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キーボードの寿命

No.178(2020.11.16)

久々にコーナーの名前どおりパソコン本体で悩んだお話です。

夏の暑いさかりに現役のWindows10パソコンを使っていたところ、マウスのクリックが突然無反応になりました。

機種は5年前に購入した東芝のノート型パソコンPT75TBP-BWAです。

ポインタ(カーソル)の移動はできるものの、クリックも右クリックも使えないのです。

何回もくり返しクリックするとなんとか正常に動作する、という状態でした。

てっきりマウスの不具合だと思いました。

が、付属していたワイヤレスマウスではなく本体のクリックボタンでも同様に無反応でした。

ということはマウスのせいではありません。

依然として原因は分かりませんでしたが。

だましだまし使い続けていると徐々に状態が悪くなり、くり返しクリックしてもなかなか反応してくれなくなってしまいました。

そんな折、メーラーを利用中にポインタをコマンド部分に移動させると画面に妙な文字があらわれました。

ポインタ付近に大文字のアルファベットが小さく点滅表示されたのです。

多分キーボードのどれかのキーが押された状態のままになっているための現象だろうと経験上思いました。

案の定で[Alt]キーが犯人でした。

私はショートカット操作をけっこう頻繁に使うので、[Alt][Ctrl]キーは他のキーより押される回数がかなり多いと思います。

そのせいで他のキーより劣化が早く進み接点部分の戻りが不完全になったのだろうと推察しました。

猛暑が接点部分の導電ゴム(?)を軟化させるという悪影響を与えていたことも考えられます。

原因は判明したので、その後は不具合が発生するたびに対処法として[Alt]キーを何回か連続で押すことにしました。

そうすると、とりあえずはマウスでクリックできるようになるからです。

さらに状態が悪化すれば[Alt]キーが押されたままで戻らなくなるのでは、と不安にはなりましたが。

ところが夏が終わり涼しくなってくると不具合は自然に解消されてしまいました。

どうやら予想どおり気温が高いことが相当影響していたようです。

来年の夏は大丈夫だろうか、と今から心配ですけど。

思い起こせば私はすでに似たような体験をしていたのでした。

拙サイトの、リモコンを揉め、に載せた出来事です。

今後パソコンを代える際に、キーボードの作りがしかっりしているかどうかにも留意する必要がある、ということを忘れてはいけませんね。

長く使うつもりなら、パンタグラフ型のキーボードは不向きということなのでしょう。


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