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ヨーグルトメーカー要らず

No.33(2003.05.20)


我家では牛乳は全然飲みませんし卵も年に数回しか食べないという食生活です。また市販のドレッシングやマヨネーズも使いません。ドレッシングはその都度作っていますが、なるべく卵を使いたくないのでマヨネーズを作ることができません。

昨年の初夏に連れ合いと家電量販店に行き一緒にブラブラと店内を見ていたら突然連れ合いが、ヨーグルトメーカーを買わないと、と言い出しました。

何故ならちょうどその頃私達がマヨネーズ風の味を楽しみたくなってきていたからです。

連れ合いが料理教室で習った卵を使わないマヨネーズ風調味料を作る際の原料は胡麻ペーストを主体としたものでしたが、それだとちょっと重過ぎて暖かい時期には向かないと私達は感じていました。

そこで連れ合いが思い付いたのが、そこに豆乳ヨーグルトを加えればもっと軽くなり、しかも酸味も増してより美味しくなるのではないかということでした。

要するに美味しいマヨネーズ風調味料を作るために必要な豆乳ヨーグルトを作るためにヨーグルトメーカーが必要になったのです。

商品は2種類しかなく片方は電源不要で保温するタイプでもう片方は電源を用いて温度を一定に保つものでした。

保温するだけでは何だか心許ないので後者の東芝製(TYM-110)の方を買うことにしました。

後日種菌を買いにデパートに行ってみるとメイトーのヨーグルト種菌とホームメイド・ケフィアの2種類があったので両方買い求めました。

家に帰ってからそれぞれの説明書を読んでみたところ、メイトーの種菌はヨーグルトメーカーを必要としますがケフィアの方は室温でできると書いてあるではありませんか。

天然酵母パンを作る際に悩まされた発酵時の温度管理の問題がパン焼き器を使うことで一気に解決された経験をそれまでにしていたとはいえ、商品として売られているヨーグルト種菌をよく調べもしないうちにヨーグルトメーカーを買ってしまったのはミスでした。

実際に両者でヨーグルトを作ってみたところ、どちらも牛乳ではなく豆乳を使ってもしっかり発酵してくれました。

作る手間はヨーグルトメーカーを使う方が容器の熱湯消毒をしたり豆乳を移し変えたりしなければならないので面倒です。

それに比べてケフィアの場合は、紙パックの豆乳の口を開けて菌を入れてから口を閉じ、しっかり口を押さえて軽く上下左右に振って混ぜた後にクリップなどで口を閉じて置いておくだけ、という手軽さです。

味の方はどうかというと、どちらもできたては豆乳の大豆臭さが少し残っているものの一日置けば消えます。メイトーの方が酸味が強く好みにもよりますがヨーグルトが苦手な人だったらケフィアの方が断然食べ易いと感じました。

私達二人ともそのまま食べてみてケフィアの方が好みに合っていたので益々ヨーグルトメーカーを買ったことを後悔してしまいました。

知り合いが当時田舎でも話題になり始めていたカスピ海ヨーグルトを作り続けていることを知ったのはその数日後でした。

牛乳を原料に注ぎ足し注ぎ足し作っていたその知り合いから、カスピ海ヨーグルトを少し分けてもらい豆乳で試したところ、これまた問題なく発酵してくれ、しかも食べ易く美味しい味でした。

っだもんで、それからというものカスピ海ヨーグルトが我家の主流に落ち着いてしまいましたとさ。

この項を書くに先立って冷蔵庫の中を調べたところメイトー、ケフィアともにまだ残っていて賞味期限が迫っていました。何てこったい!

どうやら「ヨーグルトメーカー要らず」だけではなく「ヨーグルト種菌要らず」、でもあったようです。

っと思ったものの、なんせカスピ海ヨーグルトは注ぎ足し注ぎ足しですから菌の状態が変化してしまっている可能性もあります。

ヨーグルトをそのまま食べても美味しい気候になってきましたので、再びメイトー、ケフィアと食べ比べてみる必要があるかもしれません。


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