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化学薬品からの自己防衛法 (1)

No.10(1999.09.05)


田舎暮らしを始めて数年後に、毎朝目が覚めるとのどが少し痛いことに気が付くようになりました。

風邪にしては他の症状がまったくないし前の日にのどを酷使してもいないのにです。

起きた直後には感じる軽い痛みもその後すぐに消えてしまうという状態がしばらく続きました。

原因が私の体質にあるのか、それとも環境にあるのかを確かめるために別の部屋で寝てみました。

すると朝ののどの痛みがありませんでした。

それを何度か繰り返して原因は寝室にあると分かりました。

当時寝室には洋服ダンスが置いてあり、その中には防虫剤が入れてあったのです。

以前にある雑誌で読んだ記事に書いてあったことを思い出し、これが原因だと断定しました。

その記事では、有機リン系の農薬が、その危険性から禁止された時に、メーカーは工場を止めるわけにいかないので、それらの薬品を家庭用の殺虫剤や防虫剤にまわしたという告発がなされていました。

これはかなり昔の話ですがメーカーや業界の体質が変わったとは思えません。

おそらく何らかの有害な化学物質が私ののどに影響を与えていたのでしょう。

それが分かってからは、洋服ダンスが移動できなかったので私が別の部屋で寝ることにして、気持ち良い目覚めを迎えることができるようになりました。


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