トップページへ

マクロビオティックとの出会い (17)

No.51(2001.05.16)


私の体重が徐々に減っていくのに並行して体調にも変化があらわれ始めました。

身体が軽くなっていくにつれて気分も軽快になっていくという嬉しい気付きがありました。
その一方不安を感じさせられる不快な自覚症状もありました。

そのような、体質改善の途中に誰もが経験する一時的な病的症状のことを「好転反応」、「体質改善反応」と呼びます。
実はこれが体質が変わり始めたというサインなのです。

ところがそのことを知らないと、玄米菜食にしたためにかえって具合が悪くなったと勘違いしてこの時点で止めてしまったりするのです。

またそのことを知っていても、食事法を切り替える以前に偏食が激しかったり薬を常用していた場合にはさらに厳しい反応が出るので、それを乗り越えるためには本人の強い意志の力が必要になってきます。

一般的に出やすい反応として、頭痛、肩こり、発熱、歯茎の痛みやゆるみ、口内炎、手足のしびれ、胃痛、腰痛、発疹、脱力感、疲労感、古傷の痛み、昔かかった病気の症状などがあります。

なぜか私にはこのようなかたちではあらわれず、食道の違和感というかたちで反応が出ました。

徹底して玄米菜食にしてから1ヶ月後くらいからだったでしょうか、なにを食べても飲み込んで食道を通過する際につまるような嫌な感触を感じるようになり始めました。

当初はとても気になり心配だったものの苦しいというほどのものでもなかったので、そのうちに消えるだろうと考えるように努めました。

結果としてその症状は3ヶ月ほど続いたと記憶しています。


前に戻る 目次へ戻る 次を読む