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化学薬品からの自己防衛法 (4)

No.13(1999.10.01)


空気と水と食べ物がなければ私達は生きてゆけません。

もしなくなった時に生命を維持できる時間は、この順番で長くなります。

空気がなくなれば分単位で窒息死するでしょう。食べ物がなくても水さえあれば数週間は生きられるそうです。

一概には言えませんが、もしこれらの中に同程度の有害物質が含まれていた場合に、心身に対して影響が表れる時間も同じ順番だと思います。

ところが、自分自身でコントロールできるかどうかということになると、これが逆の順番になります。

食べ物は自由意志で選択できる比率が高いですし、飲料水も選ぶ時代になってきましたが、空気は自力ではどうにもなりません。

ですから自己防衛も食事法をその基本とするのが、長い目で見て実効性が期待できる良い方法だと思います。

「いのち」から遠ざかった加工度の高い工業製品を食べ続けて劣化した体質の身体で、有毒物質を含んだ空気を吸えば、ほんの些細なきっかけによって「いのち」を奪う行為に及んでしまうこともあるのは当然だと私は考えます。

まずは日常の食事の後の自分自身の肉体的、精神的な変化を客観的に注意深く観察することをおすすめします。

すごくお腹がすいている時に食べた後の変化は、より分かりやすいと思います。

食後に落ち着かなくイライラしたり、考えがまとまらなくなったり、悲観的になったりした時には、その食べ物を疑ってよいと思います。


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