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他人の処方薬で大火傷 (3)

No.88(2015.04.15)


痛みは時間とともに激しさを増すばかりでいよいよ耐え忍ぶのが辛くなってきました。

身体を動かさずにいても連続した激痛を感じるからです。

今までに経験したことのある痛みの中では火傷の痛みと似てはいても程度が違い過ぎます。

仕方がないので身体を丸めて石のように固まった姿勢でいました。

以下は再現写真です。

ガメラのポーズで我慢(jpg,787k)
痛みに耐えて石となる(再現写真)

柔軟性のある身体で良かった。(苦笑)

ちょうど少し前に平成ガメラ3部作の1、2を見ていた私は、思わず水中で傷の回復を待つガメラを思い出していました。

こんな姿勢で痛みを感じながら何故か頭に浮かんだのは、「ナパーム弾」、「マスタードガス」という兵器の名前でした。

殺傷能力がどの程度かは知らないものの、殺し切れない場合には火傷をさせて痛みを与える兵器だったと私が記憶していたからでしょう。

もっともそれが正確な知識なのかどうかは分かりませんが。

相手を屈服させるために、激烈な痛みを与えるというのは有効な手段である、ということを残念ながら認めざるを得ません。

世界のニュースで戦闘地域の負傷した人達の映像を見ることはありますが、体験なしに痛みを想像することは不可能だと今回確信しました。

本当にそんなに痛かったのか。

とお疑いの方向けに、このページの一番下に患部の写真を載せますので、想像を試みてみて下さいな。

かなりグロいと思いますので、見たくない方はここまでで読むのを止めて下さい。

さて、痛みに対処するために何をすべきか考えました。

薬でこの様な状態になったことから、病院に行くという選択肢は最初から除外していた私。

私の頑固さを熟知している連れ合いのことですから、病院に行ったら、とは決して言いません。(苦笑)

彼女が、試しに塗ってみたらと提案したのは、某化粧品メーカーの美肌オイルで、成分には深海鮫のスクアレンが含まれているというものです。

そのオイルを手の平にのばしてから、そっと患部に塗ってみました。

幾分痛みが和らいだことは確かでしたが、痛みに耐えるためにじっとしていたいという状態に変わりはありませんでした。

それを見ていた連れ合いが、傷の治りが早くなる温泉があったことを思い出し、行ってみたらと勧めてきました。

薬品火傷にも効果があるのかどうか、まずは電話で確かめてみようと私は思いました。

続きは次回ということで、一番ひどかった時の患部の写真を載せます。

右わき腹を斜め後ろから撮影した写真です。

見て不快になったら悪しからず、ということでお願いします。

薬品火傷の患部(jpg,780k)
一番醜い時の患部


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