★★DOS/Vソフト編★★

ALONE IN TEH DARK
…………このソフトは、PC9801にも移植されて私も試しましたが、グラフィック、BGMとも、このDOS/V英語版程の出来では無かった様です。

NECのPC98全盛の当時、高性能と低価格を売りに、海の向こうからやって来たAT互換機。面白そうなゲームソフトもいっぱい有るけど、全て輸入品で英語版という敷居の高さもある意味魅力のひとつだったと思えます。

中でもこのポリゴン3Dアドベンチャーのゲームは、当時のハード性能をアピールする衝撃的なソフトでした。

まだNECの98派でDOS/V機を持っていなかった私は、このゲームを仲間内ではDOS/V自作の創始者Tさんに、PC本体ごと借りて遊ぶ機会がありました。(というか、ソフトは無理にこれとUltimaUnderWorldを買ってもらったような記憶ですが…。) 

このゲームは、有名な恐怖小説家H・P・ラブクラフトの作品からクトゥルー神話をテーマに製作されたとの事で、ゲーム全般に伝統的な恐怖を感じれる、とても味のある作品でした。特に主人公キャラのポリゴン顔のアップとかは、見た人全てに強烈なインパクトを与えた事でしょう。

舞台となる屋敷の雰囲気やショパンのワルツ等、痺れる程に古き良き恐怖小説の雰囲気を彷彿させますし、謎解きも実に良く合理的で無理の無いように考えられていて、ポリゴンアドベンチャーの良い手本に成っていると思われます。

UltimaとWizardryが無かったらドラクエも無かったと言えるように、ALONE IN THE DARKが無かったらバイオハザードも決して無かったと言えるでしょう。しかしこのゲーム、家庭用ゲームマシンには3DOのみの移植だけで、知らない人が多いのもゲームショップ経営者として悲しく思います。ALONE IN THE DARK2はプレステに移植されていますが、ゲーム難易度が高く、日本人にはピンと来ない謎等もあり一般受けはしなかったようで残念です。


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