トップページへ

野草に親しむ (タンポポ)

No.22(2000.04.12)


現在私たちが目にするタンポポは西洋タンポポで元々の日本の在来種ではないようです。

その葉はサラダとして生で食べることができます。

自家製の野菜が取れるようになるまでのあいだに色々な野草を食べていた頃、我家でもこのタンポポ・サラダに何度か挑戦しました。

苦味が強くてあまり美味しくはありませんでしたが身体に良さそうな感じがしました。

その当時ある本で根っこをゴボウのようにキンピラに料理して食べられることを知り、さっそく試してみました。

生葉よりも渋味がかった苦さがありましたが何故かあとひき感があり、けっこう美味しく食べてしまいました。

驚いたのはそれから数時間後でした。

胃の中が空っぽなのが実感でき、まさに自分の身体の中心が空洞化した一つの「管」になったような気分がしたのです。

その後の食事では旺盛な食欲のために普段より食べ過ぎてしまいました。

どうやらタンポポの根はそうとう強烈な健胃作用をもっているようです。

元来胃が丈夫な私はそれっきりタンポポ・キンピラは食べないようにしました。

なお、花が咲いた時に茎を折ると出てくる白濁した液を繰り返し塗るとイボとりに効果があります。


前に戻る 目次へ戻る 次を読む