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用心棒の信頼度

No.63(2003.06.24)

以前に突然OSが立ち上がらなくなるという不具合が起きた時のことを連載しました。

最終回で、原因として一番疑わしいのは不具合発生の直前にインストールしたNorton Internet Security 2003と、Norton SystemWorks 2003だとしました。

あれから半年経った今もその疑念を拭いきれません。

理由の一つは、その不具合が起きた以降に10回に1回くらいの割合でOSが正常に起動しないことがあり、その際に通常ならOSと同時に起動しているはずの上記二つのソフトも起動していないことがタスクバーの表示で明らかだからです。

通常または強制の再起動を行なえばスキャンディスクを実行後に正常にOSが起動するので、大事には至らないためにそのまま使い続けています。

また、以前にも書きましたがNorton Internet Security 2003はしょっちゅうLiveUpdateで更新しているので、もしそのソフト自体に不具合があったとしても秘密裏に修正してしまえます。

この点にもマイクロソフト社に対するものと同種の胡散臭さを感じます。

ウィルス情報を頻繁に更新していたお陰で滑り込みセーフでウィルス感染を逃れた経験のある私は、このLiveUpdateという更新作業を自動ではなく手動でほぼ毎日行なっています。

1週間ほど前に行なった更新の後に、メールの送受信をする際にあるプログラムが動作するという警告メッセージが表示されるようになりました。

見ると何をするのかは不明ながらディスク上の位置と名称から二つのソフトの関連プログラムであることが分かりました。

自分で警告を発してどうする!?

っと、半ば呆れはしたものの低危険度となっていたので毎回許可しています。(苦笑)

裏でこっそり何をやっているんだか。

私がメーラーとしてEdMaxを使っているからこのような警告メッセージが表示されるのでしょうか。

マイクロソフト社のメーラーをそのまま使っている場合はどうなるのか知りたいところです。

この手のセキュリティー・ソフトは使っているパソコンをウィルスや不正侵入者から守ってくれる言わば用心棒のようなものです。

危険がなければ用心棒など不要なわけですから、どうしても仕事が欲しい用心棒が自ら危険な状態を事前に作りだしておくという自作自演をする可能性は十分にあり得ます。

そんな風に勘ぐられたくないのであれば、怪しい行動(動作)は極力控えるようにすべきでしょう。


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