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マクロビオティックとの出会い (6)

No.40(2001.02.26)


身体が牛乳を受け付けなくなったことを同じ部署の先輩に話すと、Xさんも長い間玄米を食べているらしいから相談してみたら、と助言してくれました。

Xさんは別の課に勤務している10歳年上の男性で、それまでにほとんど話をしたことはありませんでした。
当時の私にはXさんがちょっと変わった人にみえていたせいかもしれません。

さっそくXさんにそのことを話したら、逆に肉や卵を食べているのかどうかを質問されてしまいました。

その頃はおかずにも気を付け始めてはいたものの肉も卵も食べていたので、食べていますと答えました。

するとXさんは、そういうものを食べていると玄米食をしてもあまり意味がないなぁ、と言ったのです。

その断定的な表現に対してある種の反感を感じた私は即座に、何故ですか、と反問しました。

私の若気を察したXさんは慎重に言葉を選びながら順序立てて説明してくれました。

しかし原理的なことから始まったその場での短時間の解説からは、全体像をつかむにはいたりませんでした。

それでも個々の内容はすべて理論的に正しいと思いましたので、さらに深く知りたい欲求がわいてきました。

その翌日から、仕事の合間をぬってのXさんとの食問答の日々が続くことになりました。


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