トップページへ

ムカデに咬まれる

No.94(2017.07.04)


異常気象が毎年恒例となってから何年経ったでしょうか。当地では梅雨明けしないうちから猛暑となっています。

先日のこと、日中非常に暑かったためか就寝前にはずいぶんと涼しくなったように思い、寝室の窓を少しだけ開けて眠りにつきました。

夜中の3時ごろに蒸し暑くて目が覚め、寝苦しさを感じ、そうか今夏初の熱帯夜だったのだとその時気付きました。(にぶっ)

姿勢を変えれば寝付けるかも、と寝返りをうったところ、、、

左足の脛の辺りにチクッっという軽い痛みを感じました。

明らかに蚊に刺されたのとは異なる感覚だったため、どんな虫か確かめておこうと天井灯を着けて掛けていた綿毛布をはいでみました。

そこにいたのは体長13cm程のムカデでやんした。(泣)

電光石火のごとく飛び起き大声で連れ合いを目覚めさせている間に、ムカデは私の枕に向かって全力疾走しました。

幸いなことにムカデ君は頭部を枕の下に突っ込んで一安心したのか、お尻の方を出しっぱなしにしたまま留まっていました。

こんな事態に備えて用意しておいた打撃部分が金属製のハエたたきを急いで取りにいく私。

ハエたたきを手に戻るやいなや枕を持ち上げ、驚いたムカデが畳に移動したところで一撃必殺。

でも即死しなかったので怒り狂った私は制止する連れ合いの声も耳に入らず狂気乱打。(盛ってます)

とどめを刺した後、ムカデの死体を窓から外に捨て、もうムカデはいないだろうなと布団の下などを確かめてから、室内を少しでも涼しくすべく窓を全開にして再び眠りにつきました。

連れ合いだけは。(苦笑)

ムカデに咬まれるのが初めてだった私は、興奮して目がさえてしまい朝まで眠ることができませんでした。

翌日咬まれたところを見ると、針穴のような跡が二か所あり、確かにムカデに咬まれたのだと納得する私。

ムカデが本気で毒を注入しなかったお蔭か、それとも私がムカデの毒に対して比較的強かったのかは分からないものの、痛みは全くなく翌々日になって少し赤く腫れただけですみました。

それからというもの、蒸し暑い夜は窓を全開にして、枕元にハエたたきを置いて寝ています。


前に戻る 目次へ戻る 次を読む