高払いで合意に達したようだ。巨人はそんなにたくさんの選手を集めて本当に使いきれるのですか。清原、石井、広沢ともてあましたのではなかったかなあ。これも貧乏球団のひがみか・・・。
広沢は代打で　（12/3）ついに、阪神・広沢が誕生した。　阪神は３日、大阪市内のホテルで巨人を自由契約となっていた広沢克実外野手と正式交渉し、年俸５０００万円、出来高払い３０００万円（金額は推定）で１年契約を結んだ。背番号は未定。　広沢は「野村監督の下でやりたかった。厳しい人だが、勉強になる」と、阪神を選択した決め手にヤクルト在籍時の恩師の存在を挙げた。４月に骨折した右肩の状態は９割程度まで回復しているという。「自分では一塁だけでなく外野も大丈夫だと思う。まず、チーム内の競争に勝ってレギュラーとして出たい」と語り、新天地での復活を誓った。野村監督は「右の代打として期待している。ヤクルト時代から知り尽くしていて年齢は年齢だが、体力的には非常に若いので獲得の方向で動いた。」とコメントした。	秀太笑顔でサイン（12/4）今シーズン今岡の不調につけ込んでショートの守備に起用され、大活躍した田中（秀）が契約更改を一発でサインした。大幅２３８％アップの１８００万円に、笑顔を広がった。「予想以上です」。３倍増の１６５０万円を最低ラインに定め、初の保留も辞さない覚悟を秘めていたが「すぐ押しました」と大満足だ。　「盗塁とか守備の評価をしてもらったんで、ビックリしました」。15盗塁、22犠打はチームでもトップ。守備でも堅実なプレーを随所に見せた。地味な脇役に徹することで、初めてフル・シーズン１軍に残り、年俸でも大幅増収を手に入れた。来季は的場の加入もありポジション争いは激化しそうだが、頑張ってさらに技を磨いてほしい。
江藤はどうなった　（12/1）　ＦＡを宣言して１カ月がたつというのに、セ・リーグの４球団と交渉しながら態度を明らかにしない江藤に、各球団から不満の声があがり始めている。渡米して大リーグと交渉するなど、「駆け引きが嫌い」と言いながらも、好条件を引き出すために引き伸ばし作戦を強行している工藤の陰に隠れているが、江藤の方も球界をリードする４球団を相手に堂々たる交渉術。１２月に入り、４球団もイライラを募らせている。横浜は進藤がいるし、中日はゴメスと競合するし、巨人は清原問題があるので、阪神が一番働きやすいと思うのですが。江藤さん阪神にきませんか。	広沢入団へ（12/2）　巨人から戦力外通告され自由契約選手になった広沢克実外野手（３７）を阪神が獲得することが２日、確実になった。３日に大阪市内のホテルで交渉した後、入団会見を行う。　１９８５年、ドラフト１位でヤクルトに入団した同外野手は９１、９３年に打点王に輝き、９４年オフにＦＡ宣言し巨人に移籍。今季までの１５年間で打率２割７分５厘、２８４本塁打、８９７打点の成績を残している。　阪神は右の長距離打者を今オフの補強のポイントに挙げており、ヤクルト時代に野村監督の指導を受けた広沢の獲得を目指していた。ケガの多い選手なので心配な面もあるが、一発長打は魅力だ。

的場、身体つくり（12/28）ドラフト一位の的場が、プロ野球選手にふさわしい身体つくりに乗りだした。ダイエットに悩む女性にはぜいたくな話だが、的場の課題は太ること。「プロの体を作っていかないとね。体重を増やすことがトレーニングの目的です。肩の筋肉もつけておきたいんです」。現在の体重は74キロ。目標の80キロに向けそろそろネジを巻き始めたい時期だ。これまでは九共大の施設を使ってきたが、27日に尼崎市内で適当なトレーニングジムを探し、28日から体を鍛えはじめる。１月中旬に始まる合同自主トレに照準を合わせ、十分に動ける体作りを済ませておきたい。プロらしい身体は、相手に威圧をあたえる。ぜひ、成功させて開幕一軍を狙おう。	2,000年のドラフトは（12/28） 2000年のドラフト一位候補が決まったと言えば、鬼が笑うといわれるかもしれないが、本当に決まったのです。末永編成部長が「ノドから手が出るほど欲しい。バリバリの１位候補」と明言した山田投手（立命館大）は、今年９月にソウルで行われたシドニー五輪アジア予選で、全日本のストッパーとして活躍した。現時点でのアマ球界ナンバーワン右腕。最速１５３キロのストレートにに加え、多彩な変化球を操る２０００年ドラフトの超目玉。激化が予想される獲得合戦を前に、虎が熱烈ラブコールだ。しかし、当の山田は、オリンピック出場しか眼中にないようだ。まだ、早すぎたか。（笑）
来季の阪神は4位（12/26）野村監督は、今、ハワイで春季キャンプで選手に配るテキスト「野村の考え」の執筆中である。そのハワイで布教活動をしている荒住職が野村監督にエールを贈った。荒住職は、最下位に終わった今年の野村阪神を振りかえって「死力を尽くしたと思う」と評価。さらに来季については「４位までいけばいい。後は来年」と、１歩ずつ前進していくことを理想に掲げた。さらに荒住職は「ダイエーは優勝まで５年かかったが、そのレンジで考えればもう少し阪神は早く行くんじゃないか」と大胆にも５年以内での優勝予想までしてみせた。来季は4位か、う～ん5年間は待ちきれないなあ。	星野投手・開幕戦に焦点（12/27）オリックスから移籍してきた星野投手は、開幕戦に焦点を合わせて調整をするという。星野の心は開幕の横浜戦に飛んでいる。そして、オープン戦は、セ・リーグ相手の登板を希望している。　星野の頭は、未知のセ・リーグを１日も早く研究したい気持ちでいっぱいだ。それにはビデオなどではなく「直接体で、（内外角など）どこが強くて、どこが弱いかを感じることが大事」という。もちろん、星野伸自身の手の内を見せる危険性もある。だがキッパリ言い切った。「どうぞ、研究して下さい」。そこにあるのは、１６８勝を積み重ねて来た男の頼もしい自信とプライドだ。
若手が競輪学校へ　（12/24）タイガースの若手・８人が、年明けの１月10日から20日まで、日本自転車振興会日本競輪学校（静岡県田方郡修善寺）にトレーニングのために臨時入学することになった。金沢、藤川、部坂、山岡、奥村の５投手に田中、関本、寺田の内野陣で、下半身を中心にしたトレーニングに励むことになる。きっかけは、ノムさんが競輪学校の練習風景をみて、「下半身を鍛えるには競輪が最適や」と勧めたのが実現したわけだ。みっちりトレーニングに励んで、たくましくなって帰ってくることを期待しよう。特に、身体が細いといわれている藤川が西武・松坂ばりのたくましい体になってデビューする日を待つことにしよう。（^o^)	乙武君は名キャッチャー（12/25）野村監督が「五体不満足」の著者乙武さんと対談をした。野村監督は「乙武くんは素晴らしい青年だね。頭がいい。あの明るさと前向きな姿勢、自立心はすごい。考えさせられるよ。我々は甘いんだって。生きていく中で、出来るだけすぐれた人との出会いを求めているが、久しぶりに感動したわ。対談と言われて、全く共通点がないから何をしゃべろうとかと思っていたが…会うまで困っていたけど、アッと言う間に２時間がたったよ。インタビューがとても上手。頭の回転が早いから話が途切れないんや。名キャッチャーや」と語った。阪神も来季は明るく前向きにペナントへ挑戦しよう。
2年目の野村監督　（12/22）来季にむけフロントから人事面（戦力補強）で予想を上回る後方支援を得た野村監督は、環境面でも３つの要望を提出。通訳の１人増とオープン戦の試合増、公式戦の日程改善で“満額回答”を勝ち取ったのだ。　野村監督はシーズン終了後、「わたしも来季、進退をかけて臨むのだからフロントも同じように危機感をもって仕事をしてほしい」と真顔で訴えた。そこには「阪神のフロントはマスコミや世論に弱い」とのしたたかな計算があったのだ。野崎球団常務は「通訳もそうですが、現場のいろんな意見をうけ、わたしどももできるかぎり尽力したつもり。オープン戦や公式戦の日程のことも連盟の日程会議で主張した。（野村監督には）満足してもらえるでしょう」と胸を張る。	阪神・不振の原因は（12/23）多忙なオフを過ごす藪がプラザエクサス梅田で開催された「第７回カルチャートーク・有馬記念スペシャル」にゲスト出演したが、有馬記念の予想をする前にドッキリ発言だ。司会者から「今季不振の原因は？」と聞かれ「やはりサッチー問題が…」とニヤリ。この言葉に会場がドッと沸いた。もちろん独特のジョークだが、この他にも巨人に入った江藤を「似合わないと思う」などと過激発言で拍手を誘っていた。藪選手なかなかやるじゃない。あながち、ジョークだけとはいえない面もありますからね。ノムさんもかなり悩まされたと思いますよ。
メイには負けない　（12/19）メイの巨人入り決定に阪神の左腕エース候補・星野伸之投手も燃えた。メイ退団の経緯をくわしくは聞かされていないが「いい投手なんだろうし、メイが抜けてボクが入って『メイの方がよかった』と言われても困るしね」と静かな表情ながら闘志を見せた。阪神が星野を獲得した背景にはメイ問題があった。メイが抜け、絶対的な左腕不足に陥った阪神が、ＦＡ宣言した星野に白羽の矢を立てたのである。それだけに今季の阪神左腕の勝ち頭であるメイ（６勝）に負けるわけにはいかないのだ。頑張れ、星野。	遠山、来季は江藤斬り（12/20）今季、カムバック賞に輝いた遠山だが、主に左打者を抑えるために登板していた。来季は、右打者斬りも宣言した。　鳴尾浜球場ですでにトレーニングを始めている遠山投手が、右打者対策として来季開幕までにシンカーの完全習得に挑む意向を明かした。今季は主にワンポイントリリーフとしてセリーグの左打者を軒並み封じ込めた遠山だが、来季は新球マスターで巨人・江藤をはじめとする右の強打者も完全に制圧することを宣言した。(^o^) チームは最下位に終わったが、遠山の登板が阪神の闘いを盛り上げた。特に、松井を完全に抑えこんだ投球は見事だった。
久々の野村節　（12/17）野村監督は、講演で全国を飛び回っているが、久しぶりにノムラ節を記者団に披露した。　江藤、工藤を巨人に獲得されたうえ、肝心の４番を任せる外国人選手が決まらない現状。立て板に水のごとく続くグチは、さらに禁断のサッチーネタまで“オーバフェンス”。「この世にはすべてピタッと自分に合う異性が一人だけいるらしいが、オレは出会えそうにない。仕事は順風満帆にきたと思うが、女性関係に関して、オレは幸せとはいえんなぁ」とブツブツ。ちなみに、野村監督は今シーズン中、大阪では一室７０万円のスイートルームに滞在していたが、沙知代夫人の「ウチの亭主にピアノのある部屋なんて必要ない！」とのひと吠えで、来季からは４５万円の部屋に格下げされるという。しかし、ノムさんはいい部屋に住んでるんだなあ。	メイを粉砕する（12/18）メイ投手の巨人入団が決まった。来季の阪神・巨人戦は遺恨試合になりそうな雰囲気になってきた。　昨日の友でも容赦はしない。矢野捕手が、来季から巨人でプレーするメイ投手の”完全攻略” を宣言した。野村監督を批判する文書を配布し、事実上、阪神を解雇されたメイは「打倒・阪神」に執念を燃やしているが、野村ＴＯＰ野球の要ともいえる正捕手・矢野は、真正面から迎え撃つ覚悟だ。矢野とともに桧山も”メイ粉砕”に意欲を見せた。「個人的には仲がよかったんですけどね。でもグラウンドに出たら違いますから。打ちますよ」。真剣勝負を宣言した。
メイが巨人に　（12/15）いや～驚いた。野村監督を批判して阪神を退団したメイ投手がよりによって巨人に入団が内定したようだ。巨人は今オフ、投手陣の整備強化に着手して、石井とのトレードでロッテから河本を補強する一方、工藤のＦＡ獲りにも成功したが、同時にターゲットにしていたのがメイだった。　メイは今年７月、野村監督との確執が原因で米国へ帰国。阪神の保有権が切れる１２月１日を待って、正式退団が決まっていた。ローテーション左腕として計算できると判断した巨人は、急ピッチで獲得交渉を進めていた。　メイには横浜、オリックスなど国内５球団が名乗りをあげていたが、工藤及び江藤のＦＡ争奪戦と同様に、最後は巨人が獲得に成功したことになる。来季の巨人・阪神戦はいろんな意味で面白くなりそうだ。	的場よ、3割をねらえ（12/16）　大阪市内のホテルでドラフトで指名した８選手の入団発表を行った。来季に勝負をかける野村監督は、ドラフト１位の的場内野手に「ホームランは捨てろ、３割を狙え」とゲキを飛ばすとともに３割達成のコツを伝授した。　野村監督　　「長打はあるのか？」　的場　「そんなに長打はありません。　　　　でも、ホームランを狙います」　野村監督　　「アホなことを言うな。　　　　ホームランを打つのは、打てる　　　　ヤツに任せとけ。そんなに長打　　　　はいらん。３割を狙え。」　　的場はショートが予定されているが、ここには、秀太と今岡の競争相手がいるので、この二人に競り勝たなければならない。この競争によってお互いの技術を磨き、阪神の活性化につなげてほしい。
江藤を封じろ　（12/13）　野村監督が虎投に対して、争奪戦の末、ＦＡで巨人入りした江藤の徹底封じ作戦を指示していることが１２日、明らかになった。真っ先に呼応したのは藪投手。「今までも（体に）ぶつけてるけど、これからも内角攻めする」と、清原を“血祭り” に上げた内角攻撃で、江藤も黙らせるつもりだ。　巨人移籍の道を歩んだ江藤をターゲットに、野村監督が「絶対、打たせるな」指令を発していた。ＦＡ宣言後、必死で手招きしながら逃げられたのだから、可愛さ余って憎さ百倍だ。「江藤？　あんまり打たれてないでしょう」　真っ先にＯＫサインを出したのは藪だった。江藤の内角をガンガン攻めましょう。悩んでもらいましょう。怖がってもらいましょう。阪神をソデにした後悔を味わってもらいましょう。	あれは「お芝居」（12/14）野村監督がＦＡで巨人入りした工藤と江藤、そして長嶋を総攻撃した。 13日、東京・港区ＴＢＳのラジオ番組「荒川強啓のデイ・キャッチ」に生出演したノムさんは、久々の大放言。長嶋監督のアポなし自宅訪問で巨人入りを決意した工藤には「あれはお芝居」「野球選手はバカが多い」と一刀両断。約40分間に及び、関東一円の電波に巨人憎しの思いを乗せた。来季、４月11日の甲子園開幕カードは巨人戦。２０００年、ＴＧバトルはますます熱を帯びる。また、江藤に対して、「江藤もマジメに交渉したのに、バカバカしくて…。もう、どこかと出来てたんだろうね。話をして、目が死んでると思ったもの」。可愛さ余って、憎さ百倍とはこのことだ。宿敵巨人を選んだことで、野村監督の感情は１８０違うものになった。来年の阪神・巨人戦が楽しみになってきた。
新庄の一発サイン（12/11）渋ちん阪神の契約更改で、保留が続出している中で、めずらしく新庄が一発でサインした。一発更改について「あんまりお金お金といいたくないし、お金のためにやってるイメージを作りたくない。新庄選手みたいになりたいと思う子供のためにも」と説明した。それは最近、知り合いの子供に「どうしてプロ野球選手はお金でもめてるの」と問われ、「答えられなくて恥ずかしい思いをしたから」だという。そのため、この日の会見も「子供が見ているし、テレビの前でお金の話はしたくない」と一時は会見を拒否するほどだった。みんなお金につられて金満球団へ流れる風潮があるが、いかにも新庄らしいとコメントだ。	ハンセル投手獲得（12/12）何もかもデカい。期待も、体も…。身長１９６センチ、体重１０２キロ。足のサイズが35センチ。超破格の新助っ人ハンセルの、日本での心配事は、ただひとつ。「オレに合う靴があるかどうか…」だった。　契約がすんで、晴れて「虎のハンセル」が誕生した。少しばかり緊張した面持で、阪神の帽子をかぶった。そしてハッキリと言った。「ボクは先発をやりたい。期待されているのは承知しているし、ボク自身も楽しみにしている」。来季、再建のキーマンとして野村監督から期待される本格派右腕は、まずは自らの役割として先発ローテーション入りを挙げた。
頼もしい新人現る　（12/9）　その頼もしい新人とは、ドラフト7位の松田外野手である。8日に仮契約をすませた松田は、「やるからには外野の一角を取るつもりでやる」とキッパリ。空手初段の気合いも込めて「２０００年阪神外野戦争」に殴り込む意気込みだ。　「外野は新庄さん、坪井さんが決まっているとか言われるけど、それは自分には関係ないと思っている。やるからには全員に勝つつもりでやる」。キッパリとそう言い切った。阪神にはめずらしく闘志を表に出すタイプになる雰囲気を感じさせた。遠投１２０メートルは軽いというセールスポイントもはっきり打ち出したいや～頼もしい新人だ。新庄や坪井を慌てさせるような働きをしてくれれば、V奪回も見えてくる。	タラスコ外野手獲得（12/10）　阪神は１０日、ヤンキースのタラスコ外野手（２９）と契約した、と発表した。シュアな打撃と好守、俊足が持ち味。米大リーグでは７年間で３９７試合に出場、打率２割３分８厘、２８本塁打。「パウエル（元阪神）から、阪神はいいチームと聞いていた。期待に応えられるよう頑張る」と抱負を語った。う～ん、２割３分か、それにホームランも７年間で28本か。１年間に5本も打っていない計算になるなあ。助っ人としては寂しい気もするが、日本に来て大化けすることを期待しよう。
さて、4番打者は　（12/7）江藤のために空けていた3塁・4番打者の獲得は、今年も外国人に頼ることになった。リストの最上位にロッキーズのカート・アボットを挙げていたが、アボットの分析をした結果、三振が多いことがわかった。アボットは二遊間、三塁も守れるユーティリティープレーヤーで起用法は広がるものの、江藤がダメとなった現状で優先させねばならないのは「４番を任せられる大砲」。打力優先の観点から、不適合との結論に達して、白紙に戻されることになった。いくら長打力があるからと言って今年のブロワーズのようじゃ困りますからね。3割・30本くらいは打てる人を探してね。	新外国人決まる（12/8）阪神は７日、来季の新外国人３人を発表した。獲得するのはパイレーツの右腕グレッグ・ハンセル投手（28）、ロッキーズの左腕ロベルト・ラミレス投手（27）、ヤンキースのトニー・タラスコ外野手（29）３選手で８日、山縣編成部渉外担当課長が渡米し、順次正式契約を結ぶことのなる。また、上記の３選手の契約だけに止まらず、ＦＡでの江藤獲りが幻に終わったことから、４番の内野手探しは急務になっている。高田社長は「江藤選手のからみもあり、チームの軸になってくれる選手は是非、もう一人獲得したい。」と語った。
江藤怒る　（12/5）その動向が注目される江藤智内野手が広島市内の自宅で会見に応じ、『巨人入り最有力』との一部報道に激怒した。「どこに行くなんてことは一切誰にも話していない！　いま思案中のところだよ。そういうこと書かれると、もう何もいえなくなるよ。近いうちに結論が出せるよう、考えているところなんだから…」野村監督も、いまだ選択球団が決まらない江藤の動向にいら立ちを見せた。この日、テレビ東京でのスポーツ番組に出演のため姿を見せた野村監督は、江藤に関して「いつ江藤は返事をくれるんや」とポツリ。情勢的にはほぼ絶望ムードが漂っているが、まだ、望みを捨てていない姿勢をのぞかせていた。やっぱり巨人なのかな。	やっぱり巨人か（12/6）江藤はやっぱり巨人を選んだ。お金をたくさんくれるところに行くのはあたり前と言えるが、寂しいなあ。江藤はこの日、阪神などに入団の意思のないことを電話で伝えるとともに、「他球団には断りの電話を入れました。巨人にお世話になります」と入団の意思を伝えた。　この後、江藤は都内で巨人の山室球団代表らと条件面での交渉を行い、４年契約で来季の年俸は１億８０００万プラス出来高払いで合意に達したようだ。巨人はそんなにたくさんの選手を集めて本当に使いきれるのですか。清原、石井、広沢ともてあましたのではなかったかなあ。これも貧乏球団のひがみか・・・。
広沢は代打で　（12/3）ついに、阪神・広沢が誕生した。　阪神は３日、大阪市内のホテルで巨人を自由契約となっていた広沢克実外野手と正式交渉し、年俸５０００万円、出来高払い３０００万円（金額は推定）で１年契約を結んだ。背番号は未定。　広沢は「野村監督の下でやりたかった。厳しい人だが、勉強になる」と、阪神を選択した決め手にヤクルト在籍時の恩師の存在を挙げた。４月に骨折した右肩の状態は９割程度まで回復しているという。「自分では一塁だけでなく外野も大丈夫だと思う。まず、チーム内の競争に勝ってレギュラーとして出たい」と語り、新天地での復活を誓った。野村監督は「右の代打として期待している。ヤクルト時代から知り尽くしていて年齢は年齢だが、体力的には非常に若いので獲得の方向で動いた。」とコメントした。	秀太笑顔でサイン（12/4）今シーズン今岡の不調につけ込んでショートの守備に起用され、大活躍した田中（秀）が契約更改を一発でサインした。大幅２３８％アップの１８００万円に、笑顔を広がった。「予想以上です」。３倍増の１６５０万円を最低ラインに定め、初の保留も辞さない覚悟を秘めていたが「すぐ押しました」と大満足だ。　「盗塁とか守備の評価をしてもらったんで、ビックリしました」。15盗塁、22犠打はチームでもトップ。守備でも堅実なプレーを随所に見せた。地味な脇役に徹することで、初めてフル・シーズン１軍に残り、年俸でも大幅増収を手に入れた。来季は的場の加入もありポジション争いは激化しそうだが、頑張ってさらに技を磨いてほしい。
江藤はどうなった　（12/1）　ＦＡを宣言して１カ月がたつというのに、セ・リーグの４球団と交渉しながら態度を明らかにしない江藤に、各球団から不満の声があがり始めている。渡米して大リーグと交渉するなど、「駆け引きが嫌い」と言いながらも、好条件を引き出すために引き伸ばし作戦を強行している工藤の陰に隠れているが、江藤の方も球界をリードする４球団を相手に堂々たる交渉術。１２月に入り、４球団もイライラを募らせている。横浜は進藤がいるし、中日はゴメスと競合するし、巨人は清原問題があるので、阪神が一番働きやすいと思うのですが。江藤さん阪神にきませんか。	広沢入団へ（12/2）　巨人から戦力外通告され自由契約選手になった広沢克実外野手（３７）を阪神が獲得することが２日、確実になった。３日に大阪市内のホテルで交渉した後、入団会見を行う。　１９８５年、ドラフト１位でヤクルトに入団した同外野手は９１、９３年に打点王に輝き、９４年オフにＦＡ宣言し巨人に移籍。今季までの１５年間で打率２割７分５厘、２８４本塁打、８９７打点の成績を残している。　阪神は右の長距離打者を今オフの補強のポイントに挙げており、ヤクルト時代に野村監督の指導を受けた広沢の獲得を目指していた。ケガの多い選手なので心配な面もあるが、一発長打は魅力だ。