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パソコン知らず

No.153(2015.10.11)

長らく時代にそぐわない名称のまま続けていた当コーナーであるが、どうやら時代が一周したようだ。

ある会社で新入社員の多くがパソコンの操作法を知らないためにパソコン研修を実施する必要があったとのこと。

あくまで某サイトを介して知ったことで、事実関係を確認したわけではないものの、現実にあり得ることだと私は考える。

同サイトには、常日頃スマホでしかネット通販を利用したことがないJK女子高生が、スマホが使えない状況下で友人のパソコンを使って普段通りにネット通販を利用しようとしたところ、画面上の情報量が多すぎてウザく感じた上に、結局買い物ができなかったという顛末の記載もあった。

もしかして本当の話だとしたら、「大丈夫か、あんたの脳味噌」と老婆心ならぬ老爺心に胸騒ぎを覚える私だった。(嘘)

どちらのケースもネット時代の日常生活がスマホだけで事足りてしまうために、必ずしも必要としないパソコンのスキルが身についていない新世代が登場したということだと推察する。

パソコン知らずな人達が仕事に就いた場合、職種によっては支障をきたすだろうと思われる。

ここでも、テクノロジーの進化に反比例して人間は退化する、という原理が表出している。

私が幼少の頃、明るさセンサーなど無く、東京の住宅地にある街灯は通行人がタイミングを見計らって手動で点灯消灯していたのだ。(関係なし)

だいたいスマホみたいな、ちっちゃな画面ばかり見ていたらスケールの小さな人間になってしまうに違いない。

と、例によって得意技の独善的断定(ジジイの決め付け)を結論として終わりたい。(笑)


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